「Olympic」と「Olympics」はどちらが正しいですか?

どちらも正しいですが、品詞が異なります。

Olympic」は「オリンピックの〜」という意味を持つ形容詞です。

Basketball has been an Olympic event since 1936.

バスケットボールは1936年以来オリンピックの種目である。

一方、「Olympics」は「オリンピック大会」という意味を持つ名詞です。

The Olympics will be held in Paris and Los Angeles in 2024 and 2028, respectively.

オリンピック大会は、2024年にパリ、2028年にロサンゼルスで開催される。

尚、上記の「Olympics」を「Olympic Games」と入れ替えることも可能です。

The Olympic Games will be held in Paris and Los Angeles in 2024 and 2028, respectively.

参考:AP Style

難易度:6/10
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「それぞれの〜」という意味を持つ「respective」の後に来る名詞は単数形ですか?それとも複数形ですか?

「respective」の後に来る名詞は複数形になります。

The treaty must be signed by the respective countries to take effect.

その条約が有効になるには、それぞれの国に署名される必要がある。

尚、同じく「それぞれの〜」という意味を持つ「each」の後に来る名詞は単数形になります。

The treaty must be signed by each country to take effect.

難易度:7/10
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「a lot」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。

a lot」が副詞句の場合:

自動詞の節を修飾する場合、自動詞の後にきます。

He talks a lot.

彼はたくさん話す。

他動詞の節を修飾する場合、目的語の後にきます。

She studies math a lot.

彼女は数学をたくさん勉強する。

a lot」が名詞句の場合:

他動詞目的語の場合、その他動詞の後にきます。

He drinks a lot (of alcohol).

彼はたくさん(のお酒を)飲む。

主語の場合、動詞の前にきます。

A lot (of information) isn’t necessarily good.

たくさん(の情報)は良いとは限らない。

a lotが「of」を伴った限量詞句の場合:

名詞の前にきます。

The drink contains a lot of sugar.

その飲み物は、たくさんの砂糖を含んでいる。

難易度:6/10
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「それは無駄である」といいたい場合、どのように表しますか?

一般的に以下のように表します。

It(主語)+ is(be動詞の現在形)+ a waste

It is a waste.

尚、「それは〇〇の無駄である」といいたい場合、一般的に以下のように表します。

It(主語)+ is(be動詞の現在形)+ a waste + of + 〇〇(名詞)」

It is a waste of money.

それはお金の無駄である。

尚、「〜することは〇〇の無駄である」といいたい場合、一般的に以下のように表します。

It(主語)+ is(be動詞の現在形)+ a waste + of + 〇〇(名詞)+ するのが無駄なこと(to不定詞)」

It is a waste of time to complain.

文句を言うことは時間の無駄である。

尚、動名詞主語にして以下のように表すことも可能です。

Complaining is a waste of time.

難易度:6/10
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「short run」と「short-run」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

①「short run」( 「-(ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「short」が名詞「run」を修飾して、「短期、短い期間」という意味を持つ名詞句になります。

The company will reap benefits from this investment in the short run.

その会社はこの投資から短期で利益を得るだろう。

②「short-run」(「-(ハイフン)」有り)の場合:

「短期的な、短期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on short-run profitability.

その新しいCEOは短期的な収益性をより重視している。

難易度:6/10
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「as tall as me」と「as tall as I」、どちらが正しいですか?

どちらも正しいです。二つ目の「as」の品詞(前置詞接続詞)により続く単語が決まります。

二つ目のas」が前置詞の場合:

前置詞の後には名詞(句)のみを続けることができるので、「me」が続きます。

He is as tall as me.

二つ目のas」が接続詞場合

接続詞の後には節(主語 + 動詞)のみを続けることができるので、「I am」が続きます。尚、動詞「am」は口語では省略されることが多いです。

He is as tall as I (am).

口語では、「as me」の方が「as I」よりよく使用されます。

難易度:7/10
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「comeback」と「come back」は入れ替えて使用することは可能ですか?

「comeback」の場合、名詞または形容詞になります。また、「come back」のように二つの単語で表す場合、句動詞になります。従って、入れ替えて使用することはできません。

comeback」が名詞の場合:

Everyone is waiting for his comeback.

みんな彼の復帰を待っている。

comeback」が形容詞の場合:

The tickets for the player’s comeback game are already sold out.

その選手の復帰試合のチケットは既に完売している。

come back句動詞の場合:

Everyone at the office is waiting for him to come back to work.

職場の皆は、彼が仕事に復帰するのを待っている。

難易度:6/10
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関係代名詞「who(m)」の前に「,」は必要ですか?

関係代名詞「who(m)」の後に続く形容詞節制限用法非制限用法かによって「,」の必要有無が異なります。

① 関係代名詞「who(m)」の後に続く形容詞節制限用法(修飾する先行詞を特定する)の場合、「,」は必要ありません。

The man who we just met used to be my colleague.

※アメリカ英語では一般的に「whom」ではなく「who」が使用されます

この文脈の場合、名詞「the man」だけでは、「どの男性」なのか特定することができず、形容詞節「we met」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

② 関係代名詞「who(m)」の後に続く形容詞節非制限用法先行詞を特定しない)の場合、つまり、先行詞が一般名詞ではなく固有名詞や特定された名詞の場合、形容詞節非制限用法になり、「,」は必要になります。

Mikewho we just met, used to be my colleague.

※アメリカ英語では一般的に「whom」ではなく「who」が使用されます

「the man」の場合と違い、「Mike」のように「どの男性」なのか特定されている為、形容詞節「we just met」が「どの男性」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

難易度:8/10
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「too much」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。

①「too much」が副詞句の場合:

自動詞の節を修飾する場合、自動詞の後にきます。

He talks too much.

彼は話しすぎる。

他動詞の節を修飾する場合、目的語の後にきます。

She plays games too much.

彼女はゲームをしすぎる。

②「too much」が名詞句の場合:

目的語の場合、他動詞の後にきます。

He drinks too much (alcohol).

彼は(お酒を)飲みすぎる。

主語の場合、動詞の前にきます。

Too much (confidence) isn’t good.

過剰(な自信)は良くない。

③「too much」が限量詞句の場合:

名詞の前にきます。

The drink contains too much sugar.

※「too much」は不可算名詞の修飾にのみ使用されます

その飲み物は、過剰の砂糖を含んでいる。

④「too much」が形容詞句の場合:

動詞の後にきます。

He is too much (to handle).

彼は手に負えない。

難易度:7/10
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「long run」と「long-run」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

long run」( (ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「long」が名詞「run」を修飾して、「長期、長い期間 」という意味を持つ名詞句になります。

The company will reap benefits from this investment in the long run.

その会社はこの投資から長期で利益を得るだろう。

long-run」(「(ハイフン)」有り)の場合:

「長期的な、長期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on long-run cost performance.

新しいCEOは長期的な費用対効果をより重視している。

難易度:6/10
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