「despite」と「in spite of」に違いはありますか?

「 despite」の方が「in spite of」よりフォーマルな表現です。 両方とも「〜にも関わらず」という意味を持ち、一般的に口頭より書面で使用されます。尚、一般的に名詞(句)が続きます。

The game continued despite the heavy rain.

The game continued in spite of the heavy rain.

その試合は、激しい雨にも関わらず続いた。

名詞(句)の代わりに動名詞が使用されることもあります。

Despite achieving his goals, he wasn’t promoted.

In spite of achieving his goals, he wasn’t promoted.

彼は目標を達成したにも関わらず、昇進しなかった。

また、「despite」と「in spite of」の後にthat節を続ける場合、that節の前に「the fact」が必要になります。

He was late to work despite the fact that he woke up early.

He was late to work in spite of the fact that he woke up early.

彼は早く起きたにも関わらず、仕事に遅刻した。

因みに、「out of spite」は「腹いせに、悪意で」という意味になります。

He broke the car window out of spite.

彼は悪意で車の窓を割った。

参考:Cambridge Dictionary

難易度:7/10
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「short term」と「short-term」に違いはありますか?

以下のように文での役割が異なります。

①「short term」( 「-(ハイフン)」無し)の場合:

形容詞「short(短い)」が名詞「term(期間)」を修飾して、「短期、短い期間 」という意味を持つ名詞句になります。

The company will struggle at least in the short term.

その会社は、少なくとも短期では苦戦するだろう。

②「short-term」(「-(ハイフン)」有り)の場合:

「短期的な、短期の〜」という意味を持つ複合形容詞(複数語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The new CEO is more focused on short-term goals.

新しいCEOは短期的な目標をより重視している。

難易度:6/10
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「in a way」、「in the way」、「on the way」は、それぞれどういう意味ですか?

①「in a way」は「ある意味」という意味を持つ副詞句です。

He’s right in a way.

彼はある意味正しい。

②「in the way」は「邪魔である」という意味を持つ前置詞句です。

The chair is in the way.

その椅子は邪魔である

③「on the way」は「〜に向かう途中」という意味を持つ副詞句でもあり、「間も無く到着する」という意味を持つ前置詞句でもあります。

He saw a car accident on the way to the office.

彼はオフィスに向かう途中で交通事故を目撃した。

The package is on the way.

荷物は間も無く到着する

因みに、「on a way」は「decide on」のような句動詞に、名詞句「a way」が目的語として続くパターンで一般的に使用されます。

They will decide on a way to divide the budget.

彼らは、予算を分ける方法を決める予定である。

They have to work on a way to increase sales.

彼らは、売れ上げを上げる方法に取り組まなければいけない。

難易度:6/10
関連リンク:「行く途中で」といいたい場合、どのようにいえばよいですか?

「それは〜のようだ」といいたい場合、「it seems like…」と「it seems that…」とありますが、それらに違いはありますか?

はい、あります。

「it seems like…」の後に名詞(句)が続くことが可能ですが、「it seems that…」の場合はできません。

It seems like a hoax. 〇

It seems that a hoax. X

それはデマのようだ。

※この場合、「like」は前置詞になります

また、「it seems like…」と「it seems that…」両方の後にが続くことが可能であり、意味は異なりませんが、「it seems that」の方がよりフォーマルです。

It seems like a deal won’t be reached anytime soon.

It seems that a deal won’t be reached anytime soon. ※よりフォーマル

取引は近いうちに成立されないようだ。

※この場合、「like」と「that」はともに接続詞になります

参考:Cambridge Dictionary

難易度:7/10
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「one of my friends who live in Osaka」と「one of my friends who lives in Osaka」はどちらが正しいですか?

「one of my friends who live in Osaka」が正しいです。関係代名詞「who」に続く説明「live(s) in Osaka(大阪に住んでいる)」は名詞「one」ではなく「my friends」を修飾する為、動詞「live」は三人称複数形になります。

one of my friends who lives in Osaka X

one of my friends who live in Osaka 〇

大阪に住んでいる、私の(何人かの)友人の一人

尚、「one of my friends who live in Osaka」は文ではなく名詞句になります。従って、こちらを使用して文を作成する場合、主語は「one」である為、続く動詞は三人称単数形になります。

One of my friends who live in Osaka has a car.

