「〜をすることにした(〜をすることを決めた)」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に動詞「decide」の過去形を使用して表します。

主語 + decidedするのを決めたこと(to不定詞)

He decided to retire.

彼は引退することにした。

尚、「〜をすることを(まだ)決めていない」といいたい場合、一般的に動詞「decide」の現在完了形の否定を使用して表します。

主語 + hasn’t/haven’t decidedするのを決めてないこと(to不定詞)

He (still) hasn’t decided to retire.

He hasn’t decided to retire (yet).

彼は(まだ)引退することを決めていない。

※「still」または「yet」を使用すると「まだ」が強調されます。

難易度:6/10
関連リンク:「私は迷っている」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

「I’ve not」と「I haven’t」を入れ替えて使用することは可能ですか?

どちらも「I have not」の短縮形であり、入れ替えて使用が可能です。

但し、「I haven’t」の方が一般的に使用されます。

I’ve not seen that movie. 〇

I haven’t seen that movie. ◎

他の短縮形についても、以下のように二通りの表現が可能です。

You’ve not seen that movie. 〇

You haven’t seen that movie. ◎

They’ve not seen that movie. 〇

They haven’t seen that movie. ◎

We’ve not seen that movie. 〇

We haven’t seen that movie. ◎

参考:The Longman Grammar of Spoken and Written English

難易度:6/10
関連リンク:「he isn’t」と「he’s not」を入れ替えて使用することは可能ですか?

「he isn’t」と「he’s not」を入れ替えて使用することは可能ですか?

どちらも「he is not」の短縮形であり、入れ替えて使用が可能です。

但し、「he’s not」の場合は、特に口頭だと「not」がはっきり発音される為、否定が強調されることもあります。

He isn’t a good listener.

He’s not a good listener.

他の短縮形についても、以下のように二通りの表現が可能です。

You aren’t a good listener.

You’re not a good listener.

They aren’t a good listener.

They’re not a good listener.

We aren’t a good listener.

We’re not a good listener.

※一般的に、フォーマルな書面では短縮形は使用されない為、「he is not」が使用されます

参考:italki.com

難易度:6/10
関連リンク:「できる」という意味を持つ助動詞「can」の否定形である「can’t」、「cannot」、 「can not」はどのように使い分けられますか?

「anymore」と「any more」は入れ替えて使用することはできますか?

文の中での役割も意味も異なる為、入れ替えて使用することはできません。

①「anymore」は副詞であり、「もう〜でない」という意味を持ちます。尚、節の終わりに来ます。

The shoes aren’t on sale anymore.

その靴はもうセール品ではない。

②「any more」は限定詞であり、否定又は疑問文で使用され「これ以上の〇〇」という意味を持ちます。尚、後に名詞が続きます。

I don’t need any more shoes.

私はもうこれ以上の靴はいらない。

Do you want any more cookies?

もう少しクッキーは如何ですか?

以下は、両単語を一つの文に使用した例文になります。

I can’t buy any more shoes because I don’t have space in my closet anymore.

もうクローゼットの中にスペースがないので、これ以上の靴は買うことができない。

※「any more」は「量」に対して使用され、「anymore」は「時間」に対して使用されます。

カジュアルな会話などで「any more」の後に形容詞が続き「もうこれ以上は〜」という意味になります。

We can’t get any more busy.

私たちはもうこれ以上忙しくなることは無理だ。

難易度:8/10
関連リンク:「あと5分」といいたい場合、「5 more minutes」と「more 5 minutes」、どちらが正しいですか?

「まだ」を意味する「still」と「yet」の使用方法に違いはありますか?

以下のような違いがあります。

①「still」は、肯定文否定文両方に使用することができます。

肯定文で使用される場合、「まだ(〜が続いている)」という意味になります。

The water is still hot.(その水は、まだ熱い)

否定文で使用される場合、「まだ(〜でない)」という意味になります。

The water still isn’t hot.(その水は、まだ熱くなっていない)

②「yet」は、肯定文には使用できず、否定文のみで使用することができます。

肯定文の場合(使用不可)

The water is hot yet. X

否定文で使用される場合、「まだ(〜でない)」という意味になります。

The water isn’t hot yet.(その水は、まだ熱くなっていない)

従って、否定文の場合、「still」と「yet」は共に「まだ(〜でない)」という意味で同じになります。

難易度:7/10
関連リンク:「still」と「yet」を疑問文で使用する場合、意味に違いはありますか?

稀に「because」の前に「,(コンマ)」がある文を見かけますが、どのような場合に必要になりますか?

一般的には「because」の前に「,(コンマ)」は必要ありません。但し、「,」がないことにより、文の意味が不明確な場合に必要となります。

例えば、以下の文だと二通りの解釈が可能です。

Tom didn’t run because he was afraid.

