関係代名詞「that」と「which」は両方とも節を修飾できますか?

いいえ、「which」のみ「,(コンマ)」を伴ってを修飾することが可能です。

He walked out of the meeting, which surprised everyone. ◯

彼は会議を途中で退室し、みんなをびっくりさせた。

He walked out of the meeting that surprised everyone. X

上記の場合、関係代名詞「that」は先行詞「the meeting」のみを修飾する為、以下のような意味になってしまいます。

He walked out of the meeting that surprised everyone.

彼は、みんなをびっくりさせた会議を途中で退室した。

難易度:8/10
関連リンク:関係代名詞の「that」と「which」の違いは何ですか?

「a little bit」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。尚、どの場合でも「bit」は省略することが可能です。

①「a little bit」が形容詞を修飾する場合:

形容詞の前にきます。

It’s a little (bit) expensive.

それは少し高価である。

a little bit」がを修飾する場合:

副詞の前にきます。

He finished his job a little (bit) early.

彼は仕事を少し早く終わらせた。

a little bit」が目的語を持たない自動詞の節を修飾する場合:

自動詞の後にきます。

He exercises a little (bit).

彼は少し運動をする。

④「a little bit」が目的語を持つ自動詞の節を修飾する場合:

自動詞または目的語の後にきます。

He exercises in the morning a little (bit).

He exercises a little (bit) in the morning.

彼は朝少し運動をする。

⑤「a little bit」が他動詞の節を修飾する場合:

目的語の後にきます。

He studied English a little (bit).

彼は英語を少し勉強した。

⑥「a little bit」が「of」を伴って不可算名詞を修飾する場合:

不可算名詞の前にきます。

※加算名詞を修飾することはできません

He needs a little bit of help to finish the project.

彼はそのプロジェクトを終わらせるのに少しの助けが必要である。

上記の場合、「a little bit of」の「bit of」を省略することも可能です。

He needs a little bit of help to finish the project.

難易度:7/10
関連リンク:「a lot」は文のどこに位置されますか?

「cloth」、「cloths」、「clothes」はそれぞれどのような意味を持ちますか?

それぞれ以下のような意味を持ちます。

①「cloth」は「布、生地」という意味を持つ名詞の単数形になります。

The designer found the perfect cloth for the new dress.

そのデザイナーは、新しいドレスにピッタリの生地を見つけた。

②「cloths」は「布、生地」という意味を持つ名詞の複数形になります。

The tailor sewed the cloths together.

その仕立て屋は、それらの生地を縫い合わせた。

③「clothes」は「洋服」という意味を持つ名詞の複数形になります。

The clothes that he was hang-drying outside got wet.

彼が外で干していた服が濡れてしまった。

因みに「clothing」は「衣類、服装」という意味を持つ不可算名詞、または「服飾の〜」という意味を持つ形容詞になります。

Clothing is important if you want to make a good first impression.

良い第一印象を与えたいなら、服装は重要である。

His dream was to become a clothing designer.

彼の夢は服飾のデザイナーになることだった。

尚、「clothes(洋服)」に単数形はないので、「一枚/着の洋服」といいたい場合は、「an article of clothing」または「a piece of clothing」といいます。

難易度:6/10
関連リンク:洋服などを試着するときの「fit」と「match」の違いは何ですか?

「Olympic」と「Olympics」はどちらが正しいですか?

どちらも正しいですが、品詞が異なります。

Olympic」は「オリンピックの〜」という意味を持つ形容詞です。

Basketball has been an Olympic event since 1936.

バスケットボールは1936年以来オリンピックの種目である。

一方、「Olympics」は「オリンピック大会」という意味を持つ名詞です。

The Olympics will be held in Paris and Los Angeles in 2024 and 2028, respectively.

オリンピック大会は、2024年にパリ、2028年にロサンゼルスで開催される。

尚、上記の「Olympics」を「Olympic Games」と入れ替えることも可能です。

The Olympic Games will be held in Paris and Los Angeles in 2024 and 2028, respectively.

参考:AP Style

難易度:6/10
関連リンク:「quarter」は「1/4」という意味なのに、なぜトーナメントなどで8チームが残っているにも関わらず、「準々決勝」のことを「quarterfinals」というのですか?

