「Believe」と「trust」の違いは、何ですか?

日本語に訳すと、「信じる」という意味になりますが、程度とニュアンスに違いがあります。「Believe」は、「人が言う事、物事を信じる」という意味を持つ一方、「trust」は、「相手自身を信頼する、任せられる」という意味を持ちます。

I believe you.(私は、あなたが言う事を信じます。)

※「I believe you (in what you are saying).」というニュアンスがあります。

I trust you.(私は、あなた(自身 )を信じます。)

「Believe in」のように「in」が、「believe」の後に付くと「何かをやり遂げられることを信じる」というニュアンスになります。

I believe in you.(私は、あなたができる(成功する)と信じています。)

難易度:7/10
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「Notice」、「realize」、「recognize」の違いは何ですか?

全て、日本語だと「気が付く」という訳になりますが、意味合いに違いがあります。
 

①「Notice」は「視覚」によって、気が付く場合に使用されます。

Sam noticed that his rival team got a new uniform.

Samは、ライバルチームが新しいユニフォームに替えたことに気が付いた。
 

②「Realize」は「自覚、実感」によって、気が付く(理解する)という場合に使用されます。

When Sam came home and smelt smoke, he realized that he forgot to turn off the oven.

Samは自宅に戻った時、煙の匂いでオーブンを切り忘れていたことに気が付いた。
 

③「Recognize」は、知っている情報に基づいて、気が付く(認識する)という場合に使用されます。

Sam recognized the suspect’s face from the wanted picture and called the police.

Samは、指名手配のポスターから容疑者の顔に気が付き、警察を呼んだ。

難易度:8/10
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「Ensure」、「insure」、「assure」の違いは何ですか?

スペルが似ていますが、それぞれ違う意味を持つので気を付けましょう。

① 「Ensure」は、「確認する」という意味を持ちます。

The researcher ensured that the data is accurate.

研究者は、データが正確か確認した

② 「Insure」は、「(保険で)保障する」という意味を持ちます。

The house is insured for fire.

その家は、火事に対して保障をされている

※「Insurance(保険)」という単語から連想すると、覚えやすいでしょう。

③ 「Assure」は、「安心させる」という意味を持ちます。

The doctor assured the patient about the surgery.

医師は、 手術について患者を安心させた

難易度:8/10
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「Have been」と「have gone」の違いはありますか?

「Have been」は「〜に行った(もう戻って来ている)という意味を持ちます 。一方、「have gone」は「〜に行って、まだ戻って来てない」という状態を表し、「現在、〜に行っている」と日本語で訳されます。

Mike has been to London.

Mikeはロンドンに行ったことがある。(以前に行って、戻って来ている)

Mike has gone to London, and will be back next week.

Mikeはロンドンに行っており、来週戻って来る。

難易度:5/10
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「Died」、「passed away」、「deceased」に違いはありますか?

全て「死んだ、亡くなった」という意味を持ちますが、ニュアンスに違いがあるので気を付けましょう。

①「Died」は、「死んだ」という事実を述べる中性の単語であり、記事などで使用されます。

There are reports that 100 people died in the disaster.

災害により100人が亡くなったという報道がされている。

②「Passed away」は、婉曲的な表現(遠回しの言い方)であり、日本語の「〜が他界した」というような意味を持ちます。特に身近な人の死に関しては、「passed away」を使用しましょう。

My friend’s grandmother passed away last week.

先週、私の友達の祖母が 他界した

③「Deceased」は、「died(「die」の過去形)」のフォーマルな言い方ですが、婉曲的な表現ではありません。一般的に「故人、死亡した人」という意味を持つ名詞として使用されます。

The deceased will be removed from the family registration.

故人は戸籍から抹消される。

難易度:7/10
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洋服などを試着するときの「fit」と「match」の違いは何ですか?

「Fit」は「サイズが合う」という場合に使用されます。

一方、「match」は「〇〇と合う」という場合に使用されます。

This dress is slim at the hips and fits my body shape.

このドレスはヒップの部分がスリムになっていて、私の体の形(サイズ)に合う

This red dress matches my black heels.

この赤いドレスは私の黒いヒールと合う

※「match」と同じ意味で「go with」を使用することもできます。

This red dress goes with my black heels.

