「so」と「very」の違いは何ですか?

両方とも「とても」という意味を持ち、形容詞を修飾する副詞ですが、使用される場面に違いがあります。文章を書く時に、文の形容詞に「とても」といいたい場合、「so」ではなく、「very」が一般的に使用されます。

He was so mad. △(口頭では、OKです)

He was very mad. ◯

「so」は、主に間投詞(苦しみや驚きなどの強い感情を表す品詞)に使用されます。

He was so mad!

※ 間投詞は、記事や論文など正式な文書では使用されませんが、小説の会話などで使用されます。最近では、友達間のメールなどのやりとりでもよく使用されます。

「so」を「とても」という意味で文章で使用したい場合、その「とても」の度合いを表現しなければいけません。従って、以下のような形式になります。

so 〇〇 that 〜.(とても〇〇過ぎて〜だ。)

〇〇 = 形容詞

〜だ = 形容詞の度合いを表現する節

上記の「he was so mad」の英文をこの形式に変えた場合、彼がどれくらい腹を立たせていたか(怒りの度合い)を表現する必要があります。

He was so mad that he wanted to punch a wall.

彼はとても腹が立ち過ぎて壁を殴りたかった。

難易度:7/10
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「All together」と「altogether」の違いは何ですか?

「All together」と二つに分けて使う場合、「all」は「みんな、全員、全部」、「together」は「一緒」なので、「みんな一緒に、同時に」という意味になります。一方、「Altogether」は、「全体的に、完全に」という意味を持つ副詞です。

The students met all together in one room.

生徒たちは、みんな一緒に一つの部屋に集まった。

The plan for the next project was cancelled altogether.

次のプロジェクトの計画は完全に取り消しになった。

難易度:6/10
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「Sometime」と「someday」の違いは何ですか?

両方とも「いつか」と言う意味を持ちますが、「sometime」は「思い付いた時に」、「近いうちに」と言うニュアンスがあり、日常的な行動に使用されます。一方、「someday」は「いつの日か」、「遠い未来」と言うニュアンスを持ち、大きな出来事などに使用されます。

①「Sometime」は「誰かに電話をする」など、日常的な行動に使用されます。

I will give you a call sometime. ◯

I will give you a call someday. (間違ってはいませんが、いつか遠い未来と言うニュアンスになります)

②「私はいつか結婚したい」と言いたい場合、以下のようになります。

I want to get married sometime. X

I want to get married someday.  ◯

難易度:6/10
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「outdoor」と「outdoors」の違いは何ですか?

「outdoor」は形容詞であり、「外(アウトドア)の〜」という意味を持ちます。

He likes to play outdoor sports.

彼は、アウトドアスポーツをするのが好きです。

「outdoors」は副詞 であり、「外で(屋外)」という意味を持ちます。

He likes to play outdoors.

彼は、外で遊ぶのが好きです。

また、冠詞の「the」+「outdoors」の場合、「アウトドア」と言う意味を持つ名詞になります。

He likes the outdoors.

彼は、アウトドアが好きです。

※「Indoor(形容詞)」、「indoors(副詞)」、「the indoors(名詞)」も同じようになります。

難易度:6/10
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「first」と「firstly」に違いはありますか?

「一番に」と要点の順番を示すために、「first」と「firstly」は同じように使用されます。また、「firstly」の方が「first」よりフォーマルです。しかし、「sixthly」など紹介する要点が多い場合、口説い印象を与えてしまうので、「-ly」なしで統一して紹介する方が良いでしょう。

First, the building will be demolished. ◯

Firstly, the building will be demolished.  ◯

Second, the bulldozers will even out the ground.  ◯

Secondly, the bulldozers will even out the ground.  ◯

Sixth, the windows will be installed.  ◯

Sixthly, the windows will be installed.  △

また、「at first」は「初めに、先ずは」と言う意味を持ちますが、上記二つの単語と同じようには使用できません。「at first」は、時間の経過により起こる対比に使用されます。

At first, he was upset but after he got a candy, he was happy.

初めは彼は落ち込んでいたが、キャンディーをもらったら機嫌が良くなった。

難易度:5/10
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「maybe」と「may be」の違いは何ですか?

