物などを貸すことに関して、「borrow」と「lend」が使用されますが、二つの単語の違いは何ですか?

「Borrow」は「借りる」、「lend」は「貸す」の意味で、「借りる側」と「貸す側」のどちらの視点に立つかによって使い分けます。

①「Borrow」は「借りる」という意味の動詞なので、主語が借り手になります。

John borrows money from his friends.

ジョンは(彼の)友達たちからお金を借りる。
*現在形なので習慣を表します

②「Lend」は「貸す」という意味の動詞なので、主語が貸し手になります。そこで、①の文の主語(視点)を変えると以下のようになります。

John’s friends lend him money.

Johnの友達たちは彼にお金を貸す。

※上級編
文中の「borrow」、「lend」に「let」などの使役動詞が掛かる場合は、意味は逆転し、以下のようになります。

「let him borrow」→「貸してあげる(←彼に借りさせてあげる)」
「let him lend」→「借りる(←貸させてあげる)」

John’s friends let him borrow money.

ジョンの友達は彼にお金を貸す。(ジョンの友達は彼にお金を借りさせてあげる)

※文の主語は「John’s friends」ですが、お金を借りているのは「John (him)」です。

John lets his friends lend him money.

ジョンは、彼の友達からお金を借りる。(ジョンは、彼の友達にお金を貸させてあげる)

※文の主語は「John」ですが、お金を貸しているのは「John’s (his) friends」です。

難易度:4/10
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「none」は単数扱いですか?それとも複数扱いですか?

「none」は単数扱いと思われがちですが、実際には、「none」が指す名詞が不可算か可算かにより異なります。

①「none」が「furniture(家具)」や「water(水)」のように不可算名詞を指す場合は、単数扱いになります。

None (of the furniture) is worth selling.

どれ(どの家具)も売る価値がない。

②「none」が「rooms(部屋)」や「cars(車)」のように可算名詞を指す場合は、複数扱いになります。
※可算名詞の母数が複数である為

None (of the rooms) are available.

(いくつかある部屋の)どれ一つも空いていない。

難易度:6/10
関連リンク:「Any」の後に来る名詞は単数、それとも複数?

「Also」は文のどの位置に来ますか?

「Also」は「〜も」の意味を持つ副詞で、動詞とセットで使用されますが、文章の動詞により位置が異なります。

① Be動詞の場合、時制に関係なくbe動詞の直後に「also」を置きます。

I am also Japanese.

私も日本人です。

We were also tired.

我々も疲れていた。

② Be動詞以外の動詞の場合、動詞の直前に「also」を置きます。

He also read the book.

彼も本を読んだ。

③ 現在完了形の場合、「have/has」の直後に「also」を置きます。

They have also gone to the same restaurant.

彼等も同じレストランに行ったことがある。

④ 文中に助動詞がある場合、助動詞の直後に「also」を置きます。

I can also play the piano.

私はピアノも出来ます。

難易度:6/10
関連リンク:「To not be」と「not to be」の「not」の位置はどっちが正しい?

「Let’s」と「lets」の違いは何ですか?

①「Let’s」は「Let us」の短縮形であり、「lets」は、「let」に(主語が)三人称単数で現在の文の動詞の語尾につける「s」が付いた形です。

「Let’s」は、「Let’s + 動詞」で「一緒に◯◯をしよう」という誘いの言葉になります。

Let’s play basketball tonight.

今夜、一緒にバスケットボールをしよう。

※「Let’s」の後に「go」を付けて、応援のかけ声などとしても使用されます。

Let’s go Tigers!

頑張れ、Tigers!

「lets」は「let + 人/物 + 動詞」で、「人/物が、(動詞)することを許す」と許可を表します。

Our teacher lets us chew gum in class.

私たちの先生は授業中にガムを噛ませてくれる。(←私たちの先生は、私たちが授業中にガムを噛むことを許してくれます。)

難易度:4/10
関連リンク:「It’s」と「its」の違い

「Did to me」と「did for me」の違いは何ですか?