尚、「〇〇が似合う」といいたい場合、「look good」と現します。

The jacket looks good (on you).

そのジャケットは(あなたに)似合っています

難易度:5/10
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「I really don’t like him」と「I don’t really like him」の違いは何ですか?

「really」は「本当に、とても」という副詞であり、動詞、形容詞、別の副詞、または文全体を修飾することが可能です。従って、文中のどの品詞の単語を修飾するかにより、文の意味に違いが生じます。

really」が否定を意味する「don’tの前に来る場合、「本当に嫌いだ」という意味になります。

I really don’t like him = 私は彼を本当に嫌いである

really」が否定を意味する「don’tの後に来る場合、「そんなに好きでない」という意味になります。

I don’t really like him = 私は彼をそんなに好きでない

上記の文の動詞である「like」を「know」に入れ替えた場合、以下のようになります。

I really don’t know = 私は一切分からない。(直訳:私は本当に分からない。)

I don’t really know = 私は定かではない。(直訳:私はそんなに分からない。)

難易度:7/10
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「本社」は、「headquarter」ですか? それとも、「headquarters」ですか?

「本社」は通常、一つしかないはずですが、「headquarters」になります。また、動詞は単数形、複数形どちらでも大丈夫です。

The company’s headquarters is in New York. ◯

The company’s headquarters are in New York. ◯

参考:AP Style

難易度:4/10
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動詞の「hang」の過去形は「hung」ですか?それとも「hanged」ですか?

「ぶら下がる、〜にかける」と言う意味を持つ動詞の「hang」の場合、過去形は「hung」になります。ですが、「絞首する」と言う意味を持つ動詞の場合、「hanged」 になります。違う意味になってしまうので、気を付けましょう。

※ 両方ともそれぞれの過去分詞にもなります。

 

Tom hung on the bars for two minutes.

Tomは2分間鉄棒にぶら下がった

Alice hung a family photo on her living room wall.

Aliceは家族の写真をリビングルームの壁にかけた

The government hanged the criminal.

政府は、犯罪者を絞首刑に処した。

※ 殺害目的がなく、ただ人をぶら下げる場合は、「hung」になります。

They hung him from the tree to torture him.

彼等は、彼を苦しめる為に、木から吊った

難易度:6/10
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「Can」と「could」の違いは何ですか?

① 「Can」は現在できること(能力などにより)を表す場合に使用されるのに対して、「could」は過去にできたこと(能力などにより)を表す場合に使用されます。

I can speak English.

私は、英語を話せます。

I could run the marathon in 4 hours a few years ago.

数年前、私はマラソンを4時間で完走できました。

② ある状況により起こること、または、することが可能であることを示す場合にも「can」が使用されます。また、起こる可能性が低い場合、「could」が使用されます。

I can buy a new computer with the money that I saved up.

私は貯めたお金で新しいコンピューターを買えます。

I could win the lottery.

私は宝くじが当たるかもしれません。

③ 「Can」は許可があって何かできること(現在の習慣)を示す場合にも使用されます。ですが、過去に許可があってできていたこと(過去の習慣)に対しては「could」が使用されます。

I can borrow my parent’s car on the weekends.

私は親の車を週末に借りることが出来ます。

Twenty years ago, employees could smoke in meeting rooms.

20年前、従業員は会議室でタバコを吸うことができました。

ですが、過去一回の出来事で許可があってできたと示したい場合は、「could」ではなく、主に「was allowed」を使用します。

I was allowed to borrow my parent’s car last weekend.

私は先週末、親の車を借りることができました。

 

上記①〜③以外に「could」は以下の3つの場面でも使用されます。

① 何かが起これば、あることが出来ると言う条件文の場合:

I could buy a new computer if I save enough money.

充分なお金を貯めることができれば、私は新しいコンピューターを買うことができます。

② 非現実的なことをわざと大げさに言う場合:

I’m so hungry that I could eat a horse.

私はお腹が空き過ぎて、馬でも食べられます。(イディオム)

③ ある選択肢を提案する場合:

We could go for a drink later.

後で一緒に飲みに行かない?(直訳:後で一緒に飲みに行けるけど。)

参考:Cambridge Dictionaries

難易度:6/10
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