「Abroad」と「overseas」に違いはありますか?

両方とも副詞として「海外で」という意味を持ちます。

I worked abroad for several years.

I worked overseas for several years.

私は数年間、海外で働いた。

尚、「abroad」は、副詞以外に名詞で「海外の国々」という意味を持ちます。

The company accepts orders from abroad.

その会社は、海外の国々からの注文を受けます。

また、「overseas」は、副詞以外に形容詞で「海外の」という意味を持ちます。

Because I can speak English, I worked at an overseas branch for several years.

私は英語を話せるので、海外の支店で数年間働いた。

※「oversea」は「overseas」の代替形態ですが、一般的に使用されません。

難易度:7/10
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「I always studied」と「I always study」の違いは何ですか?

頻度の副詞(always, often, sometimes, never等)に、「studied」と過去形の動詞を使用すると、過去の(にしていた)習慣になります。その為、「I always studied」は「以前は、私はいつも勉強していた」という意味になります。尚、頻度の副詞に、「study」と現在形の動詞を使用すると、現在の(している)習慣になります。その為、「I always study」は「現在、私はいつも勉強している」という意味になります。

I occasionally went to the gym.(過去の習慣)

私は、たまにジムに行っていた

I occasionally go to the gym.(現在の習慣)

私は、たまにジムに行く

難易度:3/10
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形容詞と副詞の比較級と最上級を表す場合、それらの前に「more/most」を置く場合と、 語尾が「–er /–est」になる場合がありますが、どのように区別して使用すれば良いですか?

例外はありますが、以下の基本ルールがあります。

ルール ①: 音節が一つの形容詞または副詞の場合、単語の語尾が「–er /–est」になります。

「high(高い)」という形容詞の場合:

比較級:higher

最上級:highest

「 soon(すぐに)」という副詞の場合:

比較級:sooner

最上級:soonest

ルール ②: 音節が三つ以上の形容詞と「-ly」で終わる副詞の場合、単語の前に「more/most」を置きます。

「comfortable(心地良い)」という形容詞の場合:(音節:com-fort-a-ble)

比較級:more comfortable

最上級:most comfortable

「commonly(通常)」という副詞の場合:

比較級:more commonly

最上級:most commonly

尚、否定の比較級/最上級の場合、「more/most」の代わりに「less/least」が使用されます。

否定の比較級:less comfortable

否定の最上級:least comfortable

ルール ③: 音節が二つの形容詞と副詞の場合、「-er/-est」/「more/most」のどちらの形式が使用されるかは単語によります。尚、どちらの形式を使用しても大丈夫な単語もあります。

「narrow」という形容詞の場合:(音節:nar-row)

比較級:narrower

最上級:narrowest

「quickly」という副詞の場合:(音節:quick-ly)

比較級:more quickly

最上級:most quickly

「simple」という副詞の場合:(音節:sim-ple)

比較級:simplerまたは、more simple

最上級:simplestまたは、most simple

参考:「The Only Grammar Book You’ll Ever Need」

難易度:5/10
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「〜前に」と表現する「ago」と「before」の違いは、何ですか?

①「Ago」を使用する場合、軸(いつから見て)は今(現時点)になります。従って、以下のように期間(どれくらい前のこと)を示すだけで、軸を示す必要はありません。

Five minutes ago = (今から)5分前

I started studying English four years ago.

私は、(今から)4年前に英語を勉強し始めた。

②「Before」の場合、期間(どれくらい前のこと)と軸(いつから見て、何から)の両方を示す必要があります。

Five minutes before the test = テストの5分前

※上記のように「before」の後に、軸を示す必要があります。

難易度:6/10
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「Electric」、「electronic」、「electrical」の違いは何ですか?

①「Electric」は「電気の、電動の」という意味を持つ形容詞であり、電流を利用して、光、熱、運動など、他の単純なエネルギーに変換するデバイスに使用されます。

例:electric sign(電光掲示板)、electric blanket(電気毛布)、electric bicycles(電動自転車)

②「Electronic」は「電子の」という意味を持つ形容詞であり、単に電流を利用して他の単純なエネルギーに変換するのではなく、電流に他の情報(画像や音声など)を加えるデバイスに使用されます。

例:electronic dictionary(電子辞書)、electronic medical chart(電子カルテ)

③「Electrical」は「電気に関する」という意味を持つ形容詞である為、上記①と②を含みますが、主に、発電したり電気を処理、または加工するデバイスに使用されます。

例:electrical generator(発電機)、electrical outlet(電気のコンセント)

また、「electronically」は、「電子的に、電子技術を使って」という意味を持つ副詞になります。

His signature was electronically recorded by the scanner.

