「everyone is…」と「everyone are…」はどちらが正しいですか?

「everyone」は「みんな、全ての人」という意味を持つため、複数形だと思う人が多いですが、実際は単数形です。従って、be動詞は三人称単数形の「is」が正しいです。

Everyone is busy this week. ◯

Everyone are busy this week. X

今週はみんな忙しい。

因みに「everybody」も同じく単数形である為、be動詞は三人称単数形の「is」になります。

Everybody is busy this week. ◯

Everybody are busy this week. X

難易度:4/10
関連リンク:「every one」と「everyone」の違いは何ですか?

「しょうがない」はどのようにいえば良いですか?

一般的に「It is what it is」 といいます。

直訳すると「それはそれである」という意味になりますが、困難な状況などに直面した時に「しょうがない」という意味で使用されます。

Aさん:Today’s game will be canceled due to a thunderstorm.

Bさん:It is what it is.

別の言い方として、「It’s not like I can do anything (about it)」もあります。

直訳すると「別に私が(それに関して)何かできる訳じゃない」という意味になり、「お手上げだ」という意味で使用されます。

Aさん:Today’s game will be canceled due to a thunderstorm.

Bさん:It’s not like I can do anything (about it).

難易度:5/10
関連リンク:「それは無駄である」といいたい場合、どのように表しますか?

「in first place」と「in the first place」はそれぞれどのように使用されますか?

それぞれ以下のように使用されます。

①「in first place」は、主にbe動詞に続いて使用され、「1位である」という意味になります。

He is currently in first place.

彼は、現在1位である。

②「in the first place」は、「そもそも、初めから」という意味になります。

It was his fault in the first place.

それは、そもそも彼のせいだった。

難易度:5/10
関連リンク:「just in case」の代わりに「just in the case」または「just in this case」を使用することはできますか?

句動詞「turn down」を使用して「音量を下げる」といいたい場合、「turn the volume down」と「turn down the volume」のどちらが正しいですか?

どちらも正しいです。「turn down」の目的語が「the volume」のように一般名詞である場合、目的語は「turn」と「down」の間、「turn down」の後、どちらでも大丈夫です。

turn the volume down ◯

turn down the volume ◯

但し、目的語「the volume」を「it」のような代名詞と入れ替えた場合、「it」は「turn」と「down」の間に挿入される必要があります。

turn it down ◯

turn down it X

難易度:7/10
関連リンク:「取り組む」という意味を持つ句動詞「work on」ですが、目的語は「work」と「on」の間に来ますか?それとも「work on」の後に来ますか?

関係代名詞「that」と「which」は両方とも節を修飾できますか?

いいえ、「which」のみ「,(コンマ)」を伴ってを修飾することが可能です。

He walked out of the meeting, which surprised everyone. ◯

彼は会議を途中で退室し、みんなをびっくりさせた。

He walked out of the meeting that surprised everyone. X

上記の場合、関係代名詞「that」は先行詞「the meeting」のみを修飾する為、以下のような意味になってしまいます。

He walked out of the meeting that surprised everyone.

彼は、みんなをびっくりさせた会議を途中で退室した。

難易度:8/10
関連リンク:関係代名詞の「that」と「which」の違いは何ですか?

「a little bit」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。尚、どの場合でも「bit」は省略することが可能です。

①「a little bit」が形容詞を修飾する場合:

形容詞の前にきます。

It’s a little (bit) expensive.

それは少し高価である。

a little bit」がを修飾する場合:

副詞の前にきます。

He finished his job a little (bit) early.

彼は仕事を少し早く終わらせた。

a little bit」が目的語を持たない自動詞の節を修飾する場合:

自動詞の後にきます。

He exercises a little (bit).

彼は少し運動をする。

④「a little bit」が目的語を持つ自動詞の節を修飾する場合:

自動詞または目的語の後にきます。

He exercises in the morning a little (bit).

He exercises a little (bit) in the morning.

彼は朝少し運動をする。

⑤「a little bit」が他動詞の節を修飾する場合:

目的語の後にきます。

He studied English a little (bit).