①Tomは怖かったので、走らなかった

または、

②Tomは、怖かったから走らなかった訳ではない
※Tomは怖かったから走らなかったのではなく、他の要因によって走らなかった

主に上記のような否定の文で、文に二つ以上の意味が発生して混乱を招く場合に「because」の前に「,(コンマ)」が必要とされます。

Tom didn’t run, because he was afraid.

「because」の前に「,」を入れることで、「Tom didn’t run」と「he was afraid」の因果関係が明確になります。つまり、「Tomは走らなかった」、その原因は「彼は怖かったからである」という意味になります。

難易度:8/10
関連リンク:文中に「but」を使用する場合、「but」の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

「I really don’t like him」と「I don’t really like him」の違いは何ですか?

「really」は「本当に、とても」という副詞であり、動詞、形容詞、別の副詞、または文全体を修飾することが可能です。従って、文中のどの品詞の単語を修飾するかにより、文の意味に違いが生じます。

really」が否定を意味する「don’tの前に来る場合、「本当に嫌いだ」という意味になります。

I really don’t like him = 私は彼を本当に嫌いである

really」が否定を意味する「don’tの後に来る場合、「そんなに好きでない」という意味になります。

I don’t really like him = 私は彼をそんなに好きでない

上記の文の動詞である「like」を「know」に入れ替えた場合、以下のようになります。

I really don’t know = 私は一切分からない。(直訳:私は本当に分からない。)

I don’t really know = 私は定かではない。(直訳:私はそんなに分からない。)

難易度:7/10
関連リンク:「To not be」と「not to be」の「not」の位置はどっちが正しいですか?

質問する時に「some」と「any」を区別する必要はありますか?

質問を聞く時点で相手から肯定の回答を期待している場合は、主に「some」が使用されます。そのような先入観がない場合は、「any」が使用されます。

相手がコーヒーに砂糖を入れると思っている場合:

Do you want some sugar with your coffee?

相手がコーヒーに砂糖を入れるか入れないか分からない場合:

Do you want any sugar with your coffee?

また、「some」の使用に加えて、質問が否定形になると、「でしょ?、良いの?」と言う確認のニュアンスになります。

Don’t you want some sugar with your coffee?

コーヒーに砂糖入れなくても良いの?

難易度:5/10
関連リンク:「Some」は単数扱い?それとも複数扱い?

「Any」の後に来る名詞は単数ですか、それとも複数ですか?

「Any」は一般的に「何でも、いくらでも」という意味を持ち、全ての数字を表すことができます。「Any」は主に疑問文、否定文、条件文にて複数の可算名詞と不可算名詞に使用されます。

複数の可算名詞と不可算名詞を使用した疑問文:

Do we have any customers in the store?

Do we have any paper in the printer?

複数の可算名詞と不可算名詞を使用した否定文:

We don’t have any chairs.

We don’t have any time.

複数の可算名詞と不可算名詞を使用した条件文:

If you need any blankets, let me know.

If you need any help, let me know.

上記の文章で使用されている可算名詞が単数の場合、主に「any」の代わりに「a/an」が以下のように使用されます。

Do we have a customer in the store?

We don’t have a chair.

If you need a blanket, let me know.

ですが、「any」は「どんな(種類/もの)でも、一つでも」と強調したい場合、「any」を単数の可算名詞と一緒に使用されます 。

Any doctor will tell you that smoking is bad for your health.

どんな医者でもタバコを吸うことは健康に悪いと言うでしょう。

Do you have any question?

一つでも質問はありますか?

*上記の疑問文の「question」を「questions」と複数にした場合、「何か質問はありますか?」と言うニュアンスになります。

難易度:6/10
関連リンク:「Anyone」と「anybody」の違いは?

「Much」と「many」の違いは何ですか?

両方とも日本語に訳すと「たくさん、多く」と言う意味になりますが、使われ方に違いがあります。「Much」は単数の不可算名詞に使用されますが、「many」は複数の可算名詞に使用されます。尚、「much」と「many」は質問や否定を示す場合によく使用されます。

Are many people coming to the party?

たくさんの人がパーティーに来るの?

I don’t have much time to prepare for the meeting.

私は会議の準備をする時間があまりない。

 

フォーマルな場面では、肯定文として使用されることもあります。

There is much support for the new proposed law.

新しい法案にたくさんの支持が集まっている。

Many world leaders expressed their concerns about the world economy.

多くの国家首脳が世界経済に対する懸念を表明した。

 

カジュアルな場面では、「a lot of」や「lots of」が使用されます。

I have a lot of homework to do.(単数の不可算名詞:「much」の代わりに「a lot of」)

Lots of guests came to the party. (複数の可算名詞:「many」の代わりに「lots of」)

難易度:6/10
関連リンク:「A lot of 」と「lots of」の違いは何ですか?