空港で、「乗り継ぎ」の意味で使用される「layover」と「stopover」に違いはありますか?

一般的には区別せずに使用されていますが、航空業界内では以下のような区別があるようです。

因みに、「layover」と「stopover」以外にも「connection」や「transit」ということもあります。尚、この場合は「乗り継ぎ」の行為そのものを指しており、乗り継ぎ時間については考慮していません。
また、「接続便、乗り継ぎ便」のことは一般的に「connecting flight」といいます。

参考:USA Today、Tripsavvy.com

難易度:6/10
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「とても、非常に」という意味を持つ「really」と「very」ですが、入れ替えて使用することは可能ですか?

以下のように、修飾する品詞によって、意味が異なる場合があります。従って、入れ替えて使用できる場合もあれば、そうでない場合もあります。

形容詞を修飾する場合:

両単語とも「とても、非常に」という意味になり、入れ替えて使用することが可能です。但し、「really」は文脈や解釈によって「とても、非常に」ではなく「(嘘ではなく)本当に」という意味を持つこともあります。つまり、日本語の「本当に」と同様に、「程度」を表すこともあれば「(嘘ではなく)真実である」という意味を表すこともあります。

He is really sick.

He is very sick.

彼はとても具合が悪い。

「He is really sick」の場合、文脈によっては「彼は(仮病ではなく)本当に具合が悪い」というように解釈されることもあります。

副詞を修飾する場合:

両単語とも「とても、非常に」という意味になり、入れ替えて使用することが可能です。

He acted really selfishly.

He acted very selfishly.

彼はとても自分勝手な行動をとった。

動詞を修飾する場合:

「really」は動詞を修飾することができますが、「very」はできません。

尚、この場合「really」は「とても、非常に」と「(嘘ではなく)本当に」と両方の意味を持つことが可能です。

He really likes puzzles.

彼はとてもパズルが好きだ。
彼は(嘘ではなく)本当にパズルが好きだ。

He very likes puzzles. X

難易度:7/10
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「I’ll not」と「I won’t」を入れ替えて使用することは可能ですか?

どちらも「I will not」の短縮形であり、入れ替えて使用が可能です。

但し、「I won’t」の方が一般的に使用されます。

I’ll not watch that movie. 〇

I won’t watch that movie. ◎

主語「I」以外の代名詞の場合でも同じです。

You’ll not watch that movie. 〇

You won’t watch that movie. ◎

He’ll not watch that movie. 〇

He won’t watch that movie. ◎

They’ll not watch that movie. 〇

They won’t watch that movie. ◎

We’ll not watch that movie. 〇

We won’t watch that movie. ◎

参考:The Longman Grammar of Spoken and Written English
難易度:6/10

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「それは〇〇の価値がある」といいたい場合、「it’s worth」と「its worth」のどちらを使用して表すことができますか?

日本語訳「それは〇〇の価値がある」に合わせて表す場合は、「it’s worth」を使用します。但し、「its worth」を使用して別の同じような意味を持つ表現も可能です。

①「it’s worth」の場合、「worth」は形容詞になります。

It’s worth $100.

それは100ドルの価値がある。

尚、主語「it」を一般名詞に変えた場合は、以下の通りになります。

The stamp is worth $100.

その切手は100ドルの価値がある。

② 「its worth」の場合、「worth」は名詞になります。

Its worth is $100.

それの価値は100ドルである。

また、主語である所有格「its」を一般名詞に変えた場合は、以下の通りになります。

The stamp’s worth is $100.

その切手の価値は100ドルである。

難易度:6/10
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「電車に乗った」といいたい場合、ride/take/catch/getのうち、どの動詞を使用して表すのが適切ですか?

いずれの動詞も使用可能ですが、意味合いが異なります。従って、文脈によって使い分ける必要があります。

動詞「ride」の過去形を使用した場合:

I rode the train = 電車に乗った/電車で移動した

I rode the bullet train from Nagoya to Hiroshima during my vacation.

