「バッテリーが5時間持つ」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「(消耗品などが)持つ」という意味を持つ自動詞「last」を使用して以下のように表します。

The battery(主語)+ lasts(動詞「last」の現在形)+ 5 hours(期間/目的語)」

また、「トイレットペーパーは3ヶ月持つ」といいたい場合、以下のように表します。

The toilet paper lasts 3 months.

尚、「トイレットペーパーは3ヶ月持った」といいたい、動詞「last」は過去形になります。

The toilet paper lasted 3 months.

難易度:6/10
関連リンク:消耗品などにおいて「〇〇を使い切る」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

「check-in」と「check in」の両方を見かけますが、入れ替えて使用することは可能ですか?

いいえ、入れ替えて使用することはできません。

「check-in」の場合、名詞または形容詞になります。また、「check in」のように二つの単語で表す場合、句動詞になります。

check-in」が名詞の場合:

There was a problem with the check-in.

チェックインに問題があった。

check-in」が形容詞の場合:

He’s looking for the check-in button on his app.

彼は、アプリでチェックインする為のボタンを探している。

※「checkout」、「checkup」は一単語として使用されますが、「checkin」は使用されません

check in(句動詞)の場合:

He always checks in to his flights from his smartphone.

彼はいつもスマホから飛行機にチェックインをしている。

参考:Grammarist

難易度:7/10
関連リンク:「login」と「log in」の両方を見かけますが、入れ替えて使用することは可能ですか?

関係副詞「where」と「when」の代わりに「in which」を使用した場合、「in which」の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

in which」の後に続く形容詞節制限用法非制限用法かによって「,」の必要有無が異なります。

①「in which」の後に続く形容詞節制限用法(修飾する先行詞を特定する)の場合、「,」は必要ありません。

The city in which he was born will host the Olympics.

名詞「the city」だけでは、「どの都市」なのか特定することができず、形容詞節「he was born」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

The time in which we went to Kyoto together remains a good memory for me.

「the time」だけでは、「どの時」なのか特定することができず、形容詞節「we went to Kyoto together」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

②「in which」の後に続く形容詞節非制限用法先行詞を特定しない)の場合、つまり、先行詞が一般名詞ではなく固有名詞や特定された名詞の場合、形容詞節非制限用法になり、「,」は必要になります。

Tokyoin which he was born, will host the Olympics.

「the city」の場合と違い、「Tokyo」のように「どの都市」なのか特定されている為、形容詞節「he was born」が「どの都市」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

Summer of 2010in which we went to Kyoto together, remains a good memory for me.

「the time」の場合と違い、「Summer of 2010」のように「どの時期」なのか特定されている為、形容詞節「we went to Kyoto together」が「どの時期」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

※形容詞節の後にも「,」が必要です。

因みに関係副詞には「where」、「when」、「why」があります。

難易度:8/10
関連リンク:関係副詞の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

「into」と「in to」は、どのように区別して使用されますか?

以下のように区別して使用されます。

①「into」の場合:

一般的に「〜の中に(入れる)」、「〜に(変化する)」、「〜に(ぶつかる)」と、表したい時に使用される前置詞です。

He poured water into the bottle.

彼はボトル(の中)に水を入れた。

The ice changed into water.

氷は水に変化した。

He bumped into the wall.

彼は壁にぶつかった。

②「in to」の場合:

「in」と「to」は一般的に前置詞として使用されますが、「in to」の場合は、「in」は句動詞の一部である副詞であり、「to」は前置詞またはto不定詞の「to」になります。

※前置詞は名詞(句)を修飾します。従って、前置詞「in」が前置詞「to」を修飾することはありません。

He checked in to the hotel. ※句動詞「check in」の副詞「in」と前置詞「to」

彼はホテルにチェックインした。

He often drops in to say hi. ※句動詞「drop in」の副詞「in」とto不定詞の「to」

彼は、よく挨拶をしに立ち寄る。

難易度:8/10
関連リンク:「made from」、「made of」、「made out of」、「made with」それぞれの違いは何ですか?

「間違えて(誤って)〜をした」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「間違えて、誤って」という意味を持つ以下の副詞を使用して表します。

「accidentally」

「mistakenly」

尚、これらの副詞は一般的に主動詞の前に置かれ、動詞を修飾します。

従って、「Aさんは間違えて(誤って)〜をした」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ accidentally(副詞)+ したこと(動詞の過去形)」

※「accidentally」は「mistakenly」と入れ替えることも可能です

Adam accidentally slipped.

Adamは誤って滑ってしまった。

Adam accidentally deleted the data.

