「Cement(セメント)」と「concrete(コンクリート)」に違いはありますか?

「Cement」は、生石灰と粘土を混ぜた灰色の粉末です。それを砂、水、砂利と混ぜて、乾かしたものが「concrete」になります。その為、「〜でできている、〜の」といいたい場合、「cement」ではなく「concrete」を使用します。

There’s a crack in the cement wall. X
There’s a crack in the concrete wall. ◯

コンクリートの壁にひびが入っている。

尚、「cement」は「成立する、確立する」という意味を持つ動詞としても使用されます。

The two countries will cement an agreement on trade soon.

二カ国は、近いうちに貿易の協定を成立させる予定である。

また、「concrete」は「具体的な、はっきりした、明確な」という意味を持つ形容詞としても使用されます。

The professor instructed the student to include concrete examples in his thesis.

教授は、学生に具体的な例を論文に含むよう指示をした。

難易度:6/10
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「Childish」と「childlike」に違いはありますか?

接尾辞である「 -ish」と「-like」はともに「〜のような」という意味を持ちます。従って、両単語とも「子供のような」という意味になりますが、「childish」は、「大人げない、幼稚な」とネガティブな意味合いを持ちます。一方、「childlike」は「 (子供のように)純真な」とポジティブな意味合いを持ちます。

His childish behavior got him kicked off of the team.

大人げない態度により、彼はチームから追放された。

His childlike smile won over the heart of many fans.

(子供のように)純真な笑顔により、彼はたくさんのファンの心を掴んだ。

難易度:7/10
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「In the house」と「in-house」に違いはありますか?

「In the house」は副詞句で、「家の中で」という意味になります。一方、「in-house」は「内部で、社内で」という意味を持つ副詞、または「内部の、社内の」という意味を持つ形容詞です。

I always wear slippers in the house.(副詞句)

私は、いつも家の中でスリッパを履いています。

We will first have the in-house lawyer draft the contract.(形容詞)

私たちは、先ず社内の弁護士に契約書を下書きしてもらいます。

We will first draft the contract in-house.(副詞)

私たちは、先ず社内で契約書を下書きします。

※「in-house」の代わりに、「internal(形容詞)」と「internally(副詞)」も使用されます。

難易度:6/10
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比較級の形容詞に、「はるかに、よりずっと」と追加したい場合、「more」と「much」どちらを使用しますか?

比較級の形容詞には、「much」が使用されます。

比較級の形容詞の語尾が「–er」である場合:

Much + 形容詞-er

An airplane is much faster than a train.

飛行機は、電車よりずっと速い。

比較級の形容詞が、形容詞の前に「more」が来て構造される場合:

Much + more + 形容詞

First class is much more comfortable than economy class.

ファーストクラスは、エコノミークラスよりずっと心地良い。

難易度:6/10
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「Canceled」と「cancelled」、どちらのスペルが正しいですか?

アメリカ英語では、一般的に「canceled」が使用されます。一方、アメリカ以外の英語圏では、一般的に「cancelled」が使用されます。 尚、名詞の場合、「l」が二つのスペルである「cancellation」しかありません。

His flight got canceled due to the storm. (米)

His flight got cancelled due to the storm. (米以外)

彼のフライトは、嵐によりキャンセルされた。

また、形容詞と動名詞/進行形も同様、アメリカ英語では、一般的に「l」が一つのスペルが使用され、アメリカ以外の英語圏では「l」が二つのスペルが使用されます。

形容詞:
cancelable(米)
cancellable(米以外)

動名詞/進行形:
canceling(米)
cancelling(米以外)

参考:Grammarist

難易度:5/10
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「Check-in」、「check in」両方見かけますが、どちらが正しいですか?

「Check-in」のように「check」と「in」の間に「-(ハイフン)」がある場合は、名詞または形容詞になります。また、「check in」のように「-(ハイフン)」がない場合は、動詞になります。

I was late for check-in.(名詞)

私は、チェックインに遅れた。

I couldn’t find the check-in counter.(形容詞)

私は、チェックインカウンターを見つけられなかった。

I have to check in.(動詞)

私は、チェックインしなければいけない。

※「Checkout」や「checkup」は、ハイフン無しで名詞または形容詞になりますが、「check-in」はハイフンが必要です。

難易度:7/10
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「Abroad」と「overseas」に違いはありますか?

両方とも副詞として「海外で」という意味を持ちます。

I worked abroad for several years.

I worked overseas for several years.

私は数年間、海外で働いた。

尚、「abroad」は、副詞以外に名詞で「海外の国々」という意味を持ちます。

The company accepts orders from abroad.

その会社は、海外の国々からの注文を受けます。

また、「overseas」は、副詞以外に形容詞で「海外の」という意味を持ちます。

Because I can speak English, I worked at an overseas branch for several years.

私は英語を話せるので、海外の支店で数年間働いた。

※「oversea」は「overseas」の代替形態ですが、一般的に使用されません。

難易度:7/10
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「Amazed」、「surprised」、「shocked」に違いはありますか?

全て「びっくりした、驚いた」という意味を持ちますが、一般的にその驚きが良い出来事に対する反応なのか、悪い出来事に対する反応なのかによって使い分けられます。

①「Amazed」= びっくりした(良い出来事に対する)
※「すごい、素晴らしい」という意味を持つ、「amazing」でお馴染み

He was amazed by his favorite player’s spectacular goal.

彼は、好きな選手の見事なゴールにびっくりした。

②「Surprised」= びっくりした(良くも悪くもない出来事に対する)

He was surprised to hear the news.

彼は、ニュースを聞いてびっくりした。
※ 良いニュースなのか悪いニュースなのか分からない、またはどちらでもない場合

③「Shocked」= びっくりした(悪い出来事に対する)

He was shocked that his company’s stock plummeted.

彼は、自分の会社の株が下落したことにびっくりした。

難易度:6/10
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「コンビニ」は、英語では「convenient store」と「convenience store」どちらが正しいですか?

「Convenience store」が正しいです。「Convenient」は「便利な」という意味を持つ形容詞である為、「convenient store」は「便利な店」という意味になり、コンビニに限らず、どんな便利な店も指すことが可能です。一方、「convenience」は「便利(さ)、利便性」という意味を持つ名詞であり、「convenience store」が、「コンビニ」の英語の名称になります。

The new mall will have many convenient stores for local residents like supermarkets and restaurants.

新しいモールには、スーパーやレストランなど近隣の住民に便利な店が出店する予定です。

Seven-Eleven Japan Co. has the most convenience stores in Japan.

セブンイレブンは、日本で一番多くのコンビニ店舗を構えている。

難易度:7/10
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「Shake」の過去分詞が「shaken」なので、「drink」の過去分詞は「drunken」ですか?

いいえ、違います。「Drink」の過去分詞は、一般的に「drunk」が使用されます。尚、「drank」も使用されることがあります。
(drink-drank-drank/drunk)

He has drunk the remaining milk. ◯

He has drank the remaining milk. ◯

彼は、残っていた牛乳を飲んでいた。

尚、「drunken」は、「酔った、酔っ払った」の意味を持つ形容詞になります。

The drunken man was talking to himself on the street.

酔った男性は、路上で独り言を言っていた。

難易度:6/10
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