「Not necessary」と「not necessarily」の違いは何ですか?

「Not necessary」は「必要ない」と言う意味ですが、「not necessarily」は「必ずしも〜と限らない、〜という訳でない」という意味になります。「Not necessary」は形容詞の「necessary(必要な)」の否定形です。一方、「not necessarily」は副詞の「necessarily(必然的な)」の否定形なので、文中で置く場所も異なります。

A calculator is not necessary to solve this math problem.

この数学の問題を解くのに計算機は必要でない
※「not necessary」は形容詞の役割を果たしています。

The highway is not necessarily crowded during the holidays.

休みの間、高速道路は混んでいるとは限らない
※「not necessarily」は、「crowded」にかかる副詞の役割を果たしています。

難易度:6/10
関連リンク:「Not just」と「just not」の違いは?

関係代名詞である「that」と「who」の使用方法に違いはありますか?

一般的に「who」は人に対して説明を加える時に使用され、「that」は物などに対して説明を加える時に使用します。

少し専門的になりますが、AP Style(アメリカで採用されている記事を書く際の基準)では物や名前のない動物を説明する時には、「that」を使用します。人や名前のある動物の場合は、「who」を使用します。

① 物や名前のない動物の場合は、「that」を使用します。

A book that everyone reads.

みんなが読む本。

② 人や名前のある動物の場合は、「who」を使用します。

The man who bought the painting.

絵画を買った男性。

参考: AP Stylebook

難易度:6/10
関連リンク:関係代名詞の「that」と「which」の違いは?

「will」と「would」の違いは何ですか?

「Will」と「would」は両方とも助動詞ですが、使用に違いがあります。

「Will」は主に以下のように使用されます。

① 確実に将来に起こる行動/出来事

I will be 25 years-old in 5 years.

私はあと5年で25歳になります。

② 瞬発的な判断

I will call the ambulance.

私は救急車を呼びます。

③ 約束

I will see him tomorrow at 10 a.m.

私は明日午前10時、彼に会う。

「Would」は主に以下のように使用されます。

① 招待

Would you like to come to my birthday party?

私の誕生日パーティーに来ますか?

② 依頼

Would you send this letter by today?

今日中にこの手紙を送って貰えますか?

③ 許可をもらう時

Would I be able to take tomorrow off?

明日、休暇を貰ってもいいですか?

④ 好みを示す場合

I would prefer to eat alone.

私は一人で食べるのが好きです。

⑤ 予定を調整する時

Would 6 p.m. work for you?

午後6時でも大丈夫ですか?

※「Will」と「would」は両方とも条件文(If節)に使用されます。

参考:Differencebetween.net

難易度:5/10
関連リンク:「Will」と「be動詞 + going to」の違いは?

「Must」と「have to」の違いは何ですか?

両方とも日本語に訳すと「〜をしなければいけない」と言う意味になりますが、義務感・責任感がどこからくるのか(自主的なのか、外部からの期待によるものなのか)によって使い分けます。

① 「Must」は、話し手自身が必要性・義務を感じている時に使います。つまり、話し手の意見や考えが反映されます。

I must use this coupon before it expires.

私はこのクーポン(の有効期限)が切れる前に使わなければいけない

(話し手である「私」自身がこのクーポンを使わなければ損をすると考えている。)

You must come visit us more often.

あなたはもっと頻繁に私たちに会いに来なければなりません

(話し手が、「あなた」に対して「もっと会いに来なければならない」と自身の意見を言っている。

② 「Have to」は、話し手が他の人・事の影響により必要性・義務があると感じている時に使われます。つまり、他の人の意見、別の物事に影響されていることを意味します。

I have to clean my room.

わたしは部屋の掃除をしなければならない

(話し手である「私」は部屋の掃除をする必要はないと思っているが、親にするよう言われている。)

You have to pass tomorrow’s exam to graduate.

あなたが卒業するには、明日の試験に合格しなければいけません

(話し手が、「あなた」に対して、卒業するための条件として「試験に合格すること」が必要であると、学校の規則(外部の影響)の視点から話しています。

難易度:6/10
関連リンク:「Should」と「supposed to」の違いは何ですか?