Adamは間違ってデータを削除した。

これらの副詞の代わりに副詞句「by accident」または「by mistake」を使用することも可能です。この場合、それらは節の終わりに置かれます。

Adam slipped by accident.

Adam deleted the data by mistake.

難易度:6/10
関連リンク:「わざと〜をした」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

「十分にある」といいたい場合、「there is enough」と「there are enough」、どちらが正しいですか?

「enough」が修飾する名詞が可算名詞不可算名詞かにより、どちらが正しいか異なります。

①「enough」が可算名詞を修飾する場合、その修飾される名詞は複数形になります。従って、be動詞は複数形「are」になります。

There are enough (cups).

(コップは)十分にある。

②「enough」が不可算名詞を修飾する場合は、be動詞は単数形「is」になります。

There is enough (water).

(水は)十分にある。

難易度:7/10
関連リンク:「none」は単数扱いですか?それとも複数扱いですか?

「Who did you see?」と「Who saw you?」のどちらが、動詞「see」の過去形の疑問文として正しいですか?

両方とも動詞「see」の過去形の疑問文として正しいですが、主語目的語が逆になっています。

①「Who did you see?」の場合、主語は「you」であり、目的語は「who」となります 。

Who did you see?(あなたは誰を見かけましたか?)

I saw Mike.(私はMikeを見かけました)

※「who」が疑問文の目的語になる場合、文法的には「who」ではなく「whom」が正しいのですが、一般的には「whom」の代わりに「who」が使用されています。

②「Who saw you?」の場合は、主語は「who」であり、目的語は「you」となります。

Who saw you?(誰があなたを見かけましたか?)

Mike saw me.(Mikeが私を見かけました)

「who」が疑問文の主語になる場合、主語と動詞の順番は平叙文と変わりません。

難易度:6/10
関連リンク:「Whom are you waiting for?」と「For whom are you waiting?」、どちらが正しいですか?

「(消耗品など)を使い切った」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「使い切る」という意味を持つ句動詞「use up」または「finish up」の過去形を使用して表します。

従って、「Aさんは〇〇を使い切った」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ used up + 〇〇(使い切った消耗品/目的語)」

※「used up」は「finished up」と入れ替えることも可能です

Adam used up the dressing.

Adam finished up the dressing.

Adamは、そのドレッシングを使い切った。

また、上記の目的語「the dressing」を「used/finished」と「up」の間に入れることも可能です。

Adam used the dressing up.

Adam finished the dressing up.

尚、目的語が「the dressing」ではなく「it」などの代名詞の場合、その代名詞は「used/finished」と「up」の間に入れる必要があります。

Adam used it up. ◯

Adam finished it up. ◯

Adam used up it. X

Adam finished up it. X

最後に、「Adamは、そのドレッシングを2ヶ月で使い切った」のように「2ヶ月で」という情報を追加したい場合、副詞句「in 2 months」を節の後に置きます。

Adam used up the dressing in 2 months. / Adam used the dressing up in 2 months.

Adam finished up the dressing in 2 months. / Adam finished the dressing up in 2 months.

難易度:6/10
関連リンク:「〇〇はかさばる(場所を取る)」といいたい場合、どのようにいえばよいでしょうか?

「〜をすることにした(〜をすることを決めた)」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に動詞「decide」の過去形を使用して表します。

主語 + decidedするのを決めたこと(to不定詞)

He decided to retire.

彼は引退することにした。

尚、「〜をすることを(まだ)決めていない」といいたい場合、一般的に動詞「decide」の現在完了形の否定を使用して表します。

主語 + hasn’t/haven’t decidedするのを決めてないこと(to不定詞)

He (still) hasn’t decided to retire.

He hasn’t decided to retire (yet).

彼は(まだ)引退することを決めていない。

※「still」または「yet」を使用すると「まだ」が強調されます。

難易度:6/10
関連リンク:「私は迷っている」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

「He forgets to lock the door」と「He forgets locking the door」に意味の違いはありますか?

はい、あります。動詞の中には、続く動詞がto不定詞動名詞かによって意味が異なる場合があり、「forget」の場合は異なります。

①「He(主語)+ forgets(現在形)+ to不定詞(to + 動詞の原形)」の場合、

「彼は〜することを忘れる」という意味になります。

He (always) forgets to lock the door.

彼は(いつも)ドアの鍵をかけ忘れる。

②「He(主語)+ forgets(現在形)+ 動名詞」の場合、

「彼は〜したことを忘れる」という意味になります。

He (always) forgets locking the door.

彼は(いつも)ドアの鍵をかけたことを忘れる。

難易度:5/10
関連リンク:「I remembered to lock the door」と「I remembered locking the door」の意味に違いはありますか?