文中に「but」を使用する場合、「but」の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

一般的に、「but」が別の文として単独で成り立つ二つの節を繋ぐ場合、「but」の前に「,(コンマ)」が必要です。

I wanted to go to the concert, but the tickets were sold out.

「I wanted to go to the concert」と「The tickets were sold out」は両方とも完全な文である為、「but」の前に「,(コンマ)」が必要です。

尚、上記の例文のように、各節の主語が明確に表記されている場合、「but」の前に「,(コンマ)」が必要です。但し、例外として主語が明確な二つの節が両方とも短い場合、「,(コンマ)」を除外することができます。

I went home but no one was home.

一方、二つの節の主語が同じで、二つ目の節の主語が省略される場合は、「,(コンマ)」は必要ありません。

I wanted to go to the concert but decided to stay home.

尚、以下の等位接続詞にも同様のルールが適用されます。

-and
-so
-or
-for
-yet
-nor

難易度:8/10
関連リンク:文章の中で名詞を並べて表示する場合、「and」はどこに入れる?

「so」と「very」の違いは何ですか?

両方とも「とても」という意味を持ち、形容詞を修飾する副詞ですが、使用される場面に違いがあります。文章を書く時に、文の形容詞に「とても」といいたい場合、「so」ではなく、「very」が一般的に使用されます。

He was so mad. △(口頭では、OKです)

He was very mad. ◯

「so」は、主に間投詞(苦しみや驚きなどの強い感情を表す品詞)に使用されます。

He was so mad!

※ 間投詞は、記事や論文など正式な文書では使用されませんが、小説の会話などで使用されます。最近では、友達間のメールなどのやりとりでもよく使用されます。

「so」を「とても」という意味で文章で使用したい場合、その「とても」の度合いを表現しなければいけません。従って、以下のような形式になります。

so 〇〇 that 〜.(とても〇〇過ぎて〜だ。)

〇〇 = 形容詞

〜だ = 形容詞の度合いを表現する節

上記の「he was so mad」の英文をこの形式に変えた場合、彼がどれくらい腹を立たせていたか(怒りの度合い)を表現する必要があります。

He was so mad that he wanted to punch a wall.

彼はとても腹が立ち過ぎて壁を殴りたかった。

難易度:7/10
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