「(人が)直接会う」という意味で使用される表現は、「in person」と「in-person」のどちらが正しいですか?

どちらも正しいですが、品詞が異なります。

①「in person」は、前置詞in」と名詞person」で構成される副詞句となります。

We conduct job interviews in person.

私たちは、採用面接を直接会って行う。

②「in-person」の様に「in」と「person」の間に「-(ハイフン)」が入る場合は、形容詞となります。

We conduct an in-person interview when hiring.

私たちは、採用時に対面の面接を行う。

難易度:6/10
関連リンク:「長い期間」を表したい場合、「long term」と「long-term」、どちらが正しいですか?

「fast」は形容詞と副詞、どちらですか?

「fast」は形容詞でもあり、副詞でもあります。

形容詞の場合、一般的に「速い」という意味で使用され 、
副詞の場合、一般的に「速く」という意味で使用されます。

The car is fast. (形容詞「fast」は、主語「car」の補語になります/叙述用法)

その車は速い。

The fast car passed by. (形容詞「fast」は、名詞「car」を修飾しています/限定用法)

速い車が通り過ぎた。

The car runs fast.(副詞「fast」は、動詞「run」を修飾しています)

その車は速く走る。

※「fast」は、動詞で「断食する」という意味もあります
(「fasting」は、名詞で「断食」という意味になります)

難易度:6/10
関連リンク:「quick」と「quickly」の違いは何ですか?

「本当に大きな問題」は、「a really big problem」と「really a big problem」のどちらが正しいですか?

「本当に大きな問題」は、「a really big problem」が正しいです。
尚、「really a big problem」は、「実際には大きな問題」という意味になります。このように、「really」は文のどこに置かれるかにより意味に違いが生じます。

It’s a really big problem.

それは、本当に大きな問題である。

It’s really a big problem.

それは、実際には大きな問題である。

難易度:8/10
関連リンク:「とても、非常に」という意味を持つ「really」と「very」ですが、入れ替えて使用することは可能ですか?

「another」の後に続く名詞は単数形である必要がありますか?

いいえ、単数形複数形のどちらも使用される可能性があります。

①「another」の後に単数形の名詞を続ける場合は、

another〇〇単数形の名詞)」で

「もう一つの〇〇」、「別の〇〇」という意味になります。

I need to take the seminar for another day.

私は、そのセミナーをもう一日受講する必要がある。

I need to take the seminar on another day.

私は、そのセミナーを別の日に受講する必要がある。

②「another」 の後に複数形の名詞を続ける場合は、

another基数)+ 〇〇複数形の名詞)」で

「もう△つの〇〇」という意味になります。

I need to take the seminar for another 3 days.

私は、そのセミナーをもう3日受講する必要がある。

因みに、「another」の後に不可算名詞を続けることも可能です。その場合、 単数形の名詞と同様に「もう一つの〇〇」、「別の〇〇」という意味になります。

They started talking about another news.

彼らは、別のニュースについて話し始めた。

難易度:7/10
関連リンク:「none」は単数扱いですか?それとも複数扱いですか?

「quick」と「quickly」の違いは何ですか?

両単語とも副詞で「早く、素早く」という意味を持ちます。但し、「quick」は形容詞として「早い、素早い」という意味も持っています。

He ate it quick.

He ate it quickly.

*フォーマルな文章の場合、「quick」ではなく「quickly」が好んで使用されます。

His reply was quick.

His reply was quickly. X

難易度:6/10
関連リンク:「safe」、「safely」、「safety」は、それぞれどう違いますか?

「a kind of problem」と「kind of a problem」の意味はそれぞれどのようになりますか?

a kind of problem」の場合、「ある種の問題である、問題の一種」という意味になります。

It’s a kind of problem.

それは問題の一種である。

Labor shortage is a kind of problem that the industry will continue to face.

人手不足は、今後も業界が直面する問題の一種である。

kind of a problem」 の場合、「ある意味(程度)問題である」という意味になります。

It’s kind of a problem.

それは、ある意味問題である。

Labor shortage is kind of a problem for the industry right now.

