「in depth」と「in-depth」の違いは何ですか?

文での役割が異なります。「in depth」は副詞として使用され、「in-depth」は形容詞として使用されます。

①「in depth」は、前置詞in」と名詞depth」で構成されていて、「徹底的に」という意味の副詞句となります。

We discussed the problem in depth.

私たちは、その問題について徹底的に話し合った。

②「in-depth」の様に「in」と「depth」の間に「-(ハイフン)」が入る場合は、「徹底的な」という意味の複合形容詞となります。

We had an in-depth discussion about the problem.

私たちは、その問題について徹底的な話し合いを行った。

難易度:7/10
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「short run」と「short-run」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

①「short run」( 「-(ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「short」が名詞「run」を修飾して、「短期、短い期間」という意味を持つ名詞句になります。

The company will reap benefits from this investment in the short run.

その会社はこの投資から短期で利益を得るだろう。

②「short-run」(「-(ハイフン)」有り)の場合:

「短期的な、短期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on short-run profitability.

その新しいCEOは短期的な収益性をより重視している。

難易度:6/10
関連リンク:「長い期間」を表したい場合、「long term」と「long-term」、どちらが正しいですか?

「ドタキャン」といいたい場合、どのようにいえば良いでしょうか?

一般的に「last-minute cancellation」といいます。

「last-minute」は、「(時間的に)直前の、ギリギリの」という意味になります

※複合形容詞の為、「-(ハイフン)」が必要です

We were able to get a table at a popular restaurant for tomorrow night because there was a last-minute cancellation.

ドタキャンがあった為 、人気のレストランで、明日の夜の予約を取ることができた。

尚、「Aさんは、ドタキャンした」といいたい場合は、一般的に以下のように表します。

「Aさん(主語)+ canceledat the last minute
※上記の場合、「at the last minute」は副詞句である為、「-(ハイフン)」は必要ありません

Tom canceled at the last minute.

Tomは、ドタキャンした。

「Aさん(主語)+ canceled予定(目的語)at the last minute

Tom canceled the meeting at the last minute because he wasn’t feeling good.

Tomは気分が良くなかった為、会議をドタキャンした。

(参考)

「ドタキャンして、すいません」といいたい場合は、

「I’m sorry for the last-minute cancellation」あるいは

「I’m sorry for canceling at the last minute」といいます。

難易度:6/10
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「Takahashi-Johnson」のように「-(ハイフン)」で二つの名字(姓)が構成されている名字を見かけることがありますが、順番にルールはありますか?

アメリカでは結婚後に自分の名字とパートナーの名字を複合する例があります。

法的に好きな名前(姓名問わず)に変えることも出来る為、どちらの名字が先に来なければいけないというルールはありません。一般的(伝統的)に旧姓が先に来ます。

※ほぼすべての州で、誤解を招くような名前(有名人の名前等)や意図的に混乱させたり、または暴力、人種差別、脅迫、わいせつな行為を誘発する名前に変更することは出来ません。

難易度:—
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「長い期間」を表したい場合、「long term」と「long-term」、どちらが正しいですか?

両方とも正しいです。ただし、使い分ける必要があります。

「long term」と「-(ハイフン)」がなく二つの単語である場合:

形容詞「long(長い)」が名詞「term(期間、時間)」を修飾して、「長い期間、長期」という意味になります。

The company’s success will be evaluated in the long term.

会社の成功は長期にわたって評価される。

「long-term」と「-(ハイフン)」で二つの単語が繋がっている場合:

「長期的な、長期の〜」という意味を持つ複合形容詞(2語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The company’s long-term goal is to open 100 stores nationwide.

その会社の長期の目標は、全国で100店舗をオープンさせることである。

難易度:7/10
関連リンク:「再」という意味を持つ接頭辞である「re」の後に、「-(ハイフン)」は必要ですか?

「ひいおじいちゃん」は「great grandfather」と表記しますか?

いいえ、「great grandfather」だと、「偉大なおじいちゃん」になってしまいます。「ひいおじいちゃん」と表記したい場合、「great-grandfather」と、「great」と「grandfather」の間に、「-(ハイフン)」を入れます。ハイフンがないことにより、「great」は「偉大な」という意味を持つ形容詞となり、「grandfather」を修飾します。

His great grandfather was the mayor of the city.

彼の偉大なおじいちゃんは、市長だった。

His great-grandfather was the mayor of the city.

彼のひいおじいちゃんは、市長だった。

難易度:5/10
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「再」という意味を持つ接頭辞である「re」の後に、「-(ハイフン)」は必要ですか?

一般的に以下二つの場面で「-」が必要になります。

①「e」で始まる単語の前に「re」を付ける場合:

例)
reelect X
re-elect ◯

reenter X
re-enter ◯

reexamine X
re-examine ◯

②ハイフンを付けないと他の単語と重複してしまう場合:

例)
「Re-sign(再度サインする)」の場合、「resign(辞職する)」という単語が存在する為、「-」が必要になります。

他の例)
re-form(再度形成する)/ reform(改革する)
re-sent(再度送った)/ resent(憤る)

例えば、「reissue(再度発行する)」の場合、「reissue」という既存の単語は存在しない為、「-」は必要ありません。

難易度:5/10
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