「the number of people who eat」と「the number of people who eats」、どっちが正しいですか?

文章の主語は「the number」(単数扱い)ですが、「who」から始まる関係詞の文の主語は直前の名詞「people」です。「People」は、複数形の名詞である為、三人称複数の「s」をつけない「eat」が正解です。
※三人称複数の現現在形の「s」・・・文の主語が三人称(Iとyou以外)単数で、現在について話している場合、動詞の語尾に「s」をつけると言うルール。

The number of people who eat meat is decreasing.

また、文の主語「the number」が単数のため、対応する文中二つ目の動詞は「is」となります。

関係詞を取り除くと分かりやすくなります。

The number of people (who eat meat) is decreasing.

難易度:6/10
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「team」と言う名詞の場合、動詞は単数扱いになりますか?

「team(チーム)」のように集合名詞である場合、一つの集団として行動を行うのか、またはその集団のメンバーが別々に違う行動を行うのかによって、動詞の扱いは変わります。もし「team」一丸として行動を行う場合は、単数扱いになります。

My hometown soccer team competes in the top league this season.

私の実家のサッカーチームは、今季トップリーグで闘う。

もし「team」のメンバーが別々に違う行動を行う場合は、複数扱いになります。

The soccer team are traveling in separate buses.

サッカーチームは、別々のバスで移動している。

※上記の場合、「team」が「member(メンバー)」で構成されていると言うことを覚えておくと良いでしょう。

The team (members) are traveling in separate buses.

チーム名(固有名詞)の場合は、動詞は三人称複数になります。

Los Angeles Lakers are playing tonight.

Los Angeles Lakersは、今夜プレイする。

主に使用される集合名詞:

Couple(カップル)
Army(軍隊)
Family(家族)
Herd/Pack(群れ)

参考:AP Stylebook

難易度:4/10
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「may」と「might」の違いは何ですか?

may」と「might」は、ほとんど同じように使用され、言い換え可能です。文脈によりどちらかがより好まれることもありますが、間違いになることはありません。二つの単語の主な使用は以下の通りになります。

① 現在(近い未来)の可能性のことを表す場合に使用されます。

It may rain in the afternoon today.

It might rain in the afternoon today.

今日の午後に雨が降るかもしれない。

※ある文法の本によると、(何かが起こる/起こらないの)可能性がどちらかというと低い場合は「might」で、高い場合は「may」とあります。

② 過去の可能性のことを表す場合に「have」と一緒に使用されます。

I may have been drunk when I said that.

I might have been drunk when I said that.

それを言った時、私は酔っていたかもしれない。

③ 過去に起こりえたけど、実際に起こらなかったもの(出来事)を表す場合に関しては、「might have」の方が一般的に使用されます。偶に「may have」が使用される場合もあります。

If he had studied last night, his grades might have been better. ◯

If he had studied last night, his grades may have been better. △

もし彼が昨夜勉強をしていたら、彼の成績はもっと良かっただろう。

④ 丁寧に提案するときに使用されます。

You may want to try a different store.

You might want to try a different store.

(あなたは)別の店を当たって見た方が良いかも知れません。

⑤ 丁寧に許可を得る質問をするときに使用されますが、一般的に「may」が使用されます。「may」で既に丁寧であり、「might」はさらに丁寧である為、多くの場面では必要以上に丁寧になる可能性があります。

May I be excused? ◯

Might I be excused? △

席を外しても宜しいでしょうか?

参考:Merriam-Webster Dictionary

難易度:7/10
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「To not be」と「not to be」の「not」の位置はどっちが正しいですか?

不定詞(to + 原形動詞)に否定の「not」を追加する場合、「to」の前後どちらに持って来ても大丈夫です。
※「be動詞」に限らず、どの動詞でも同じです。

The teacher warned the students not to be late. ◯

The teacher warned the students to not be late. ◯

先生は、生徒たちに遅刻しないよう警告した。

また、「to」と「原形動詞」の間に副詞を入れない方が良いと言う人もいますが、これは文法と言うより個人のスタイルによります。

To immediately go to work. ◯

To go immediately to work. ◯

記事などでは、一般的に不定詞を分けないスタイル(to go immediately)が使用されるので、分けないスタイルの方が無難です。

参考:Oxford Dictionaries

難易度:6/10
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「They’re」、「their」、「there」の発音は全て似てますが、文法的にどう違いますか?

確かに口頭では区別がつきませんが、全て違う意味で、使用方法が異なるので、文を書く時には気を付けましょう。

①「They’re」は「they are」の省略であり、「彼らは(〜です)」と言う意味を持ちます。

「They(彼ら)」は、主語であり、「are(は)」は、現在形のbe動詞です。

They’re kind.
(They are kind.)

