「〜かどうかに関わりなく」という意味で使用される「whether or not」で、「or not」は省略可能ですか?

省略可能な場合と、省略不可な場合があります。以下の場合のみ「or not」は省略不可です。

「whether」が含まれる名詞節が、動詞を修飾する場合:

They will play the game whether or not it rains.

尚、以下の①〜③の場合、「or not」は省略可能です。

「whether」が含まれる名詞節が、文の主語の場合:

Whether (or not) the game will be played depends on the weather.

「whether」が含まれる名詞節が、動詞目的語の場合:

He wonders whether (or not) the game will be played.

「whether」が含まれる名詞節が、前置詞目的語の場合:

The game will be played depending on whether (or not) it rains.

難易度:9/10
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「especially」と「specially」に違いはありますか?

両方とも似た意味を持つ副詞であり、場合によっては入れ替えて使用できることもあります。一般的な識別ルールは以下になります。

①「とても、非常に」という意味の場合、「especially」が使用されます。

The movie was especially good. ◯

The movie was specially good. X

その映画はとても良かった

②「特に、特別に、とりわけ」という意味の場合、「especially」が使用されます。

The French onion soup was especially delicious. ◯

The French onion soup was specially delicious. X

フレンチオニオンスープが、特に美味しかった。

③「特別な目的のために」という意味の場合、「especially」、「specially」の両方が 使用されます。

The cake was made especially for his birthday. ◯

The cake was made specially for his birthday. ◯

そのケーキは、彼の誕生日のために作られた。

④「特別なやり方で、特別な方法で」という意味の場合、「specially」が使用されます。

The VIP customer was treated specially. ◯

The VIP customer was treated especially. X

そのVIP客は、特別丁寧に扱われた。

参考:Merriam-Webster’s Dictionary

難易度:8/10
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「成功した」といいたい場合、「success」、「succeed」、「successful」、「successfully」を使用してそれぞれどのように表しますか?

それぞれ「成功」に関連する意味を持ちますが、品詞が違います。

success = 成功(名詞)

succeed = 成功する(動詞)

successful = 成功した(形容詞)

successfully = 成功裏に(副詞)

品詞は違いますが、使用方法によって同じことを表すことができます。

「彼女は前回のプロジェクトで成功した」といいたい場合、以下のように表すことができます。

She had success with the last project.(名詞である為、動詞「have」を使用します)

She succeeded in the last project.(動詞である為、本文では過去形になります)

She was successful in the last project.(形容詞である為、「be動詞」を使用します)

She successfully completed the last project.(副詞である為、動詞「completed(完了した)」を使用します)

難易度:6/10
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「一生懸命〜する」といいたい場合、どのようにいいますか?

一般的に以下のようにいいます。

「動詞 + hard」

I work hard every day.(現在形の動詞)

私は、毎日一生懸命働いている。

I studied hard for the test.(過去形の動詞)

私はそのテストの為、一生懸命勉強をした。

尚、「一生懸命頑張る」は一般的に「try hard」といいます。

Everyone on the team respects him because he always tries hard.

彼はいつも一生懸命頑張っている為、チームの全メンバーは彼のことを尊敬している。

尚、「(自分の)ベストを尽くす」といいたい場合、「do my best」といいます。

難易度:4/10
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「一日おき」といいたい場合、どのようにいいますか?

「Every other day」といいます。

I go to the gym every other day.

私は一日おきにジムに行きます。

Every other week = 一週間おき

Every other month = 一ヶ月おき

Every other year = 一年おき

「〇〇日おき」といいたい場合、「every 〇〇 days」となります。

従って、「二日おき」といいたい場合、「every 2 days」となります。

難易度:4/10
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「自分一人で」という意味を持つ「on my own」、「alone」、「by myself」はどのように使い分ければよいですか?

「On my own」と「alone」は、「自分一人で」という意味以外に別の意味も持ちます。「On my own」は「勝手に、自然に、そのままで、自ら」、「alone」は「孤立して(一人ぼっち)」という意味合いもあります。これらの意味を持たせず、「自分一人で」といいたい場合は、「by myself」が適切です。

I studied on my own.

私は一人で(自ら)勉強をした。

I studied alone.

私は一人で(孤立して)勉強をした。

I studied by myself.

私は一人で勉強をした。

難易度:6/10
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「ほぼ全員(の人)」といいたい場合、「most people」で合っていますか?

「Most people」は「大多数の人、殆どの人」という意味になります。「ほぼ全員(の人) 」といいたい場合、「almost all people」の方が意味的に近いです。「Almost (あと少しで、あとわずかで)」が「all people(全員(の人))」を修飾します。

Almost all people voted in the previous election.

前回の選挙では、ほぼ全員の人が投票した。

Most people voted in the previous election.

前回の選挙では、殆どの人が投票した。

※「Almost people」だと、「あと少しで人間」という意味になってしまいますので、気を付けましょう。

Chimpanzees are almost people.

チンパンジーは、あと少しで人間である。

難易度:5/10
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「午後7時頃」といいたい場合、「at around 7 p.m.」で合っていますか?

「At」と「around」は、両方とも前置詞です。従って、「at around」という表現は、よく使用されるのを見かけますが、正しくありません。正しくは、「around 7 p.m.」になります。「At」は「〜時(ちょうど)に」、「around」は「〜頃に」という意味になる為、意味的にも矛盾が生じます。

The meeting will be held at 7 p.m.

ミーティングは、午後7時に行われます。

The meeting will be held around 7 p.m.

ミーティングは、午後7時頃に行われます。

尚、「around」に似た意味を持つ単語である「about」と「approximately」が、時刻の前に来る場合、両単語とも「約、大体、およそ」という意味しか持たない副詞である為、時を表す前置詞「at」が前に来る必要があります。

The meeting will be held about 7 p.m. X

The meeting will be held at about 7 p.m. ◯

The meeting will be held approximately 7 p.m. X

The meeting will be held at approximately 7 p.m. ◯

難易度:7/10
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「In the house」と「in-house」に違いはありますか?

「In the house」は副詞句で、「家の中で」という意味になります。一方、「in-house」は「内部で、社内で」という意味を持つ副詞、または「内部の、社内の」という意味を持つ形容詞です。

I always wear slippers in the house.(副詞句)

私は、いつも家の中でスリッパを履いています。

We will first have the in-house lawyer draft the contract.(形容詞)

私たちは、先ず社内の弁護士に契約書を下書きしてもらいます。

We will first draft the contract in-house.(副詞)

私たちは、先ず社内で契約書を下書きします。

※「in-house」の代わりに、「internal(形容詞)」と「internally(副詞)」も使用されます。

難易度:6/10
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「eat out」と「eat outside」の違いは何ですか?

「eat out」は、「外食する」という意味です。
一方、「eat outside」は、「屋外で食べる」という意味です。

I don’t like to cook, so I always eat out.

私は料理をするのが嫌いである為、いつも外食する

The weather was nice, so we decided to eat outside today.

天気が良かったので、私たちは今日、屋外で食べることにした。

難易度:8/10
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