「Angry at」と「angry with」、どちらが正しいですか?

両方とも「何か(人、物など)に対して怒っている」という意味になります。意味もニュアンスも同じです。

Sally is angry with the new rule.

Sallyは、新しいルールに対して怒っている。

Sally is angry at Henry.

Sallyは、Henryに対して怒っている。

難易度:3/10
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「Many」と「various」の違いは何ですか?

「Many」は「たくさんの〜」という意味を持ち、「various」は「色んな(様々な)〜」という意味を持ちます。

He has many brothers and sisters.

彼はたくさんの兄弟がいる。

He has various hobbies.

彼は色んな趣味を持っている。

難易度:3/10
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アメリカ英語とイギリス英語では、スペルが異なる場合があると聞きましたが、どのようなパターンがありますか?

大きく分けると以下二つのパターンになります。

① ラテン語由来のスペリング:

-our(英), -or(米)
colour / color
flavour / flavor
labour / labor

-re(英), -er(米)

centre, center
metre, meter
theatre, theater

-ce(英), -se(米)

licence, license
pretence, pretense
offence, offense

② ギリシャ語由来のスペリング:

-ise(英), ize(米)

organise / organize
realise / realize
recognise / recognize

-yse(英), -yze(米)

analyse / analyze
catalyse / catalyze
paralyse / paralyze

-ogue(英), -og(米)

analogue / analog
catalogue / catalog
dialogue / dialog

-ae, -oe(英), e(米)

anaesthesia / anesthesia
paediatric / pediatric
diarrhoea / diarrhea

難易度:7/10
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「Died」、「passed away」、「deceased」に違いはありますか?

全て「死んだ、亡くなった」という意味を持ちますが、ニュアンスに違いがあるので気を付けましょう。

①「Died」は、「死んだ」という事実を述べる中性の単語であり、記事などで使用されます。

There are reports that 100 people died in the disaster.

災害により100人が亡くなったという報道がされている。

②「Passed away」は、婉曲的な表現(遠回しの言い方)であり、日本語の「〜が他界した」というような意味を持ちます。特に身近な人の死に関しては、「passed away」を使用しましょう。

My friend’s grandmother passed away last week.

先週、私の友達の祖母が 他界した

③「Deceased」は、「died(「die」の過去形)」のフォーマルな言い方ですが、婉曲的な表現ではありません。一般的に「故人、死亡した人」という意味を持つ名詞として使用されます。

The deceased will be removed from the family registration.

故人は戸籍から抹消される。

難易度:7/10
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「Grave」と「tomb」の違いは何ですか?

一般的に、両方とも「お墓」という意味を持ちますが、具体的に指すものに違い、ニュアンスが変わってしまいますので、気を付けましょう。「Grave」は、墓所を指す一方、「tomb」は、その上に建てられる建造物を指します。そのこともあり、「tomb」ですと、偉大なお墓というイメージを持たせます。アメリカでは、遺体を埋めるのが一般的です。

一般的なお墓は、「grave」になります。

I visited my grandmother’s grave last Saturday.

先週の土曜日、私は祖母のお墓にお参りに行った。

偉大なお墓の場合、「tomb」が使用されます。

The tomb of King Tutankhamun is being restored.

ツタンカーメンの墓は、修復されている。

また、墓石のことは「tombstone」といいます。「Cemetery」は、「共同墓地」である為、「I went to my grandmother’s cemetery」のように個人のお墓という意味で使用できません。

難易度:6/10
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洋服などを試着するときの「fit」と「match」の違いは何ですか?

「Fit」は「サイズが合う」という場合に使用されます。

一方、「match」は「〇〇と合う」という場合に使用されます。

This dress is slim at the hips and fits my body shape.

このドレスはヒップの部分がスリムになっていて、私の体の形(サイズ)に合う

This red dress matches my black heels.

この赤いドレスは私の黒いヒールと合う

※「match」と同じ意味で「go with」を使用することもできます。

This red dress goes with my black heels.

尚、「〇〇が似合う」といいたい場合、「look good」と現します。

The jacket looks good (on you).

そのジャケットは(あなたに)似合っています

難易度:5/10
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「近い」という意味を持つ「close」と「near」に違いはありますか?

「Close」と「near」は距離や時間が近いと表す為に使用される単語であり、殆どの場合で入れ替えて使用することが可能です。但し、関係の近さ(深さ)を表す場合には、「near」は使用できません。

物理的な距離を表す場合:

His house is close to the station. ◯

His house is near the station. ◯

彼の家は駅に近い。

※ 「Close」を使用する場合、「to(前置詞)」を後に加える必要があります。

関係の近さ(深さ)を表す場合:

She is close to him. ◯

彼女は彼に(関係的に)近い。

She is near him. X

※「彼女は彼に(距離的に)近い」なら可。

難易度:6/10
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「I really don’t like him」と「I don’t really like him」の違いは何ですか?

「really」は「本当に、とても」という副詞であり、動詞、形容詞、別の副詞、または文全体を修飾することが可能です。従って、文中のどの品詞の単語を修飾するかにより、文の意味に違いが生じます。

really」が否定を意味する「don’tの前に来る場合、「本当に嫌いだ」という意味になります。

I really don’t like him = 私は彼を本当に嫌いである

really」が否定を意味する「don’tの後に来る場合、「そんなに好きでない」という意味になります。

I don’t really like him = 私は彼をそんなに好きでない

上記の文の動詞である「like」を「know」に入れ替えた場合、以下のようになります。

I really don’t know = 私は一切分からない。(直訳:私は本当に分からない。)

I don’t really know = 私は定かではない。(直訳:私はそんなに分からない。)

難易度:7/10
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「so」と「very」の違いは何ですか?

両方とも「とても」という意味を持ち、形容詞を修飾する副詞ですが、使用される場面に違いがあります。文章を書く時に、文の形容詞に「とても」といいたい場合、「so」ではなく、「very」が一般的に使用されます。

He was so mad. △(口頭では、OKです)

He was very mad. ◯

「so」は、主に間投詞(苦しみや驚きなどの強い感情を表す品詞)に使用されます。

He was so mad!

※ 間投詞は、記事や論文など正式な文書では使用されませんが、小説の会話などで使用されます。最近では、友達間のメールなどのやりとりでもよく使用されます。

「so」を「とても」という意味で文章で使用したい場合、その「とても」の度合いを表現しなければいけません。従って、以下のような形式になります。

so 〇〇 that 〜.(とても〇〇過ぎて〜だ。)

〇〇 = 形容詞

〜だ = 形容詞の度合いを表現する節

上記の「he was so mad」の英文をこの形式に変えた場合、彼がどれくらい腹を立たせていたか(怒りの度合い)を表現する必要があります。

He was so mad that he wanted to punch a wall.

彼はとても腹が立ち過ぎて壁を殴りたかった。

難易度:7/10
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「every one」と「everyone」の違いは何ですか?

「みんな、全員」といいたい場合は、「everyone」を使用します。一方、「(あるグループの中の)誰もが、一人ずつ」といいたい場合は、「every one」を使用します。

Everyone is going to the party.

みんなパーティーに行きます。

Every one in the department has a role.

部署の誰もが役割を持っている。

「Every one」の代わりに、「each person(各人)」を使用することも可能です。

Each person in the department has a role.

難易度:5/10
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