彼の署名は、スキャナーにより電子的に記録された。

難易度:8/10
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「all ready」と「already」の違いは何ですか?

「All ready」は、一般的に「完璧に用意が出来ている」という意味を持ちます。「Already」は、「もう既に」という意味を持つ副詞です。

The rocket is all ready for the launch.

ロケットは、発射の用意が完璧に出来ている

The students are already in the classroom.

生徒たちは、もう既に教室にいる。

※「All ready」は、「完璧に用意が出来ている」の他に、「みんな(全員)用意が出来ている」という意味を持つこともあります。

The students are all ready for the test.

生徒たちは、みんなテストの用意が出来ている

難易度:6/10
関連リンク:「All right」と「alright」の違いは何ですか?

「All right」と「alright」の違いは何ですか?

両方とも「大丈夫」という意味を持ちます。但し、「all right」の方が、「alright」よりフォーマルです。発音は同じである為、口頭では違いはありません。

Everything is going to be all right. ◯(フォーマル)

Everything is going to be alright. ◯(カジュアル)

難易度:4/10
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「Only」の位置で、文の意味は変わりますか?

はい、変わります。「Only」は、「だけ、しか、のみ、唯一」という意味を持つ副詞であり、すぐ後に来る単語を修飾します。従って、置く場所により文の意味や強調したいことが変わってしまいます。

 

Only I lost my pen.(「Only」は「I」を修飾している)

私だけがペンをなくした。(他の人はペンをなくしていない)

 

I only lost my pen.(「Only」は「lost」を修飾している)

この場合、以下2つの意味を持ちます。

① 私は、ペンをなくしただけである。(ペンで他の事(投げたり、他の人に渡したり)をしていない)

② 私は、自分のペンしかなくしていない。( 自分のペン以外のものをなくしていない)

 

I lost only my pen.(「Only」が「my」を修飾している)

私は、自分のペンしかなくしていない。( 自分のペン以外のものをなくしていない)
※上記②と同じ意味を持ちます。

 

I lost my only pen.(「Only」が「pen」を修飾している)

私は、自分が所有している唯一のペンをなくした。

 

上記のように文のどの単語が「only」に修飾されるかにより、いいたいことや強調したいことが変わってしまう為、注意しましょう。

難易度:7/10
関連リンク:「Not just」と「just not」の違いは何ですか?

「近い」という意味を持つ「close」と「near」に違いはありますか?

「Close」と「near」は距離や時間が近いと表す為に使用される単語であり、殆どの場合で入れ替えて使用することが可能です。但し、関係の近さ(深さ)を表す場合には、「near」は使用できません。

物理的な距離を表す場合:

His house is close to the station. ◯

His house is near the station. ◯

彼の家は駅に近い。

※ 「Close」を使用する場合、「to(前置詞)」を後に加える必要があります。

関係の近さ(深さ)を表す場合:

She is close to him. ◯

彼女は彼に(関係的に)近い。

She is near him. X

※「彼女は彼に(距離的に)近い」なら可。

難易度:6/10
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「I really don’t like him」と「I don’t really like him」の違いは何ですか?

「really」は「本当に、とても」という副詞であり、動詞、形容詞、別の副詞、または文全体を修飾することが可能です。従って、文中のどの品詞の単語を修飾するかにより、文の意味に違いが生じます。

really」が否定を意味する「don’tの前に来る場合、「本当に嫌いだ」という意味になります。

I really don’t like him = 私は彼を本当に嫌いである

really」が否定を意味する「don’tの後に来る場合、「そんなに好きでない」という意味になります。

I don’t really like him = 私は彼をそんなに好きでない

上記の文の動詞である「like」を「know」に入れ替えた場合、以下のようになります。

I really don’t know = 私は一切分からない。(直訳:私は本当に分からない。)

I don’t really know = 私は定かではない。(直訳:私はそんなに分からない。)

難易度:7/10
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