人手不足は、今業界にとってある意味問題である。

難易度:6/10
関連リンク:「I really don’t like him」と「I don’t really like him」の違いは何ですか?

「数百の〜」は「several hundred」、「数千の〜」は「several thousand」を使用して表しますが、「数十の〜」は「several ten」を使用して表しますか?

いいえ、「数十の〜」は、「several dozen」を使用して表します。

Several dozen students applied for the program.

数十人の生徒がそのプログラムに申し込んだ。

以下ご参照ください。

数個/人の〜 = several
数十の〜 = several dozen
数百の〜 = several hundred
数千の〜 = several thousand
数万の〜 = several tens of thousands of
数十万の〜 = several hundred thousand
数百万の〜 = several million

難易度:6/10
関連リンク:「a number of…」と「the number of…」の違いは何ですか?

「勤務日に取る休暇」という意味を持つ「day off」ですが、複数形にする場合、「days off」と「day offs」のどちらが正しいですか?

「day」を複数形にする「days off」が正しいです。

I will take two days off next month. ◯

I will take two day offs next month. X

私は来月、2日間の休暇を取る予定である。

また、「two days off」の代わりに名詞句「a two-day vacation」を使用する事も可能です。

I will take a two-day vacation next month.

難易度:6/10
関連リンク:「New Year’s」と「new year」に違いはありますか?

「last year」と「the last year」は、それぞれどのように使用されますか?

それぞれ以下のように使用されます。

①「last year」は、「去年、昨年」という意味で使用されます。

The Summer Olympics was held last year.

昨年、夏季オリンピックが開催された。

②「the last year」は一般的に前置詞を伴って、「この(直近の)一年」という意味で使用されます。

Oil price has decreased by 15% in the last year.

この(直近の)一年で、石油の価格は15%下落した。

因みに、関係代名詞「that」を伴って、「〜の最後の年」という意味で使用されることもあります。

1992 is the last year that the Summer and Winter Olympics were held in the same year.

1992年は、夏季と冬季のオリンピックが同じ年に開催された最後の年である。

難易度:7/10
関連リンク:「in first place」と「in the first place」はそれぞれどのように使用されますか?

文中の「as」の前に「,」は必要ですか?

文中での「as」の品詞により「,」の要否は異なります。

①「as」が副詞の場合、「,」は必要ありません。

He is not as big.

彼はそれほど大きくない.

②「as」が前置詞の場合、「,」は必要ありません。

He interpreted the comment as a compliment.

彼は、そのコメントを褒め言葉として解釈した。

③「as」が接続詞として使用される場合、一般的に理由(because)を表す場合Ⓐと理由以外(when、while、in the way that)を表す場合Ⓑがあります。

文中から、ⒶとⒷのどちらの意味で使用されているか判断できる場合、「,」は必要ありません。

The phone rang as he laid down.

彼が横になった瞬間、電話が鳴った。

*「as」は「when(〜の瞬間、〜のとき)」という意味を持ち、明らかに「because(〜なので)」という意味を持たないと判断できる

He ate dinner as he watched TV.

彼は、テレビを見ながら夕食を食べた。

*「as」は「while(〜しながら)」という意味を持ち、明らかに「because(〜なので)」という意味を持たないと判断できる

The stock price went up as he had predicted.

彼が予想した通り株価は上がった。

*「as」は「in the way that(〜の通り)」という意味を持ち、明らかに「because」という意味を持たないと判断できる

He will pass the test as he studied hard.

彼は一生懸命勉強したので、そのテストに合格するだろう。

*「as」は「because(〜なので )」という意味を持ち、明らかにそれ以外の意味を持たないと判断できる

④ 文中から、ⒶとⒷのどちらの意味とも解釈できてⒶの意味である場合、「,」は必要です。一方、Ⓑの意味である場合、「,」は必要ありません。

He stayed home, as it was raining.

彼は、雨が降っていたので家にいた。

He stayed home as it was raining.

彼は、雨が降っていたとき家にいた。

難易度:9/10
関連リンク:文を「However」で始める場合、「,(コンマ)」は必要ですか?