「short run」と「short-run」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

①「short run」( 「-(ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「short」が名詞「run」を修飾して、「短期、短い期間」という意味を持つ名詞句になります。

The company will reap benefits from this investment in the short run.

その会社はこの投資から短期で利益を得るだろう。

②「short-run」(「-(ハイフン)」有り)の場合:

「短期的な、短期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on short-run profitability.

その新しいCEOは短期的な収益性をより重視している。

難易度:6/10
関連リンク:「長い期間」を表したい場合、「long term」と「long-term」、どちらが正しいですか?

「I don’t remember」と「I can’t remember」の違いは何ですか?

一般的に「I don’t remember」は「私は覚えていない」という意味になり、「I can’t remember」は「私は思い出せない(思い出すことができない)」という意味になります。

Aさん: What did you do last weekend?(あなたは先週末何をしていましたか?)

Bさん: I don’t remember (what I did last weekend).

私は(先週末何をしたか)覚えていません

 

Aさん: What did you do last weekend? (あなたは先週末何をしていましたか?)

Bさん: I can’t remember (what I did last weekend).

私は(先週末何をしたか)思い出せません

 

文脈によっては「I can’t remember」は「私は覚えられない、暗記できない」という意味にもなります

Aさん: The total units sold for October, November and December are 5,438, 4,762 and 8,914, respectively.

10月、11月、12月の販売台数はそれぞれ5,438、4,762、8,914です。

Bさん: Hold on. I can’t remember all that. Let me get a pen.

ちょっと待って、全部は覚えられないよ。ペンを用意させて。

難易度:6/10
関連リンク:「I remembered to lock the door」と「I remembered locking the door」の意味に違いはありますか?

「as tall as me」と「as tall as I」、どちらが正しいですか?

どちらも正しいです。二つ目の「as」の品詞(前置詞接続詞)により続く単語が決まります。

二つ目のas」が前置詞の場合:

前置詞の後には名詞(句)のみを続けることができるので、「me」が続きます。

He is as tall as me.

二つ目のas」が接続詞場合

接続詞の後には節(主語 + 動詞)のみを続けることができるので、「I am」が続きます。尚、動詞「am」は口語では省略されることが多いです。

He is as tall as I (am).

口語では、「as me」の方が「as I」よりよく使用されます。

難易度:7/10
関連リンク:「taller than me」と「taller than I」、どちらが正しいですか?

「the other day」と「another day」は、それぞれどういう意味ですか?

①「the other day」は「先日、この間」という意味を持つ副詞句です。

We went there the other day.

私たちは先日そこに行った。

②「another day」は「別の日」または「もう1日」という意味を持つ副詞句です。

The meeting was changed to another day.

その会議は別の日に変更された。

He wants another day to finish writing his report.

彼は報告書の作成を終わらせるのにもう1日欲しい。

※上記の文の場合、「another day」の代わりに「extra day」、「additional day」、「one more day」を使用することも可能です

難易度:6/10
関連リンク:「3人以上の間」で「お互いの〜」といいたい場合、「one another’s」と「one anothers’」のどちらが正しいですか?

「comeback」と「come back」は入れ替えて使用することは可能ですか?

「comeback」の場合、名詞または形容詞になります。また、「come back」のように二つの単語で表す場合、句動詞になります。従って、入れ替えて使用することはできません。

comeback」が名詞の場合:

Everyone is waiting for his comeback.

みんな彼の復帰を待っている。

comeback」が形容詞の場合:

The tickets for the player’s comeback game are already sold out.

その選手の復帰試合のチケットは既に完売している。

come back句動詞の場合:

Everyone at the office is waiting for him to come back to work.

職場の皆は、彼が仕事に復帰するのを待っている。

難易度:6/10
関連リンク:レストランなどでよく耳にする「goes with」と「comes with」の違いは何ですか?

「long run」と「long-run」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

long run」( (ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「long」が名詞「run」を修飾して、「長期、長い期間 」という意味を持つ名詞句になります。

The company will reap benefits from this investment in the long run.

