「despite」と「in spite of」に違いはありますか?

「 despite」の方が「in spite of」よりフォーマルな表現です。 両方とも「〜にも関わらず」という意味を持ち、一般的に口頭より書面で使用されます。尚、一般的に名詞(句)が続きます。

The game continued despite the heavy rain.

The game continued in spite of the heavy rain.

その試合は、激しい雨にも関わらず続いた。

名詞(句)の代わりに動名詞が使用されることもあります。

Despite achieving his goals, he wasn’t promoted.

In spite of achieving his goals, he wasn’t promoted.

彼は目標を達成したにも関わらず、昇進しなかった。

また、「despite」と「in spite of」の後にthat節を続ける場合、that節の前に「the fact」が必要になります。

He was late to work despite the fact that he woke up early.

He was late to work in spite of the fact that he woke up early.

彼は早く起きたにも関わらず、仕事に遅刻した。

因みに、「out of spite」は「腹いせに、悪意で」という意味になります。

He broke the car window out of spite.

彼は悪意で車の窓を割った。

参考:Cambridge Dictionary

難易度:7/10
関連リンク:文中の「; however,」と「, however,」、どちらが正しいですか?

「3人以上の間」で「お互いの〜」といいたい場合、「one another’s」と「one anothers’」のどちらが正しいですか?

「one another」は単数形の名詞句である為、所有格にする場合は「’s」を続けて「one another’s」となります。

Adam, Mike and Jane have one another’s phone numbers. ◯

Adam, Mike and Jane have one anothers’ phone numbers. X

Adam、Mike、Janeはお互いの電話番号を持っている。

難易度:5/10
関連リンク:「waitress’ schedule」と「waitress’s schedule」、どちらが正しいですか?

「check-in」と「check in」の両方を見かけますが、入れ替えて使用することは可能ですか?

いいえ、入れ替えて使用することはできません。

「check-in」の場合、名詞または形容詞になります。また、「check in」のように二つの単語で表す場合、句動詞になります。

check-in」が名詞の場合:

There was a problem with the check-in.

チェックインに問題があった。

check-in」が形容詞の場合:

He’s looking for the check-in button on his app.

彼は、アプリでチェックインする為のボタンを探している。

※「checkout」、「checkup」は一単語として使用されますが、「checkin」は使用されません

check in(句動詞)の場合:

He always checks in to his flights from his smartphone.

彼はいつもスマホから飛行機にチェックインをしている。

参考:Grammarist

難易度:7/10
関連リンク:「login」と「log in」の両方を見かけますが、入れ替えて使用することは可能ですか?

関係副詞「where」と「when」の代わりに「in which」を使用した場合、「in which」の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

in which」の後に続く形容詞節制限用法非制限用法かによって「,」の必要有無が異なります。

①「in which」の後に続く形容詞節制限用法(修飾する先行詞を特定する)の場合、「,」は必要ありません。

The city in which he was born will host the Olympics.

名詞「the city」だけでは、「どの都市」なのか特定することができず、形容詞節「he was born」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

The time in which we went to Kyoto together remains a good memory for me.

「the time」だけでは、「どの時」なのか特定することができず、形容詞節「we went to Kyoto together」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

②「in which」の後に続く形容詞節非制限用法先行詞を特定しない)の場合、つまり、先行詞が一般名詞ではなく固有名詞や特定された名詞の場合、形容詞節非制限用法になり、「,」は必要になります。

Tokyoin which he was born, will host the Olympics.

「the city」の場合と違い、「Tokyo」のように「どの都市」なのか特定されている為、形容詞節「he was born」が「どの都市」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

Summer of 2010in which we went to Kyoto together, remains a good memory for me.

「the time」の場合と違い、「Summer of 2010」のように「どの時期」なのか特定されている為、形容詞節「we went to Kyoto together」が「どの時期」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

※形容詞節の後にも「,」が必要です。

因みに関係副詞には「where」、「when」、「why」があります。

難易度:8/10
関連リンク:関係副詞の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

「short term」と「short-term」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

①「short term」( 「-(ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「short(短い)」が名詞「term(期間)」を修飾して、「短期、短い期間 」という意味を持つ名詞句になります。

The company will struggle at least in the short term.

その会社は、少なくとも短期では苦戦するだろう。

②「short-term」(「-(ハイフン)」有り)の場合:

「短期的な、短期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on short-term goals.