大阪に住んでいる、私の(何人かの)友人の一人は車を持っている。

難易度:7/10
関連リンク:関係代名詞である「that」と「who」の使用方法に違いはありますか?

「quarter」は「1/4」という意味なのに、なぜトーナメントなどで8チームが残っているにも関わらず、「準々決勝」のことを「quarterfinals」というのですか?

「残っている8チーム 」ではなく、「残っている8チームによる4つの試合」を表す為、「quarterfinals」になります。同様に、「準決勝」は「1/2」という意味を持つ接頭辞「semi」を使用して、「semifinals」となります。

因みに、32チーム出場のトーナメントの場合、「第一回戦」のことは「first round」または、「round of 32」といい、「第2回戦」のことを「second round」または、「round of 16」といいます。

難易度:7/10
関連リンク:「試合」という意味を持つ「game」と「match」ですが、使い方に違いはありますか?

指数「2^4(2の4乗)」はどのように読みますか?

2^4」は以下の二通りの読み方があります。

①「two(基数)+ to the + fourth(序数)+ power」

②「two(基数)+ to the power of + four(基数)」

また、「二乗」(n^2)や「三乗」(n^3)の場合、以下のように読むこともできます。

2^2(nが2の場合):

two squared

(= two to the second power/two to the power of two)

2^3(nが2の場合):

two cubed

(= two to the third power/two to the power of three)

難易度:6/10
関連リンク:数学記号「<」、「≤」、「>」、「≥」、それぞれ何と読みますか?

「:(コロン)」はどのように使用しますか?

「:(コロン)」の用法は以下の通りになります。

① 一つ以上のアイテム(名詞、名詞句)を紹介する場合に使用されます。

I have to buy the following items: cereal, milk and yogurt.
※固有名詞でない限り、「:」の後のアイテムは小文字で始まります

リストが動詞または前置詞の直後に来る場合は、使用されません。

I have to buy: cereal, milk and yogurt. X

上記の場合、「:」を使用せずに文になります。

I have to buy cereal, milk and yogurt. ◯

② 論理的に関連している二つの独立節(主語と動詞を含み、一つの文として成り立つ)を接続する場合に使用されます。

二つ目の文が一つ目の文の内容をまとめたり、説明したりする場合に「.」の代わりに使用されます。

I don’t like Mike: he is loud and annoying.
※固有名詞でない限り、「:」の後のアイテムは小文字から始まります。

上記の文の場合、「I don’t like Mike」と「he is loud and annoying」は共に独立節であり、(二つ目の文)「he is loud and annoying」が(一つ目の文)「I don’t like Mike」の理由を説明しています。

③ 一般的に「,」に続いて引用文は紹介されますが、代わりに「:」を使用することも可能です。主に長い、または二つの文章を引用する場合に使用されます。

The teacher said: “Don’t be late tomorrow because we’ll have a test. Also, don’t forget to bring your calculators.”
※「:」の後の引用文は大文字から始まります

また、記号などとして非文法的に使用される場合もあります。

-時間(Let’s meet at 7:35 p.m.)

-比率(The ratio of males and females is 5:5)

-聖書(John 3:16)

-サブタイトルとタイトルを分けるため(Star Wars: The Last Jedi)

-ビジネスやフォーマルな手紙の挨拶で、宛先の後に使用されます(To whom it may concern:)

難易度:8/10
関連リンク:文中の「; however,」と「, however,」、どちらが正しいですか?

「during」と「while」は入れ替えて使用することができますか?

いいえ、できません。両単語とも「〜の間(に、中)」という意味を持ちますが、品詞が違う為、続く語句が異なります。

①「during」は前置詞である為、名詞(句)が続きます。

during名詞(句)

He stayed inside during the rain.

彼は雨の間、室内にいた。

②「while」は接続詞である為、節が続きます。

while節(主語 + 動詞)

He stayed inside while it was raining.

彼は雨が降っている間、室内にいた。

文の構造は異なりますが、同じような意味を表すことができます。

難易度:5/10
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