彼らは優しい。

また、現在進行形の文の始まりに使われます。

They’re playing soccer.
(They are playing soccer.)

彼らは、サッカーをしている。

②「Their」は所有代名詞であり、「彼らの」を表します。

It is their break time (now).

(今は)彼らの休憩時間である。

③「There」は、場所を示す副詞です。

The post office is there.

郵便局はそこです。

There is a car in the parking lot.

駐車場に車があります。

難易度:3/10
関連リンク:「It’s」と「its」の違いは何ですか?

「he’s」の省略は「he is」のみですか?

「he’s」の省略には、「he is」、「he has」と二つの可能性があります。
※「she’s」も同様です。

①「he is」の場合、「he(彼)」は主語で、「is(は)」は現在形のbe動詞です。

He’s a good friend.
(He is a good friend.)

彼は良い友達である。

また、現在進行形(be動詞 + 動詞の進行形)の文にも使われます。

He’s studying for a test.
(He is studying for a test.)

彼はテストのために勉強をしている。

② 「he has」の場合、現在完了形(has + 動詞の過去分詞形)の文の始まりとして使うことは出来ますが、普通動詞の「持っている」と言う意味で使用することは出来ません。

現在完了形の文の始まり(「he has」)の場合:

He’s been a school teacher for 10 years. ◯
(He has been a school teacher for 10 years.)

彼は学校の教師として10年勤めている。

動詞の「持っている」の意味の場合:

He’s two dogs. X

He has two dogs. ◯

難易度:3/10
関連リンク:「It’s」と「its」の違いは?

「You’re」と「your」の違いは何ですか?

①「You’re」は「you are」の省略形であり、「あなたは(~です)」と言う意味になります。「You(あなた)」は、主語であり、「are(は)」は、現在形のbe動詞です。

You’re tall.
(You are tall.)

あなたは背が高いです。

②「Your」は所有代名詞であり、「あなたの」という意味を持ちます。

Your shoes are cute.

あなたの靴は可愛い。

難易度:3/10
関連リンク:「He’s」と「his」の違いは?

「Learned」と「learnt」を両方聞いたことがありますが、どちらが正しいですか?

「Learned」と「learnt」は両方とも実際の単語であり、「learn」の過去形でもあり、過去分詞でもあるので、どちらを使用しても大丈夫です。
(learn-learned-learned または、learn-learnt-learnt)

「Learned」は、イギリス英語とアメリカ英語両方で使用されますが、「learnt」は一般的にイギリス英語で使用されます。

He learned his alphabets in kindergarten.(米)(英)

He learnt his alphabets in kindergarten. (英)

彼は、アルファベットを幼稚園で習った。

他にも、同じように変化する動詞は以下になります。

burned/burnt
dreamed/dreamt
kneeled/knelt
smelled/smelt
spoiled/spoilt
spelled/spelt

※「Passed/past」は異なります。
「Passed」は、「pass(通る、(時間)が過ぎる、パスを出す)」の過去形と過去分詞ですが、「past」は「過去、過ぎた」という意味を持つ名詞、形容詞、副詞、前置詞になります。

参考:Oxford Dictionaries

難易度:6/10
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「メールをする」と言う場合、「email」をそのまま動詞で使用できますか?

「Email」は動詞としてでも名詞でも使用できます。

①「Email」が動詞の場合:

I email clients everyday about the order.

私はクライアントに毎日、注文に関してメールをする。

②「Email」が名詞の場合:

They write about 25 emails a day.

彼は一日に約25通のメールを書く。

難易度:3/10
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「It’s」と「its」の違いは何ですか?

発音は全く一緒なので、口頭では区別がつきませんが、単語として違う意味を持つので、注意しましょう。

① まず「it’s」は「it is」の省略形であり、「それは(~です)」という意味です。
「It(それ)」は、主語であり、「is(は)」は、現在形のbe動詞です。

It’s a long drive from Los Angeles to San Francisco.
(It is a long drive from Los Angeles to San Francisco.)

ロサンゼルスからサンフランシスコまでは長いドライブです。

また、現在進行形(be動詞+(動詞)-ing)の文の始まりにも使われます。

It’s raining right now.
(It is raining right now.)

今は雨が降っている。

②「Its」は「it」の所有代名詞で、「その~」と言う意味になります。「I(私)」でいう、「my(私の~)」と同じ使い方です。

The company uses a Hollywood actor for its new commercial.

ある会社はハリウッドの俳優をその会社の新しい広告に使用している。

難易度:4/10
関連リンク:「He’s」と「his」の違いは?