「.(ピリオド)」は、「“”(クオーテーションマーク)」の中に入りますか?

アメリカ英語の場合、「.」は「“”」の中に入ります。
一方、イギリス英語の場合、「.」は「“”」の外に置きます。

「“”」は主に、作品名や直接引用文に使用されます。

作品名の場合:

米)Steven Spielberg won an Academy Award for “Schindler’s List.”

英)Steven Spielberg won an Academy Award for “Schindler’s List”.

直接引用文の場合:

米)The teacher said, “Don’t forget to do your homework.”

英)The teacher said, “Don’t forget to do your homework”.

難易度:7/10
関連リンク:どのような時に「‘’(シングルクォーテーションマーク)」を使用しますか?

「:(コロン)」はどのように使用しますか?

「:(コロン)」の用法は以下の通りになります。

① 一つ以上のアイテム(名詞、名詞句)を紹介する場合に使用されます。

I have to buy the following items: cereal, milk and yogurt.
※固有名詞でない限り、「:」の後のアイテムは小文字で始まります

リストが動詞または前置詞の直後に来る場合は、使用されません。

I have to buy: cereal, milk and yogurt. X

上記の場合、「:」を使用せずに文になります。

I have to buy cereal, milk and yogurt. ◯

② 論理的に関連している二つの独立節(主語と動詞を含み、一つの文として成り立つ)を接続する場合に使用されます。

二つ目の文が一つ目の文の内容をまとめたり、説明したりする場合に「.」の代わりに使用されます。

I don’t like Mike: he is loud and annoying.
※固有名詞でない限り、「:」の後のアイテムは小文字から始まります。

上記の文の場合、「I don’t like Mike」と「he is loud and annoying」は共に独立節であり、(二つ目の文)「he is loud and annoying」が(一つ目の文)「I don’t like Mike」の理由を説明しています。

③ 一般的に「,」に続いて引用文は紹介されますが、代わりに「:」を使用することも可能です。主に長い、または二つの文章を引用する場合に使用されます。

The teacher said: “Don’t be late tomorrow because we’ll have a test. Also, don’t forget to bring your calculators.”
※「:」の後の引用文は大文字から始まります

また、記号などとして非文法的に使用される場合もあります。

-時間(Let’s meet at 7:35 p.m.)

-比率(The ratio of males and females is 5:5)

-聖書(John 3:16)

-サブタイトルとタイトルを分けるため(Star Wars: The Last Jedi)

-ビジネスやフォーマルな手紙の挨拶で、宛先の後に使用されます(To whom it may concern:)

難易度:8/10
関連リンク:文中の「; however,」と「, however,」、どちらが正しいですか?