新しいCEOは短期的な目標をより重視している。

難易度:6/10
関連リンク:年齢を表す際に、「-(ハイフン)」が入っている場合と入ってない場合を見かけるのですが、それらの違いはなんですか?

「in a way」、「in the way」、「on the way」は、それぞれどういう意味ですか?

①「in a way」は「ある意味」という意味を持つ副詞句です。

He’s right in a way.

彼はある意味正しい。

②「in the way」は「邪魔である」という意味を持つ前置詞句です。

The chair is in the way.

その椅子は邪魔である

③「on the way」は「〜に向かう途中」という意味を持つ副詞句でもあり、「間も無く到着する」という意味を持つ前置詞句でもあります。

He saw a car accident on the way to the office.

彼はオフィスに向かう途中で交通事故を目撃した。

The package is on the way.

荷物は間も無く到着する

因みに、「on a way」は「decide on」のような句動詞に、名詞句「a way」が目的語として続くパターンで一般的に使用されます。

They will decide on a way to divide the budget.

彼らは、予算を分ける方法を決める予定である。

They have to work on a way to increase sales.

彼らは、売れ上げを上げる方法に取り組まなければいけない。

難易度:6/10
関連リンク:「行く途中で」といいたい場合、どのようにいえばよいですか?

「(消耗品など)を使い切った」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「使い切る」という意味を持つ句動詞「use up」または「finish up」の過去形を使用して表します。

従って、「Aさんは〇〇を使い切った」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ used up + 〇〇(使い切った消耗品/目的語)」

※「used up」は「finished up」と入れ替えることも可能です

Adam used up the dressing.

Adam finished up the dressing.

Adamは、そのドレッシングを使い切った。

また、上記の目的語「the dressing」を「used/finished」と「up」の間に入れることも可能です。

Adam used the dressing up.

Adam finished the dressing up.

尚、目的語が「the dressing」ではなく「it」などの代名詞の場合、その代名詞は「used/finished」と「up」の間に入れる必要があります。

Adam used it up. ◯

Adam finished it up. ◯

Adam used up it. X

Adam finished up it. X

最後に、「Adamは、そのドレッシングを2ヶ月で使い切った」のように「2ヶ月で」という情報を追加したい場合、副詞句「in 2 months」を節の後に置きます。

Adam used up the dressing in 2 months. / Adam used the dressing up in 2 months.

Adam finished up the dressing in 2 months. / Adam finished the dressing up in 2 months.

難易度:6/10
関連リンク:「〇〇はかさばる(場所を取る)」といいたい場合、どのようにいえばよいでしょうか?

「お互い」を意味する「each other」を所有格にする場合、「each other’s」と「each others’」のどちらが正しいですか?

「each」の後には単数形の名詞が続く為、「each other」は単数形の名詞句です。従って、所有格にする場合は、「’s」を続けて「each other’s」となります。

The two countries attacked each other’s warships. ◯

The two countries attacked each others’ warships. X

両国はお互いの戦艦を攻撃した。

難易度:5/10
関連リンク:「お互い」という意味を持つ「each other」ですが、前置詞は必要ですか?

関係副詞の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

関係副詞の後に続く形容詞節制限用法非制限用法かによって「,」の必要有無が異なります。

関係副詞の後に続く形容詞節制限用法(修飾する先行詞を特定する)の場合、「,」は必要ありません。

The castle where we visited is now under restoration.

名詞「the castle」だけでは、「どの城」なのか特定することができず、形容詞節「we visited」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

The time when we went to Kyoto together remains a good memory for me.

「the time」だけでは、「どの時」なのか特定することができず、形容詞節「we went to Kyoto together」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

関係副詞の後に続く形容詞節非制限用法先行詞を特定しない)の場合、つまり、先行詞が一般名詞ではなく固有名詞や特定された名詞の場合、形容詞節非制限用法になり、「,」は必要になります。

Kumamoto Castle, where we visited, is now under restoration.

「the castle」の場合と違い、「Kumamoto Castle」のように「どの城」なのか特定されている為、形容詞節「we visited」が「どの城」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

Summer of 2010, when we went to Kyoto together, remains a good memory for me.

「the time」の場合と違い、「Summer of 2010」のように「どの時期」なのか特定されている為、形容詞節「we went to Kyoto together」が「どの時期」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

※形容詞節の後にも「,」が必要です。

因みに関係副詞には「where」、「when」、「why」があります。

難易度:8/10
関連リンク:「one of my friends who live in Osaka」と「one of my friends who lives in Osaka」はどちらが正しいですか?