「Danger」、「warning」、「caution」、「notice」の違いは何ですか?

全て危険に対する注意を促す単語ですが、危険度に違いがあります。アメリカ国内における工業分野の標準化組織である米国規格協会による格付けと定義は以下の通りです。尚、これらの危険度の順番は一般的な場面にも適用されます。

Danger: 回避しない場合、死亡または重傷を招く危険な状況を示しています。

Warning: 回避しない場合、死亡または重傷を負う可能性もある危険な状況を示しています。

Caution: 回避しない場合、軽度または中程度の傷害を招く可能性がある状態を示しています。

Notice: 人体に危険はない状態を示しています。

参考:米国規格協会

難易度:7/10
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「コンビニ」は、英語では「convenient store」と「convenience store」どちらが正しいですか?

「Convenience store」が正しいです。「Convenient」は「便利な」という意味を持つ形容詞である為、「convenient store」は「便利な店」という意味になり、コンビニに限らず、どんな便利な店も指すことが可能です。一方、「convenience」は「便利(さ)、利便性」という意味を持つ名詞であり、「convenience store」が、「コンビニ」の英語の名称になります。

The new mall will have many convenient stores for local residents like supermarkets and restaurants.

新しいモールには、スーパーやレストランなど近隣の住民に便利な店が出店する予定です。

Seven-Eleven Japan Co. has the most convenience stores in Japan.

セブンイレブンは、日本で一番多くのコンビニ店舗を構えている。

難易度:7/10
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「Shake」の過去分詞が「shaken」なので、「drink」の過去分詞は「drunken」ですか?

いいえ、違います。「Drink」の過去分詞は、一般的に「drunk」が使用されます。尚、「drank」も使用されることがあります。
(drink-drank-drank/drunk)

He has drunk the remaining milk. ◯

He has drank the remaining milk. ◯

彼は、残っていた牛乳を飲んでいた。

尚、「drunken」は、「酔った、酔っ払った」の意味を持つ形容詞になります。

The drunken man was talking to himself on the street.

酔った男性は、路上で独り言を言っていた。

難易度:6/10
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「Practice」と「practise」に違いはありますか?

北米(アメリカとカナダ)以外では、「practice(練習)」は名詞になり、「practise(練習する)」は「動詞」になります。一方、北米では一般的に区別なく、「practice」を名詞としても動詞としても使用します。

名詞の場合:

I have soccer practice tomorrow.(全英語圏)

動詞の場合:

I have to practice soccer tomorrow.(北米)

I have to practise soccer tomorrow.(北米以外)

難易度:5/10
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「made from」、「made of」、「made out of」、「made with」それぞれの違いは何ですか?

① 「made from」は、出来上がったものが元の原料と変わっている(加工により)場合に使用されます。

Soaps are made from petroleum.

石鹸は、石油から作られている

② 「made of」は、出来上がったものが元の原料と変わっていない場合に使用されます。

The table is made of wood.

そのテーブルは、木で出来ている

③ 「made out of」は、完成品(目的を持つ)を使用して作られている場合に使用されます。

The barriers on the racetrack are made out of tires.

サーキットのバリアは、タイヤを使用して作られている

④ 「made with」は、主に料理の食材に使用されます。

Pudding is made with egg, milk and sugar.

プリンは、卵、牛乳、砂糖で作られている

尚、「made by」は、「〇〇によって作られる(作り手)」という意味を持ちます。

All Berkin bags are made by master craftsmen.

バーキンのバッグは、全て一流の職人によって作られている

参考:English Grammar Today

難易度:8/10
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「Based on」と「based in」の違いは何ですか?

「Based on」は、「〜に基づいている」という意味です。一方、「based in」は、「~を本拠(地)としている」という意味になります。

The movie, “American Snipper” is based on a true story.

映画「アメリカン・スナイパー」は、実話に基づいている。

Google’s headquarters is based in Mountain View.

Googleの本社はマウンテンビューにある。

難易度:4/10
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「彼とSusan」を文の主語とする場合、「he and Susan」と「Susan and he」どちらが正しいですか?

代名詞と名前を主語とする場合、代名詞が先に来ます。

Susan and he went to the zoo. X

He and Susan went to the zoo. ◯

尚、代名詞と名前を目的語とする場合も、主語の場合と同じ順番になります(「him and Susan」)。

但し、主語の代名詞が「I(私)」の場合は例外であり、名前が先に来ます。

I and Susan went to the zoo. X

Susan and I went to the zoo.  ◯

代名詞と名前の順番は以下のようになります。

① 代名詞(「I(私)」以外)
② 名前
③ 自分(「I」)

「私、彼女、Sam」の場合:

「She, Sam and I」になります。

難易度:6/10
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形容詞と副詞の比較級と最上級を表す場合、それらの前に「more/most」を置く場合と、 語尾が「–er /–est」になる場合がありますが、どのように区別して使用すれば良いですか?

例外はありますが、以下の基本ルールがあります。

ルール ①: 音節が一つの形容詞または副詞の場合、単語の語尾が「–er /–est」になります。

「high(高い)」という形容詞の場合:

比較級:higher

最上級:highest

「 soon(すぐに)」という副詞の場合:

比較級:sooner

最上級:soonest

ルール ②: 音節が三つ以上の形容詞と「-ly」で終わる副詞の場合、単語の前に「more/most」を置きます。

「comfortable(心地良い)」という形容詞の場合:(音節:com-fort-a-ble)

比較級:more comfortable

最上級:most comfortable

「commonly(通常)」という副詞の場合:

比較級:more commonly

最上級:most commonly

尚、否定の比較級/最上級の場合、「more/most」の代わりに「less/least」が使用されます。

否定の比較級:less comfortable

否定の最上級:least comfortable

ルール ③: 音節が二つの形容詞と副詞の場合、「-er/-est」/「more/most」のどちらの形式が使用されるかは単語によります。尚、どちらの形式を使用しても大丈夫な単語もあります。

「narrow」という形容詞の場合:(音節:nar-row)

比較級:narrower

最上級:narrowest

「quickly」という副詞の場合:(音節:quick-ly)

比較級:more quickly

最上級:most quickly

「simple」という副詞の場合:(音節:sim-ple)

比較級:simplerまたは、more simple

最上級:simplestまたは、most simple

参考:「The Only Grammar Book You’ll Ever Need」

難易度:5/10
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「On time」と「in time」に違いはありますか?

「On time」は「時間ぴったりに、予定どおりに」という意味であり、「in time」は「時間に間に合う」という意味です。

The plane will be taking off on time.

飛行機は予定通り出発します。

Mike will be in time for dinner.

Mikeは夕食の時間に間に合うだろう。

尚、どちらも「時間に遅れずに」という意味も持ち、この意味で使用される場合は、入れ替えて使用することが可能です。

Mike got to the theater in time for the concert.

Mike got to the theater on time for the concert.

Mike は、コンサートの開始時間に遅れずにシアターに着いた。

難易度:8/10
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「Comprise」と「compose」の違いは何ですか?

「Comprise」は「〜から成る」という意味を持つ動詞であり、「compose」は「〜を構成する」という意味を持つ動詞です。

Japan comprises 47 prefectures.

日本は47都道府県から成る

※ 文の構造としては全体が主語になり、部分が目的語になります。

47 prefectures compose Japan.

47都道府県が日本を構成する

※ 文の構造としては部分が主語になり、全体が目的語になります。

※「Comprise」を受動態として使用する人が多いですが、フォーマルな文では避けた方が良いです。(「Comprise」が既に受け身の意味を持つ為)

Japan is comprised of 47 prefectures. △

参考:AP Style

難易度:8/10
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