句動詞「hand out」を使用して「チラシを配る」といいたい場合、「hand the flyers out」と「hand out the flyers」のどちらが正しいですか?

どちらも正しいです。「hand out」の目的語が「the flyers」のような一般名詞(句)の場合、目的語は「hand」と「out」の間、「hand out」の後、どちらに置くことも可能です。

hand the flyers out ◯

hand out the flyers ◯

但し、目的語「the flyers」を「them」のような代名詞と入れ替える場合、「them」は「hand」と「out」の間に置く必要があります。

hand them out ◯

hand out them X

難易度:7/10
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「Every time he goes there」と「He goes there every time」の違いは何ですか?

①「Every time he goes there」のように「every time」が「he goes there」の前に来る場合、「every time」は「〜する度に」という意味を持つ従属接続詞になります。従って、従属節「Every time he goes there」だけでは不完全な文になるので、従属節「Every time he goes there」の後に主節が続く必要があります。

Every time he goes there. X

彼は、そこへ行く度に。

Every time he goes there, he buys a souvenir.

彼は、そこへ行く度におみやげを買う。

He buys a souvenir every time he goes there.

主節従属節の前に持ってくる場合、従属節の前に「,」は必要ありません

②「He goes there every time」のように「every time」が「He goes there」の終わりに来る場合、「常に、いつも」という意味を持つ副詞になります。

He goes there every time.

彼は、いつもそこへ行く。

難易度:8/10
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「以下が〜である」といいたい場合、「Below is」と「Below are」のどちらが正しいですか?

「Below」の後に不可算名詞、または可算名詞単数形が続く場合はisになり、
「Below」の後に可算名詞複数形が続く場合はareになります。

①「Below」の後に「information」のような不可算名詞、または「explanation」のような可算名詞単数形が続く場合は、isになります。

Below is the information.

以下が、その情報である。

Below is the explanation.

以下が、その説明である。

②「Below」の後に「questions」のような可算名詞複数形が続く場合は、areになります。

Below are the questions.

以下が、その質問である。

難易度:8/10
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「enough」は副詞ですか?それとも形容詞ですか?

「enough」は副詞でもあり、形容詞でもあります。
副詞の場合、一般的に「十分に」という意味で使用され、
形容詞の場合、一般的に「十分な、足りる」という意味で使用されます。

He slept enough last night.(副詞「enough」は、動詞「sleep」を修飾しています)

昨夜、彼は十分に寝た。

He had enough time to revise the presentation slides.(形容詞「enough」は、名詞「time」を修飾しています)

彼は、プレゼンテーションのスライドを修正するのに十分な時間があった。

因みに、「enough」は「十分な量、十分な数、たくさん」という意味の代名詞として使用されることもあります。

He had enough to drink.

彼は、十分な量を飲んだ。

難易度:6/10
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「See you Monday」と「See you on Monday」に意味の違いはありますか?

いいえ、意味に違いはありません。どちらも「月曜日に会いましょう」という意味になります。「Monday」には副詞名詞の用法があり、それぞれの表現で「Monday」の品詞が異なります。

①「See you Monday」の場合、「Monday」は「月曜日」という意味の副詞になります。

②「See you on Monday」の場合は、「Monday」は「月曜日」という意味の名詞であり、曜日の前に使用される前置詞「on」の後に続いています。

難易度:7/10
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「in depth」と「in-depth」の違いは何ですか?

文での役割が異なります。「in depth」は副詞として使用され、「in-depth」は形容詞として使用されます。

①「in depth」は、前置詞in」と名詞depth」で構成されていて、「徹底的に」という意味の副詞句となります。

We discussed the problem in depth.

私たちは、その問題について徹底的に話し合った。

②「in-depth」の様に「in」と「depth」の間に「-(ハイフン)」が入る場合は、「徹底的な」という意味の複合形容詞となります。

We had an in-depth discussion about the problem.

私たちは、その問題について徹底的な話し合いを行った。

難易度:7/10
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句動詞「drop off」を使用して「車で私の友達を送る」といいたい場合、「drop my friend off」と「drop off my friend」のどちらが正しいですか?

どちらも正しいです。「drop off」の目的語が「my friend」のような一般名詞(句)である場合、目的語は「drop」と「off」の間、「drop off」の後、どちらに置くことも可能です。

drop my friend off ◯

drop off my friend ◯

但し、目的語「my friend」を「him」のような代名詞と入れ替えた場合、「him」は「drop」と「off」の間に置く必要があります。

drop him off ◯

drop off him X

難易度:7/10
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「He doesn’t always eat breakfast」と「He always doesn’t eat breakfast」の違いは何ですか?

「always」は「いつも、常に」という意味を持つ副詞であり、動詞、形容詞、別の副詞、または文全体を修飾することが可能です。従って、文中のどの品詞の単語を修飾するかにより、文の意味に違いが生じます。

always」が否定を意味する「doesn’tの後に来る場合、「いつも〜する訳ではない」という意味になります。

He doesn’t always eat breakfast.

彼は、いつも朝食を食べる訳ではない。

always」が否定を意味する「doesn’tの前に来る場合、「いつも〜しない」という意味になります。

He always doesn’t eat breakfast.

彼は、いつも朝食を食べない。

※「決してない、絶対ない」という意味を持つ副詞「never」で動詞「eat」を修飾して同じような意味を表すことも可能です。

He never eats breakfast.

彼は、決して朝食を食べない。

難易度:6/10
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「very」は副詞ですか?それとも形容詞ですか?

「very」は副詞でもあり、形容詞でもあります。
副詞の場合、一般的に「とても、非常に」という意味で使用され 、
形容詞の場合、一般的に「まさに、まさしく」という意味で使用されます。

He made a very big mistake.(副詞「very」は、形容詞「big」を修飾しています)

彼は、とても大きいミスを犯した。

He made the very mistake that we warned.(形容詞「very」は、名詞「mistake」を修飾しています)

彼は、まさに私たちが注意したミスを犯した。

難易度:6/10
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「I don’t know what you’re talking about」の様に文の最後に前置詞を使用することは可能ですか?

はい、可能です。この文の場合は、ないと不完全な文になってしまいます。
文によって、前置詞が最後に①必ず必要な場合と、②必ずしも必要ない場合があります。

前置詞必ず必要な場合:

I don’t know what you’re talking about.
(私は、あなたが何の話をしているのか分かりません)

I don’t know what you’re talking.

前置詞ずしも必要ない場合:

I don’t know where he’s headed.

I don’t know where he’s headed to.
(私は、彼がどこに向かっているのか分からない)
※前置詞「to」を付けると、カジュアルな表現になります

因みに、前置詞の意味も持つ副詞が、句動詞の一部として文の最後に使用されている場合もあります。

The project had many flaws, but they carried on.
(そのプロジェクトにはたくさんの欠陥があったが、彼らは継続した)
※上記の「on」は、動詞「hold」と副詞「on」で構成される句動詞「hold on」の副詞の部分になります

難易度:7/10
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