私は休暇中に、名古屋から広島まで新幹線に乗った(で移動した)。

動詞「take」の過去形を使用した場合:

I took the train = 電車に乗った/電車を使用した

I took the train to go to my client’s office.

私は電車に乗って(を使用して)クライアントのオフィスに行った。

動詞「catch」の過去形を使用した場合:

I caught the train = 電車に乗った/電車に間に合った

I caught the last train, so I didn’t have to take a taxi.

私は終電に乗った(に間に合った)ので、タクシーを使用する必要がなかった。

動詞「get」の過去形を使用した場合:

I got on the train = 電車に乗った/電車に乗り込んだ

I got on the train before the doors closed.

私はドアが閉まる前に電車に乗った(に乗り込んだ)。
※「get」の場合は句動詞である為、目的語「the train」の前に前置詞「on」が必要です

難易度:8/10
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「taller than me」と「taller than I」、どちらが正しいですか?

どちらも正しいです。「than」の品詞(前置詞接続詞)により続く単語が決まります。

「than」が前置詞として使用される場合、「than」の後には目的語の名詞「me」のみが続きます。

He is taller than me.

「than」が接続詞として使用される場合、「than」の後には節(主語動詞)が続きますが、この場合、節「I am」の動詞「am」は省略されることが多いです。

He is taller than I (am).
※「am」が省略されています

口頭では、「than me」の方が「than I」よりよく使用されます。

難易度:7/10
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「最も遠い」といいたい場合、「farthest」と「furthest」のどちらが正しいですか?

どちらとも「far」の最上級で正しいです。形容詞または副詞として使用されます。一般的に「furthest」の方が「farthest」より使用されます。

「farthest/furthest」が形容詞の場合:

He sat in the farthest seat from the screen. ◯

He sat in the furthest seat from the screen. ◎

彼は画面から一番遠い席に座った。

「farthest/furthest」が副詞の場合:

He lives the farthest from the school among his classmates. ◯

He lives the furthest from the school among his classmates. ◎

彼は同級生たちの中で、学校から最も遠いところに住んでいる。

参考:Cambridge Dictionary

難易度:5/10
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「more than 10」と「over 10」の意味に違いはありますか?

いいえ、意味に違いはありません。両方とも「10より多い、10より大きい」という意味になります。「(ある数量/数値)を超える」という意味では、量単語を入れ替えて使用することが可能です。

He has directed more than 10 movies.

He has directed over 10 movies.

彼は10作を超える映画を監督している。

参考:AP Style

難易度:5/10
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「beware」と「be aware」の違いは何ですか?

「beware」は動詞であり、「気を付ける、注意する、警戒する」という意味を持ちます。

尚、「be aware」は、be動詞と形容詞「aware」で構成されており、「気付いている、知っている、分かっている」という意味を持ちます。

He needs to beware of the situation.

彼は状況に注意する必要がある。

He needs to be aware of the situation.

彼は状況に気付いている必要がある。

「be aware」を現在形の文にした場合、以下のようになります。

He is aware of the situation.(彼は状況に気付いている)
*主語が「He」である為、動詞は三人称単数になります

難易度:7/10
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「I’ve not」と「I haven’t」を入れ替えて使用することは可能ですか?

どちらも「I have not」の短縮形であり、入れ替えて使用が可能です。

但し、「I haven’t」の方が一般的に使用されます。

I’ve not seen that movie. 〇

I haven’t seen that movie. ◎

他の短縮形についても、以下のように二通りの表現が可能です。

You’ve not seen that movie. 〇

You haven’t seen that movie. ◎

They’ve not seen that movie. 〇

They haven’t seen that movie. ◎

We’ve not seen that movie. 〇

We haven’t seen that movie. ◎

参考:The Longman Grammar of Spoken and Written English

難易度:6/10
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