「〜について話し合う」という意味の動詞「discuss」には、前置詞「about」は必要ですか?

いいえ、動詞「discuss」は他動詞なので、前置詞「about」は不要です。

We discuss our progress on Fridays. ◯

We discuss about our progress on Fridays. X

私たちは、毎週金曜日に進捗について話し合う。

尚、「私たちは、毎週金曜日に進捗について上司と話し合う」といいたい場合は、直接目的語「our progress」の後に前置詞「with」間接目的語「our boss」が続きます。

We discuss our progress with our boss on Fridays.

難易度:7/10
関連リンク:「I don’t know what you’re talking about」の様に文の最後に前置詞を使用することは可能ですか?

「Aさんは、〇〇を無駄にしたくない」といいたい場合、どのようにいえばよいですか?

一般的に以下のように表します。

Aさん(主語)doesn’twant + to + waste〇〇(目的語)

Adam doesn’t want to waste his money.

Adamは、お金を無駄にしたくない。

They don’t want to waste their time.

彼らは、時間を無駄にしたくない。

※主語が「they」(三人称複数形)なので、「doesn’t」ではなく「don’t」となります

因みに、以下のように書き換えることも可能です。

Aさん(主語)hates + to + see〇〇(目的語)go to waste

Adam hates to see his money go to waste.

They hate to see their time go to waste.

※主語が「they」(三人称複数形)なので、「hates」ではなく「hate」となります

難易度:7/10
関連リンク:「(消耗品など)が切れた」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

「お互い」という意味を持つ「each other」ですが、前置詞は必要ですか?

文の動詞によって必要有無が異なります。

「each other」は「me」、「him」、「her」などと同じく、目的語として使用される代名詞です。従って、文の動詞が他動詞または自動詞によって前置詞の有無が異なります。

①「each other」が「They helped me」の「me」のように他動詞の目的語として使用される場合、前置詞は必要ありません。

They helped me.(彼らは私を手伝った)

They helped each other.(彼らはお互いを手伝った)

②「each other」が自動詞の目的語として使用される場合、前置詞は必要になります。尚、前置詞は文の意味によって適切に選択する必要があります。

They complained to me.(彼らは私文句を言った)

They complained to each other.(彼らはお互い文句を言った)

They complained about me.(彼らは私について文句を言った)

They complained about each other. (彼らはお互いについて文句を言った)

難易度:7/10
関連リンク:「each」の後にくる名詞は単数形ですか?それとも複数形ですか?

「sold」、「is sold」、「was sold」はどのように使い分ければ良いですか?

「sold」は動詞「sell」の過去形または過去分詞形である為、使い方により意味が変わります。

過去形:

1.「sold」が他動詞の過去形の場合、「売った」という意味を持ちます。

He sold his car.

彼は(彼の)車を売った。

※他動詞の場合、動詞の後に目的語が来ます

2.「sold」が自動詞の過去形の場合、「売れた」という意味を持ちます。

His car sold.

彼の車は売れた。

※自動詞の場合、動詞の後に目的語は来ません

過去分詞形:

1.「is sold」は現在形の受動態であり、「売られている」という意味を持ちます。

Seafood is sold at that store.

魚介類はその店で売られている。

※現在形の受動態 = be動詞の現在形 + 過去分詞

2.「was sold」は過去形の受動態であり、「売られていた」または「売られた」という意味を持ちます。

Cigarette was sold through vending machines without an age verification device until 2008.

2008年までタバコは年齢確認装置なしの自動販売機で売られていた。

The painting was sold to the highest bidder.

その絵画は最高入札者に売られた。

※過去形の受動態 = be動詞の過去形 + 過去分詞

難易度:6/10
関連リンク:「sold out」、「is sold out」、「was sold out」はどのように使い分ければ良いですか?

「準備する」といいたい場合、「prepare」と「prepare for」、どちらを使用するのが適切ですか?

〇〇を準備する」といいたい場合は「prepare + 〇〇」を使用し、

〇〇の(為に)準備をする」といいたい場合は「prepare + for〇〇」を使用します。

We always prepare the materials.

私たちはいつも資料を準備する。

We always prepare for the presentation.

私たちはいつもプレゼンの(為に)準備をする。

従って、「〇〇を〇〇の(為に)準備する」といいたい場合は、

「prepare + 〇〇for〇〇」を使用します。

We always prepare the materials for the presentation.

私たちはいつもプレゼンの(為に)資料を準備する。

難易度:6/10
関連リンク:「all ready」と「already」の違いは何ですか?

動詞「wait」の後に前置詞「for」は必要ですか?

動詞「wait」の後に直接目的語(待っている相手やもの)が来る場合、「for」は必要です。

Adam waited Bob. X

Adam waited for Bob. ◯

wait」の後に時間(期間)が来る場合、「for」はあってもなくてもどちらでも大丈夫です。

Adam waited 5 minutes. ◯

Adam waited for 5 minutes. ◯

wait」の後に直接目的語時間(期間)が両方来る場合、以下のようにどちらの順番でも大丈夫です。

Adam waited 5 minutes for Bob. ◯

Adam waited for Bob for 5 minutes. ◯

Adam waited Bob for 5 minutes. X

難易度:8/10
関連リンク:「On time」と「in time」に違いはありますか?

「She sent me the email」と「She sent the email to me」に違いはありますか?

質問の文のように、文に二つの目的語がある場合、「the email(直接目的語)」と「me(間接目的語)」のどちらが先に来ても意味に違いはありません。但し、「me」を「the email」の後に持って来る場合、「me」の前に前置詞「to」を使用して「to me」という前置詞句にする必要があります。

She sent me the email.

She sent the email to me.

彼女は私にメールを送った。

尚、一般的に間接目的語を強調したい場合や前置詞句が長くなる場合は、直接目的語間接目的語の前に持って来ることが好まれます。

She sent the email to all the members who attended yesterday’s meeting.

彼女は、昨日の会議に出席したすべてのメンバーにそのメールを送った。

もし、間接目的語直接目的語の前に持って来た場合、分かりづらくなります。

She sent all the members who attended yesterday’s meeting the email.

難易度:5/10
関連リンク:「あなたたち」と複数の相手(二人称複数)に対して、「you」を使用しても大丈夫ですか?