関係代名詞の「that」と「which」の違いは何ですか?

両方とも関係代名詞ですが、「that」は制限節(文全体に影響を与える必要な情報を挿入する節)を紹介する時に使用され、「which」は非制限節(文全体に影響を与えることのない追加情報を挿入する節)を紹介する時に使用されます。

① 「That」を使用する制限節の場合、「that」の後に来る情報があるかないかで、文章の意味が変わってしまいます。

All shirts that have special price tags are on sale.

特別な値札が付いている全シャツはセールになっている。

All shirts that have special price tags are on sale.

全シャツはセールになっている。

「That」の後に来る「特別な値札が付いている」と言う情報があるかないかで、本文章が伝えたい意味が変わってしまいます。

② 「Which」を使用する非制限節の場合、「which」の後に来る情報は追加情報であり、あってもなくても、別に文章の意味は変わりません。

Apple, which is a global company, has stores in 20 countries.

グローバルな会社であるAppleは、20ヶ国に店を持つ。

Apple, which is a global brand, has stores in 20 countries.

Appleは、20ヶ国に店を持つ。

「Which」の後に来る「グローバルな会社である」と言う情報があってもなくても、別に本文章が伝えたい意味が変わりません。

※「Which」の非制限節の場合、「which」から始まる節の前後に「,」が必要となります。

難易度:6/10
関連リンク:関係代名詞の「that」と「who」の違いは?

「Because」と「since」の違いは?

「Because」は具体的な因果関係を表す為に使用されます。「Since」はカジュアルの場面で使用され、あることが論理的に次のことに繋がったが、直接の原因でない場合に使用されます。

The carpet got wet because Tom spilled a cup of water.

Tomが水が入ったコップをこぼした為、カーペットが濡れた。

Lisa bought a new PC since her current one is old.

今持っているパソコンが古い為、Lisaは新しいのを買った。

※上記の例の場合、Lisaはそのまま古いパソコンを使用続けたり、別の選択があった為、因果関係ではありません。

難易度:5/10
関連リンク:「Because」と「because of」の使用はどのように区別しますか?

「should」と「supposed to」の違いは何ですか?

両方とも一般的に「〜をしなければいけない」と言うような意味を持ちますが、「should」の場合、話し手が大切だと思っており、「するべき」と言うような提案であり、任意であるニュアンスが伝わります。「Supposed to」は、話し手に限らず、他の人も大切(必要)だと思っており、「するはず」だと言う義務であるニュアンスが伝わります。

John should do his homework.

Johnは宿題をするべきである

※話し手は、Johnが宿題をしなければいけないと思っているが、彼には別にそうする義務はない

John is supposed to do his homework.

Johnは宿題をするはずである

※話し手に限らず、他の人もJohnが宿題をしなければいけないと思っており、彼にはそうする義務がある

過去に振り返って、「するべきであった」または、「するはずだった」と言いたい場合は、以下のようになります。

John should have done his homework.

Johnは宿題をするべきであった。(しておけばよかった。)

John was supposed to do his homework.

Johnは宿題をするはずだった。(しなければいけなかった。)

難易度:3/10
関連リンク:「Want」と「 need」の違いは何ですか?

「Indian」は「アメリカ原住民」と「インド人」のどちらを指しますか?

「Indian」は、「ヨーロッパ人の前に北米大陸に住んでいた諸民族とその子孫」と「インドからのインド人」の両方を指します。アメリカ英語の場合、「Indian」だけですと、大抵「インドからのインド人」と解釈されます。従って、「北米大陸に住んでいた諸民族」を指す場合には、主に「Native American(ネイティブ・アメリカン)」と言います。また「American Indian(アメリカン・インディアン)」も使用されます。

難易度:3/10
関連リンク:「辛い(からい)」は、「hot」?それとも「spicy」?

「中学校」のことを「junior high school」、「高校」のことを「senior high school」と言いますか?

アメリカでは「中学校」は、「junior high school」または、「middle school」と言います。また、「高校」は「high school」になります。日本で「高校」のことを「senior high school」と表記されているのを見かけたことがありますが、アメリカでは使用されませんので、気を付けましょう。

難易度:3/10
関連リンク:「20代」と言いたい場合、何と言いますか?

前置詞の「besides」と「except」の違いは何ですか?

「Besides」は肯定の文で、「~の他に、~に追加で」の意味ですが、否定文では、「~以外で」反対の意味になります。「Except」は、肯定文・否定文ともに「~以外で」の意味です。

肯定の文章の場合:

Besides Tuesday, I’m also available on Wednesday.

火曜日の他に、私は水曜日も空いています。

I’m available everyday except Monday.

私は月曜日以外、毎日空いています。

否定の文章の場合:

「Besides」と「except」が「no」、「nothing」、「nobody」などの後に来る場合、両方とも「〜以外」と言う意味になります。

No one is going besides/except John.

John以外、誰も行かない。

There’s no color besides/except red.

以外の色はない。

難易度:5/10
関連リンク:「Too」と「either」の違いは?

「◯◯製」と言いたい場合、何と言えば良いですか?

たまに「Gucciの時計」のことを「watch of Gucci」と間違える人がいます。しかし、ブランド名は形容詞として使用されている為、「Gucci(ブランド名) + 時計(品物)」と表現します。従って、「Gucci watch」となります。

I got a Coach bag for my birthday. ※ブランド名は固有名詞の為、頭文字は大文字となります。

私は誕生日にCoachのバッグをもらいました。

難易度:3/10
関連リンク:形容詞の順番にルールはありますか?

「Can’t」と「don’t」の違いは何ですか?

両方とも否定文を作るときに使用されます。動詞の前に置き、「can’t + 動詞」で、「~(動詞)が出来ない」、「don’t + 動詞」で、「~(動詞)をしない」を意味します。

① 「Can’t」は、「~が出来ない」の意味です。能力が不足しているか、事情や環境により、アクションが実行不可能である時に使用されます。

I can’t drive.

私は運転できない。(車または、免許がないため、運転することができない。)

② 「Don’t」は、「~をしない」の意味です。能力があったとしても、自分の意思により、アクションを行わない時に使用されます。

I don’t drive.

私は運転しない。(運転はできるが、自らの意志で運転をしない、と言うことになります。)

難易度:3/10
関連リンク:助動詞としての「can」と「may」の違いは?

「Earth」の「e」は大文字ですか?それとも小文字ですか?

惑星名として固有名詞で使われる場合、大文字の「E」で「Earth」になります。また、この場合は、固有名詞である為、単語の前に「the」は必要ありません。しかし、「大地」や「土」の意味で使用される場合は、小文字の「e」で「earth」になります。

The astronauts came back to Earth after spending 2 weeks in space.

宇宙飛行士は2週間宇宙で過ごした後、地球に戻って来た。

Drilling contractors are digging up earth to discover more oil.

掘削請負業者は、より多くの石油を発見する為、大地を掘っている。

参考:AP Stylebook

難易度:6/10
関連リンク:タイトル(題名)や見出しなどで何(どの単語)が大文字になりますか?

「1930年代」と書く場合、どう表記しますか?

AP Style(アメリカで採用されている記事を書く際の基準)では、「the 1930s」となります。また、省略したい場合は、「’30s」となります。

The Great Depression lasted until the late 1930s.

世界大恐慌は1930年代後半まで続いた。

また、「1930年代前半」、「1940年代半ば」、「1950年代後半」は以下のようになります。

「1930年代前半」= 「early 1930s」

「1940年代半ば」 = 「mid-1940s」

「1950年代後半」= 「late 1950s」

難易度:3/10
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