「I really don’t like him」と「I don’t really like him」の違いは何ですか?

「really」は「本当に、とても」という副詞であり、動詞、形容詞、別の副詞、または文全体を修飾することが可能です。従って、文中のどの品詞の単語を修飾するかにより、文の意味に違いが生じます。

really」が否定を意味する「don’tの前に来る場合、「本当に嫌いだ」という意味になります。

I really don’t like him = 私は彼を本当に嫌いである

really」が否定を意味する「don’tの後に来る場合、「そんなに好きでない」という意味になります。

I don’t really like him = 私は彼をそんなに好きでない

上記の文の動詞である「like」を「know」に入れ替えた場合、以下のようになります。

I really don’t know = 私は一切分からない。(直訳:私は本当に分からない。)

I don’t really know = 私は定かではない。(直訳:私はそんなに分からない。)

難易度:7/10
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「so」と「very」の違いは何ですか?

両方とも「とても」という意味を持ち、形容詞を修飾する副詞ですが、使用される場面に違いがあります。文章を書く時に、文の形容詞に「とても」といいたい場合、「so」ではなく、「very」が一般的に使用されます。

He was so mad. △(口頭では、OKです)

He was very mad. ◯

「so」は、主に間投詞(苦しみや驚きなどの強い感情を表す品詞)に使用されます。

He was so mad!

※ 間投詞は、記事や論文など正式な文書では使用されませんが、小説の会話などで使用されます。最近では、友達間のメールなどのやりとりでもよく使用されます。

「so」を「とても」という意味で文章で使用したい場合、その「とても」の度合いを表現しなければいけません。従って、以下のような形式になります。

so 〇〇 that 〜.(とても〇〇過ぎて〜だ。)

〇〇 = 形容詞

〜だ = 形容詞の度合いを表現する節

上記の「he was so mad」の英文をこの形式に変えた場合、彼がどれくらい腹を立たせていたか(怒りの度合い)を表現する必要があります。

He was so mad that he wanted to punch a wall.

彼はとても腹が立ち過ぎて壁を殴りたかった。

難易度:7/10
関連リンク:「too」と「either」の違いは何ですか?

「every one」と「everyone」の違いは何ですか?

「みんな、全員」といいたい場合は、「everyone」を使用します。一方、「(あるグループの中の)誰もが、一人ずつ」といいたい場合は、「every one」を使用します。

Everyone is going to the party.

みんなパーティーに行きます。

Every one in the department has a role.

部署の誰もが役割を持っている。

「Every one」の代わりに、「each person(各人)」を使用することも可能です。

Each person in the department has a role.

難易度:5/10
関連リンク:「Everyone」と「everybody」の違いは?

文章の中で名詞を並べて表示する場合、「and」はどこに入れますか?

文章の中で名詞を並べて表示する場合、「and」は最後の名詞の前に入れます。

従って、複数の名詞を並べて表示する場合は以下のようになります。

2つの場合:

The flag is red and white.

3つの場合:

The flag is red, white and blue.

4つの場合:

The flag is red, white, blue and yellow.

話すときもなるべく意識しましょう。

※上記のように3つ以上のものをリストする場合、「and」の前に「,(Oxford コンマ)」を入れることもできますが、AP Style(アメリカで採用されている記事を書く際の基準)では使用しません。

参考:AP Style

難易度:2/10
関連リンク:「Because」と「since」の違いは?

「All together」と「altogether」の違いは何ですか?

「All together」と二つに分けて使う場合、「all」は「みんな、全員、全部」、「together」は「一緒」なので、「みんな一緒に、同時に」という意味になります。一方、「Altogether」は、「全体的に、完全に」という意味を持つ副詞です。

The students met all together in one room.

生徒たちは、みんな一緒に一つの部屋に集まった。

The plan for the next project was cancelled altogether.

次のプロジェクトの計画は完全に取り消しになった。

難易度:6/10
関連リンク:「Any one」と「anyone」の違いは何ですか?

子犬のことを何と言いますか?また、他の動物の子供は何と言いますか?

子犬のことは「puppy」と言います。また、他の主な動物の子供の名称は以下になります。

bear = cub
cat = kitten
chicken = chick
cow = calf
deer = fawn
duck = duckling
goat = kid
goose = gosling
horse = foal(性別関係なく)/ colt(オス)/ filly(メス)
kangaroo = joey
lion = cub
pig = piglet
rabbit = kitten
sheep = lamb
swan = cygnet

※「Bunny」は「rabbit」の一般的な口語体です。
※「Pony」と「horse」は同じウマ科であり、大きさにより区別されます。
Pony = 約147cm以下
Horse = 約147cm以上

難易度:4/10
関連リンク:動物の場合、代名詞はいつも「it」になりますか?

「The U.S.」や「the U.K.」と国名に「the」が含まれるのに、何で「日本」の場合は、「the Japan」にならないのでしょうか?

一般的に国名のような固有名詞の場合、単語の前に「the」という冠詞は使用されません。ですが、「the U.S.」と「the U.K.」などは例外になります。先ず、「the U.S.」は「the United States(合衆国)」の省略であり、「states(州)」という一般名詞が含まれる為、「the」が前に付きます。また、同じく「the U.K.」は「the United Kingdom(連合王国)」の省略であり、「kingdom(王国)」と言う一般名詞が含まれる為、「the」が前に付きます。

※「The U.S. (The United States)」のことを「The U.S.A. (The United States of America)」とも言います。

もし「日本」が「日本都道府県連合」に国名を変えたら、「The United Prefectures of Japan」になるかもしれません。

難易度:4/10
関連リンク:「Earth」の「e」は大文字ですか?それとも小文字ですか?

「本社」は、「headquarter」ですか? それとも、「headquarters」ですか?

「本社」は通常、一つしかないはずですが、「headquarters」になります。また、動詞は単数形、複数形どちらでも大丈夫です。

The company’s headquarters is in New York. ◯

The company’s headquarters are in New York. ◯

参考:AP Style

難易度:4/10
関連リンク:「Toward」と「towards」の違いは何ですか?

どのように「person」、「persons」、「people」、「peoples」を区別して使用しますか?

全て違う意味を持つので、気を付けましょう。

① 「person」 = 一人の人

A person is standing in front of the room.

② 「persons」 = 複数の人(契約書や法律用語としてのみ使用されます)

Any person or persons who violate the law will be prosecuted.

③ 「people」 = 複数の人(一般的に使用されます)

Many people go on vacation during the summer.

④ 「peoples」 = 複数の人種、国、文化を表す場合に使用されます

Asian peoples include Chinese, Japanese and Korean.

難易度:5/10
関連リンク:「Fish」は、どういう場合に「fishes」と複数になりますか?

「再」という意味を持つ接頭辞である「re」の後に、「-(ハイフン)」は必要ですか?

一般的に以下二つの場面で「-」が必要になります。

①「e」で始まる単語の前に「re」を付ける場合:

例)
reelect X
re-elect ◯

reenter X
re-enter ◯

reexamine X
re-examine ◯

②ハイフンを付けないと他の単語と重複してしまう場合:

例)
「Re-sign(再度サインする)」の場合、「resign(辞職する)」という単語が存在する為、「-」が必要になります。

他の例)
re-form(再度形成する)/ reform(改革する)
re-sent(再度送った)/ resent(憤る)

例えば、「reissue(再度発行する)」の場合、「reissue」という既存の単語は存在しない為、「-」は必要ありません。

難易度:5/10
関連リンク:タイトル(題名)や見出しなどで何(どの単語)が大文字になりますか?