「Something」、「something’s」、「some things」、「somethings」の違いは何ですか?

①「Something」は、「何か」と言う意味をもつ単数形の代名詞です。

Something needs to be done about the loophole in the law.

法律の抜け穴に関して何かなされなければいけない。

②「Something’s」は、「something is」または、「something + 現在完了形/現在完了進行形」の「something has」の省略になります。

Something’s wrong with the car.
(Something is)

その車の何かがおかしい。

Something’s caused an error in the system.
(Something has)

何かがシステムにエラーを生じさせた。

③「Some things」は、限量詞「some(いくつか)」が名詞「things(もの)」を修飾し、「いくつかのもの」という意味を持ちます。

Some things are better left unsaid.

いくつかのものは、言わない方が良い(言わぬが花)。

④「Somethings」は、「20-somethings(年齢が20いくつの人)」のように年代を表現するカジュアルないい方です。

The new electric sports car is aimed at 30-somethings.

新しい電気スポーツカーは、30代(30いくつの人)をターゲットとしている。

難易度:7/10
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「Cement(セメント)」と「concrete(コンクリート)」に違いはありますか?

「Cement」は、生石灰と粘土を混ぜた灰色の粉末です。それを砂、水、砂利と混ぜて、乾かしたものが「concrete」になります。その為、「〜でできている、〜の」といいたい場合、「cement」ではなく「concrete」を使用します。

There’s a crack in the cement wall. X
There’s a crack in the concrete wall. ◯

コンクリートの壁にひびが入っている。

尚、「cement」は「成立する、確立する」という意味を持つ動詞としても使用されます。

The two countries will cement an agreement on trade soon.

二カ国は、近いうちに貿易の協定を成立させる予定である。

また、「concrete」は「具体的な、はっきりした、明確な」という意味を持つ形容詞としても使用されます。

The professor instructed the student to include concrete examples in his thesis.

教授は、学生に具体的な例を論文に含むよう指示をした。

難易度:6/10
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「Canceled」と「cancelled」、どちらのスペルが正しいですか?

アメリカ英語では、一般的に「canceled」が使用されます。一方、アメリカ以外の英語圏では、一般的に「cancelled」が使用されます。 尚、名詞の場合、「l」が二つのスペルである「cancellation」しかありません。

His flight got canceled due to the storm. (米)

His flight got cancelled due to the storm. (米以外)

彼のフライトは、嵐によりキャンセルされた。

また、形容詞と動名詞/進行形も同様、アメリカ英語では、一般的に「l」が一つのスペルが使用され、アメリカ以外の英語圏では「l」が二つのスペルが使用されます。

形容詞:
cancelable(米)
cancellable(米以外)

動名詞/進行形:
canceling(米)
cancelling(米以外)

参考:Grammarist

難易度:5/10
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「トヨタのような会社は」といいたい場合、「companies like Toyota is」ですか?それとも「companies like Toyota are」ですか?

上記の文には、「companies」、「Toyota」と二つの名詞があり、「Toyota」がbe動詞に一番近い位置にありますが、「companies」が文の主語になります。従って、「companies」は複数形である為、be動詞の三人称複数形である「are」が続きます。尚、「like Toyota」は前置詞「like」と名詞「Toyota」を統合した前置詞句であり、文の主語にはなりえません。

Companies like Toyota is investing in autonomous cars. X

Companies like Toyota are investing in autonomous cars. ◯

Toyotaのような会社は、自動運転車に投資をしている。

尚、以下の文のように「for companies」は「for」を使用した前置詞句、「like Toyota」は「like」を使用した前置詞句であり、文の主語にはなりえません。従って、「recent focus」が文の主語であり、単数形である為、続くbe動詞は、「is」になります。

Recent focus for companies like Toyota is autonomous cars.

Toyotaのような会社は最近、自動運転車に注力している。

難易度:8/10
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「Check-in」、「check in」両方見かけますが、どちらが正しいですか?