彼は英語を少し勉強した。

⑥「a little bit」が「of」を伴って不可算名詞を修飾する場合:

不可算名詞の前にきます。

※加算名詞を修飾することはできません

He needs a little bit of help to finish the project.

彼はそのプロジェクトを終わらせるのに少しの助けが必要である。

上記の場合、「a little bit of」の「bit of」を省略することも可能です。

He needs a little bit of help to finish the project.

難易度:7/10
関連リンク:「a lot」は文のどこに位置されますか?

「Aさんは〜しているフリをした」といいたい場合、どのようにいいますか?

一般的に以下のように表します。

Aさん(主語)+ acted(動詞「act」の過去形)+ like + (主語 + 動詞)」

※この場合、「like」の後には節が続く為、「like」は接続詞になります

Adam acted like he was sleeping.

Adamは寝ているフリをした。

※初めの節の主語と「like」の後に続く節の主語は同じ人物である必要があります。つまり「Adam」=「he」である必要があります

Angela acted like she knew (the answer).

Angelaは(その答えを)知っているフリをした。

※「act」を「pretend」に入れ替えて使用することも可能です。

難易度:6/10
関連リンク:「それは〜のようだ」といいたい場合、「it seems like…」と「it seems that…」とありますが、それらに違いはありますか?

「cloth」、「cloths」、「clothes」はそれぞれどのような意味を持ちますか?

それぞれ以下のような意味を持ちます。

①「cloth」は「布、生地」という意味を持つ名詞の単数形になります。

The designer found the perfect cloth for the new dress.

そのデザイナーは、新しいドレスにピッタリの生地を見つけた。

②「cloths」は「布、生地」という意味を持つ名詞の複数形になります。

The tailor sewed the cloths together.

その仕立て屋は、それらの生地を縫い合わせた。

③「clothes」は「洋服」という意味を持つ名詞の複数形になります。

The clothes that he was hang-drying outside got wet.

彼が外で干していた服が濡れてしまった。

因みに「clothing」は「衣類、服装」という意味を持つ不可算名詞、または「服飾の〜」という意味を持つ形容詞になります。

Clothing is important if you want to make a good first impression.

良い第一印象を与えたいなら、服装は重要である。

His dream was to become a clothing designer.

彼の夢は服飾のデザイナーになることだった。

尚、「clothes(洋服)」に単数形はないので、「一枚/着の洋服」といいたい場合は、「an article of clothing」または「a piece of clothing」といいます。

難易度:6/10
関連リンク:洋服などを試着するときの「fit」と「match」の違いは何ですか?

「Olympic」と「Olympics」はどちらが正しいですか?

どちらも正しいですが、品詞が異なります。

Olympic」は「オリンピックの〜」という意味を持つ形容詞です。

Basketball has been an Olympic event since 1936.

バスケットボールは1936年以来オリンピックの種目である。

一方、「Olympics」は「オリンピック大会」という意味を持つ名詞です。

The Olympics will be held in Paris and Los Angeles in 2024 and 2028, respectively.

オリンピック大会は、2024年にパリ、2028年にロサンゼルスで開催される。

尚、上記の「Olympics」を「Olympic Games」と入れ替えることも可能です。

The Olympic Games will be held in Paris and Los Angeles in 2024 and 2028, respectively.

参考:AP Style

難易度:6/10
関連リンク:「quarter」は「1/4」という意味なのに、なぜトーナメントなどで8チームが残っているにも関わらず、「準々決勝」のことを「quarterfinals」というのですか?

「he couldn’t hear」と「he couldn’t have heard」の違いはなんですか?

助動詞「could」の否定形である「couldn’t」の場合、「〜をできなかった」という意味になります。従って、「he couldn’t hear」は「彼は聞こえなかった」という意味になります。

He couldn’t hear the ringtone because he was listening to music.

彼は音楽を聴いていたので、その着信音が聞こえなかった

一方、助動詞「could」の否定形である「couldn’t」の現在完了形の場合、「〜をできたはずがない」という意味になります。従って、「he couldn’t have heard」は「彼は聞こえたはずがない」という意味になります。

He couldn’t have heard the ringtone because he was listening to music.

彼は音楽を聴いていたので、その着信音が聞こえたはずがない

難易度:7/10
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