①「Maybe」と一つの単語である場合は、「もしかしたら、たぶん」と言う意味を持つ副詞になります。

Maybe I’ll go to the store to buy some groceries later.

たぶん、私は食料品を買うために後で店に行きます。

②「May be」は、助動詞の「may」とbe動詞の原形「be」から成り、「〜かもしれない」と言う意味になります。

He may be confused.

彼は混乱しているかもしれない

上記の文の場合、「may be」の代わりに「maybe」を使用することはできません。動詞が無くなってしまうからです。

He maybe confused. X

「He」= 主語、「maybe」 = 副詞、「confused」 = 形容詞
※ Maybe he is confused なら可。

「Maybe」と「may be」のどちらを使っても、同じ意味を持つ文を作成することもできます。

Maybe he’s going to the party.

直訳:もしかしたら、彼はパーティーに行く。

He may be going to the party.

直訳:彼はパーティーに行くかもしれない

難易度:6/10
関連リンク:「Awhile」と「a while」の違いは?

「Not necessary」と「not necessarily」の違いは何ですか?

「Not necessary」は「必要ない」と言う意味ですが、「not necessarily」は「必ずしも〜と限らない、〜という訳でない」という意味になります。「Not necessary」は形容詞の「necessary(必要な)」の否定形です。一方、「not necessarily」は副詞の「necessarily(必然的な)」の否定形なので、文中で置く場所も異なります。

A calculator is not necessary to solve this math problem.

この数学の問題を解くのに計算機は必要でない
※「not necessary」は形容詞の役割を果たしています。

The highway is not necessarily crowded during the holidays.

休みの間、高速道路は混んでいるとは限らない
※「not necessarily」は、「crowded」にかかる副詞の役割を果たしています。

難易度:6/10
関連リンク:「Not just」と「just not」の違いは?

「Awhile」と「a while」の違いは何ですか?

「Awhile」と一つの単語である場合は、「しばらく」と言う意味の副詞です。「A while」は名詞の「while」に冠詞の「a」がついた形で、「ある時間」の意味になります。

「Awhile」と「a while」のどちらかを使っても、同じような意味を持つ文を作成することもできます。

He played basketball for a while.

直訳:彼はバスケットボールをある時間した。

He played basketball awhile.

直訳:彼はしばらくバスケットボールをした。

どちらを使用した方がよいか迷った時には、「a while」は名詞なので、前置詞と一緒に使われることが多いが、「awhile」は副詞なので、前置詞の後に来ることはない、と覚えておきましょう。
また、「a year」のように別の冠詞と時制の名詞の組み合わせが当てはまる場合は、「a while」が使用できます。

It’s been a year since I saw you.

It’s been a while since I saw you.

難易度:4/10
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「They’re」、「their」、「there」の発音は全て似てますが、文法的にどう違いますか?

確かに口頭では区別がつきませんが、全て違う意味で、使用方法が異なるので、文を書く時には気を付けましょう。

①「They’re」は「they are」の省略であり、「彼らは(〜です)」と言う意味を持ちます。

「They(彼ら)」は、主語であり、「are(は)」は、現在形のbe動詞です。

They’re kind.
(They are kind.)

彼らは優しい。

また、現在進行形の文の始まりに使われます。

They’re playing soccer.
(They are playing soccer.)

彼らは、サッカーをしている。

②「Their」は所有代名詞であり、「彼らの」を表します。

It is their break time (now).

(今は)彼らの休憩時間である。

③「There」は、場所を示す副詞です。

The post office is there.

郵便局はそこです。

There is a car in the parking lot.

駐車場に車があります。

難易度:3/10
関連リンク:「It’s」と「its」の違いは何ですか?

「Farther」と「further」の違いは何ですか?

①「Farther」は「もっと遠く」と言う意味を持ち、「物理的な距離」を指します。

Sam threw the ball farther than I did.

Samは、私よりボールをもっと遠くに投げた。

②「Further」は「これ以上、もっと」という意味を持ち、「度合い、程度」を指します。

I can’t argue further with you.

私はこれ以上あなたと口論できない。

参考:AP Stylebook

難易度:3/10
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