「それぞれの〜」という意味を持つ「respective」の後に来る名詞は単数形ですか?それとも複数形ですか?

「respective」の後に来る名詞は複数形になります。

The treaty must be signed by the respective countries to take effect.

その条約が有効になるには、それぞれの国に署名される必要がある。

尚、同じく「それぞれの〜」という意味を持つ「each」の後に来る名詞は単数形になります。

The treaty must be signed by each country to take effect.

難易度:7/10
関連リンク:「none」は単数扱いですか?それとも複数扱いですか?

「a lot」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。

a lot」が副詞句の場合:

自動詞の節を修飾する場合、自動詞の後にきます。

He talks a lot.

彼はたくさん話す。

他動詞の節を修飾する場合、目的語の後にきます。

She studies math a lot.

彼女は数学をたくさん勉強する。

a lot」が名詞句の場合:

他動詞目的語の場合、その他動詞の後にきます。

He drinks a lot (of alcohol).

彼はたくさん(のお酒を)飲む。

主語の場合、動詞の前にきます。

A lot (of information) isn’t necessarily good.

たくさん(の情報)は良いとは限らない。

a lotが「of」を伴った限量詞句の場合:

名詞の前にきます。

The drink contains a lot of sugar.

その飲み物は、たくさんの砂糖を含んでいる。

難易度:6/10
関連リンク:「a lot of」と「lots of」の違いは何ですか?

「それは無駄である」といいたい場合、どのように表しますか?

一般的に以下のように表します。

It(主語)+ is(be動詞の現在形)+ a waste

It is a waste.

尚、「それは〇〇の無駄である」といいたい場合、一般的に以下のように表します。

It(主語)+ is(be動詞の現在形)+ a waste + of + 〇〇(名詞)」

It is a waste of money.

それはお金の無駄である。

尚、「〜することは〇〇の無駄である」といいたい場合、一般的に以下のように表します。

It(主語)+ is(be動詞の現在形)+ a waste + of + 〇〇(名詞)+ するのが無駄なこと(to不定詞)」

It is a waste of time to complain.

文句を言うことは時間の無駄である。

尚、動名詞主語にして以下のように表すことも可能です。

Complaining is a waste of time.

難易度:6/10
関連リンク:「それは〇〇の価値がある」といいたい場合、「it’s worth」と「its worth」のどちらを使用して表すことができますか?

「short run」と「short-run」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

①「short run」( 「-(ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「short」が名詞「run」を修飾して、「短期、短い期間」という意味を持つ名詞句になります。

The company will reap benefits from this investment in the short run.

その会社はこの投資から短期で利益を得るだろう。

②「short-run」(「-(ハイフン)」有り)の場合:

「短期的な、短期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on short-run profitability.

その新しいCEOは短期的な収益性をより重視している。

難易度:6/10
関連リンク:「長い期間」を表したい場合、「long term」と「long-term」、どちらが正しいですか?

「as tall as me」と「as tall as I」、どちらが正しいですか?

どちらも正しいです。二つ目の「as」の品詞(前置詞接続詞)により続く単語が決まります。

二つ目のas」が前置詞の場合:

前置詞の後には名詞(句)のみを続けることができるので、「me」が続きます。

He is as tall as me.

二つ目のas」が接続詞場合

接続詞の後には節(主語 + 動詞)のみを続けることができるので、「I am」が続きます。尚、動詞「am」は口語では省略されることが多いです。

He is as tall as I (am).

口語では、「as me」の方が「as I」よりよく使用されます。

難易度:7/10
関連リンク:「taller than me」と「taller than I」、どちらが正しいですか?

「comeback」と「come back」は入れ替えて使用することは可能ですか?

「comeback」の場合、名詞または形容詞になります。また、「come back」のように二つの単語で表す場合、句動詞になります。従って、入れ替えて使用することはできません。

comeback」が名詞の場合:

Everyone is waiting for his comeback.

みんな彼の復帰を待っている。

comeback」が形容詞の場合:

The tickets for the player’s comeback game are already sold out.

その選手の復帰試合のチケットは既に完売している。

come back句動詞の場合:

Everyone at the office is waiting for him to come back to work.

職場の皆は、彼が仕事に復帰するのを待っている。

難易度:6/10
関連リンク:レストランなどでよく耳にする「goes with」と「comes with」の違いは何ですか?