その会社はこの投資から長期で利益を得るだろう。

long-run」(「(ハイフン)」有り)の場合:

「長期的な、長期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on long-run cost performance.

新しいCEOは長期的な費用対効果をより重視している。

難易度:6/10
関連リンク:「short term」と「short-term」に違いはありますか?

「a movie」、「the movie」、「movies」、「the movies」は、それぞれどのように区別して使用されますか?

①「a movie」は「とある一本の映画」という意味になります。

I want to watch a movie.

私は(とある)一本の映画を見たい。

②「the movie」は「特定の一本の映画」という意味になります。

I want to watch the movie.

私はその映画を見たい。

③「movies」は「とある複数の映画」という意味になります。

I want to watch movies.

私は(とある)複数の映画を見たい。

④「the movies」は「特定の複数の映画」という意味になります。

I want to watch the movies.

私はそれらの映画を見たい。

尚、アメリカ英語では「the movies」で「映画館」いう意味も持ちます。

I went to the movies.

私は映画館に行った。

「映画館」は、アメリカ英語では「the movies」以外に「movie theater」も使用されます。尚、イギリス英語では「cinema」が使用されます。

難易度:5/10
関連リンク:「in a way」、「in the way」、「on the way」は、それぞれどういう意味ですか?

「despite」と「in spite of」に違いはありますか?

「 despite」の方が「in spite of」よりフォーマルな表現です。 両方とも「〜にも関わらず」という意味を持ち、一般的に口頭より書面で使用されます。尚、一般的に名詞(句)が続きます。

The game continued despite the heavy rain.

The game continued in spite of the heavy rain.

その試合は、激しい雨にも関わらず続いた。

名詞(句)の代わりに動名詞が使用されることもあります。

Despite achieving his goals, he wasn’t promoted.

In spite of achieving his goals, he wasn’t promoted.

彼は目標を達成したにも関わらず、昇進しなかった。

また、「despite」と「in spite of」の後にthat節を続ける場合、that節の前に「the fact」が必要になります。

He was late to work despite the fact that he woke up early.

He was late to work in spite of the fact that he woke up early.

彼は早く起きたにも関わらず、仕事に遅刻した。

因みに、「out of spite」は「腹いせに、悪意で」という意味になります。

He broke the car window out of spite.

彼は悪意で車の窓を割った。

参考:Cambridge Dictionary

難易度:7/10
関連リンク:文中の「; however,」と「, however,」、どちらが正しいですか?

「3人以上の間」で「お互いの〜」といいたい場合、「one another’s」と「one anothers’」のどちらが正しいですか?

「one another」は単数形の名詞句である為、所有格にする場合は「’s」を続けて「one another’s」となります。

Adam, Mike and Jane have one another’s phone numbers. ◯

Adam, Mike and Jane have one anothers’ phone numbers. X

Adam、Mike、Janeはお互いの電話番号を持っている。

難易度:5/10
関連リンク:「waitress’ schedule」と「waitress’s schedule」、どちらが正しいですか?

「check-in」と「check in」の両方を見かけますが、入れ替えて使用することは可能ですか?

いいえ、入れ替えて使用することはできません。

「check-in」の場合、名詞または形容詞になります。また、「check in」のように二つの単語で表す場合、句動詞になります。

check-in」が名詞の場合:

There was a problem with the check-in.

チェックインに問題があった。

check-in」が形容詞の場合:

He’s looking for the check-in button on his app.

彼は、アプリでチェックインする為のボタンを探している。

※「checkout」、「checkup」は一単語として使用されますが、「checkin」は使用されません

check in(句動詞)の場合:

He always checks in to his flights from his smartphone.

彼はいつもスマホから飛行機にチェックインをしている。

参考:Grammarist

難易度:7/10
関連リンク:「login」と「log in」の両方を見かけますが、入れ替えて使用することは可能ですか?