「Want」と「need」の違いは何ですか?

「Want」は「~が欲しい」、「need」は「~が必要」の意味で、多くの場合、どちらを使用しても意味が通ります。一般的に、必要性の度合いによって使い分けます。「want」<「need」

I want a car.

私は車が欲しい
(なくても困らないが、あったらうれしい→必要性が低い)

I need a car.

私は車が必要である。
(ないと困る。→必要性が高い)

また、後ろに「to + 動詞の原形」が続く場合、「want to」は、「~をしたい」、「need to」は、「~をしなければならない」の意味になります。

I want to go to the mall.

私はモールに行きたい

I need to go to the hospital.

私は病院に行かなければいけない

難易度:3/10
関連リンク:「Must」と「have to」の違いは?

「not just」と「just not」の違いは何ですか?

「not just」は「それだけでない」と言う意味で、「just not」は「そうでない」と言う意味です。語順が違うだけで、意味が変わってしまう為、気を付けましょう。

James is not just a trusted accountant, he’s a great friend.

Jamesは信頼できる税理士であるだけでなく、良い友人である。

James is a trusted accountant, he’s just not a great friend.

Jamesは信頼できる税理士である、ただ良い友人でない

難易度:6/10
関連リンク:「To not be」と「not to be」の「not」の位置はどっちが正しい?

「A little」と「a few」の違いは何ですか?

両方とも日本語に訳すと「少し、幾つか」と言う意味を持っていますが、使い方に違いがあります。「A little」は単数の不可算名詞に使用されますが、「a few」は複数の可算名詞に使用されます。

I drank a little coffee before the test.

私は試験の前に少しコーヒーを飲みました。

I ate a few slices of bread for breakfast.

私は朝食に何枚(幾つ)かのパンを食べました。

難易度:3/10
関連リンク:「A few」と「few」の違いは?

「between」と「among」の違いは何ですか?

両方とも「〜の間」と言う意味を持ちますが、「between」は「二人の間」の場合、使用されます。また、「among」は「三人以上の間」の場合、使用されます。

Mike and Jill talked between themselves.

MikeとJillは、二人の間で話し合った。

Mike, Jill and Sam talked among themselves.

Mike、Jill、Samは、三人の間で話し合った。

参考:AP Style

難易度:4/10
関連リンク:「Among」と「amongst」の違いは何ですか?

「may」と「might」の違いは何ですか?

may」と「might」は、ほとんど同じように使用され、言い換え可能です。文脈によりどちらかがより好まれることもありますが、間違いになることはありません。二つの単語の主な使用は以下の通りになります。

① 現在(近い未来)の可能性のことを表す場合に使用されます。

It may rain in the afternoon today.

It might rain in the afternoon today.

今日の午後に雨が降るかもしれない。

※ある文法の本によると、(何かが起こる/起こらないの)可能性がどちらかというと低い場合は「might」で、高い場合は「may」とあります。

② 過去の可能性のことを表す場合に「have」と一緒に使用されます。

I may have been drunk when I said that.

I might have been drunk when I said that.

それを言った時、私は酔っていたかもしれない。

③ 過去に起こりえたけど、実際に起こらなかったもの(出来事)を表す場合に関しては、「might have」の方が一般的に使用されます。偶に「may have」が使用される場合もあります。

If he had studied last night, his grades might have been better. ◯

If he had studied last night, his grades may have been better. △

もし彼が昨夜勉強をしていたら、彼の成績はもっと良かっただろう。

④ 丁寧に提案するときに使用されます。

You may want to try a different store.

You might want to try a different store.

(あなたは)別の店を当たって見た方が良いかも知れません。

⑤ 丁寧に許可を得る質問をするときに使用されますが、一般的に「may」が使用されます。「may」で既に丁寧であり、「might」はさらに丁寧である為、多くの場面では必要以上に丁寧になる可能性があります。

May I be excused? ◯

Might I be excused? △

席を外しても宜しいでしょうか?

参考:Merriam-Webster Dictionary

難易度:7/10
関連リンク:「Can」と「could」の違い