「Did to me」は怒りを表し、「did for me」は感謝を表します。

① 先ず、ここでの「to」は「〜に対して」と言う意味を持つ為、「did to me」を日本語に訳すと、「私に対してした」と言う怒りを表す感じになります。

I can’t believe what you did to me!

あなたが私に(対して)したことは信じられない(ほどありえない)!

② 一方、ここでの「for」は「〜のため」と言う意味を持つ為、「did for me」を日本語に訳すと、「私のためにしてくれた」と言う感謝を表す感じになります。

I can’t believe what you did for me!

私のためにあなたがしてくれたことは信じられない(ほどうれしい)!

難易度:5/10
関連リンク:「I can’t stand」と「I can’t resist」の違いは?

「Has/have」と「has/have + got」の違いは何ですが?

両方とも現在形の文で使われ、「持っている」という意味になります。「Has/have」はアメリカ英語でよく使用され、イギリス英語では、「has/have+got」がよく使用されるようです。

That family has five cars. (米)

That family has got five cars. (英)

あの家族は5台の車を持っている。

また、現在完了形の文で「get」を使用する場合は、アメリカ英語、イギリス英語関係なく、「has/have+gotten」になります。

They have gotten five gifts so far.

彼らは、今のところプレゼントを五つもらっている。

難易度:3/10
関連リンク:「He’s」の省略は「he is」だけ?

「50% of the people is」ですか?それとも「50% of the people are」ですか?

この場合、動詞は「are」になります。「%(Percent)of~」を含む、名詞のかたまりが、単数か複数かは、「of」の後に続く名詞が、単数形か複数形かで判断します。今回は、「of」のあとに「people」と複数形の名詞が続いているので、「are」が正解となります。

「Of」の後が複数形の例:

35% of the people are opposed to the construction.

35%の人々が工事に対して反対である。

「Of」の後が単数形(または不可算名詞)の例:

35% of the population is opposed to the construction.

人口の35%が工事に対して反対である。

「Population」が不可算名詞なので、動詞は「is」になります。

難易度:6/10
関連リンク:「None」は単数扱い?複数扱い?

「何かが臭い(臭う)」と言う時に「it’s stinky」と言いますか?

文法的には「it’s stinky」で間違いではありません。但し、「it’s stinky」は、子供っぽい幼稚な印象を与える為、一般的には「stink」と動詞を使用し、「it stinks」と表現します。

My socks are stinky from soccer practice. △

My socks stink from soccer practice. ◯

私の靴下はサッカーの練習により臭い。

難易度:4/10
関連リンク:「何かが悪くなって来ている」と言いたい時に、「is going bad 」って言いますか?

誰かに、ものを頼もうと考えていると言う時に「will make somebody…」と「 will have somebody…」のどちらを使用しますか?

「Make」の場合は「誰かに~させる」、「have」の場合は「誰かに~してもらう」と、依頼の度合いが異なります。

「Make」の場合:

I will make somebody prepare the presentation.

「私は、誰かにプレゼンの用意をさせます。」(上から、命令的なニュアンス)

「Have」の場合:

I will have somebody prepare the presentation.

「私は、誰かにプレゼンの用意をしてもらいます。」(依頼するニュアンス)

話し相手、依頼する相手に気を付けて使い分けましょう。

難易度:5/10
関連リンク:「Must」と「have to」の違いは?

「◯◯が苦手」って何て言いますか?

一般的に、特技などについて「◯◯が苦手」と言う場合、「(be動詞)+not good at(不得意なもの・こと(名詞))」になります。
※動名詞(-ing/~すること)も可。

I am not good at swimming.

私は泳ぐのが苦手です。(私は泳ぐことが苦手である。)

また、同じような意味で「(be動詞)+bad/poor at(不得意なもの・こと(名詞))」と言うこともあります。

I am bad at making a good first impression.

私は良い第一印象を残すのが苦手です。

ある食べ物や人が苦手と言いたい場合は、「◯◯が好きでない」と表現するので、「don’t like…」を使います。

I don’t like broccoli.

私はブロッコリーが苦手です。

難易度:4/10
関連リンク:「Is doing bad」と「is going bad」の違いは?