「Check-in」のように「check」と「in」の間に「-(ハイフン)」がある場合は、名詞または形容詞になります。また、「check in」のように「-(ハイフン)」がない場合は、動詞になります。

I was late for check-in.(名詞)

私は、チェックインに遅れた。

I couldn’t find the check-in counter.(形容詞)

私は、チェックインカウンターを見つけられなかった。

I have to check in.(動詞)

私は、チェックインしなければいけない。

※「Checkout」や「checkup」は、ハイフン無しで名詞または形容詞になりますが、「check-in」はハイフンが必要です。

難易度:7/10
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「he had had…」のように「had」が続けて使用されている文を見かけることがありますが、これは正しいですか?

はい、正しいです。「Have」の動詞を使用した過去完了形になります。最初の「had」は過去形であり、続く「had(haveの過去分詞)」が完了形になります。過去完了形は、一つの文に二つの過去の出来事を表す節がある場合に、先に起こった節に使用されます。

He had had a meeting before he left for the airport.

彼は、空港に出発する前に会議があった。

言いづらい為、他の動詞が使用できる場面では「had」以外の動詞を使用することが推奨されます。上記の文の場合、「had(あった)」の代わりに、「attended(出席した)」を使用する方が良いです。

He had attended a meeting before he left for the airport.

彼は、空港に出発する前に会議に出席した。

難易度:7/10
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「eat out」と「eat outside」の違いは何ですか?

「eat out」は、「外食する」という意味です。
一方、「eat outside」は、「屋外で食べる」という意味です。

I don’t like to cook, so I always eat out.

私は料理をするのが嫌いである為、いつも外食する

The weather was nice, so we decided to eat outside today.

天気が良かったので、私たちは今日、屋外で食べることにした。

難易度:8/10
関連リンク:「Outdoor」と「outdoors」の違いは?

「Data(データ)」は、単数扱い(「data is」)と複数扱い(「data are」)のどちらになりますか?

「Data(データ)」が、一つの塊として解釈される場合は単数扱いになり、「data is」になります。一方、複数のデータを個別に扱う場合は複数扱いになり、「data are」になります。

This month’s sales data is important in forecasting for next month.

来月の売上予測の為に、今月の売上データが重要である。

※上記の場合、「今月の売上データ」は、一つの塊のデータとして解釈されます。

Last month’s sales data are still being calculated by each branch office.

先月の売上データは、まだ各支店により集計されている。

※上記の場合、「各支店の先月の売上データ」は、複数のデータとして解釈されます。

※元々「datum」が「data」の単数形ですが、一般的には使用されません。何故なら「data」は集合名詞である為、単数形にする必要がない為です。

参考:AP Style

難易度:8/10
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「できる」という意味を持つ助動詞「can」の否定形である「can’t」、「cannot」、 「can not」はどのように使い分けられますか?

「Can’t」は「can not」の短縮形です。短縮形はカジュアルである為、AP Style(アメリカで採用されている記事を書く際の基準)では、過度の使用は避けるように推奨されています。また、契約書や学術論文には使用されません。

「Cannot」と「can not」は、一般的に入れ替えて使用できますが、通常は「cannot」が使用されます。尚、「can not」は、「できない」ことを(さらに)強調したい場合に使用されます。

You cannot leave the dirty socks on top of the washing machine.

(あなたは)汚れた靴下を洗濯機の上に置きっ放しにしてはいけません。

You can not run a red light!

(あなたは)赤信号を突っ切ってはいけません!

参考:AP Style

難易度:7/10
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「I always studied」と「I always study」の違いは何ですか?

頻度の副詞(always, often, sometimes, never等)に、「studied」と過去形の動詞を使用すると、過去の(にしていた)習慣になります。その為、「I always studied」は「以前は、私はいつも勉強していた」という意味になります。尚、頻度の副詞に、「study」と現在形の動詞を使用すると、現在の(している)習慣になります。その為、「I always study」は「現在、私はいつも勉強している」という意味になります。

I occasionally went to the gym.(過去の習慣)

私は、たまにジムに行っていた

I occasionally go to the gym.(現在の習慣)

私は、たまにジムに行く

難易度:3/10
関連リンク:「Some time」、「sometime」、「sometimes」の違いは?