「backup」と「back up」の違いは何ですか?

「backup」のように一つの単語の場合は名詞または形容詞であり、「back up」のように二つの単語の場合は句動詞です。

①「backup」は、一般的に「予備、(データなどの)バックアップ、控え選手」という意味の名詞として使用されます。

He needs to make a backup of his important files.

彼は、重要なファイルのバックアップを取る必要がある。

②「backup」は、一般的に「予備の、(データなどの)バックアップの、控えの」という意味の形容詞としても使用されます。

He always carries a backup battery with him.

彼はいつも予備のバッテリーを持ち歩いている。

③「back up」は、動詞back」と副詞up」で構成される句動詞となり、自動詞としても他動詞としても使用されます。

自動詞として使用される場合、一般的に「後ろに下がる、後退する」という意味で使用されます。

He had to back up to let the medical staff through.

彼は医療スタッフが通れるように後ろに下がらなければいけなかった。

他動詞として使用される場合、一般的に「(データなどの)バックアップを取る、裏付ける、支える」という意味で使用されます。

He had to back up all the claims he made.

彼は、自分が主張した全てのことを裏付ける必要があった。

参考:AP Style

難易度:7/10
関連リンク:「checkup」と「check up」の違いは何ですか?

句動詞「hand out」を使用して「チラシを配る」といいたい場合、「hand the flyers out」と「hand out the flyers」のどちらが正しいですか?

どちらも正しいです。「hand out」の目的語が「the flyers」のような一般名詞(句)の場合、目的語は「hand」と「out」の間、「hand out」の後、どちらに置くことも可能です。

hand the flyers out ◯

hand out the flyers ◯

但し、目的語「the flyers」を「them」のような代名詞と入れ替える場合、「them」は「hand」と「out」の間に置く必要があります。

hand them out ◯

hand out them X

難易度:7/10
関連リンク:句動詞「drop off」を使用して「車で私の友達を送る」といいたい場合、「drop my friend off」と「drop off my friend」のどちらが正しいですか?

「〜について話し合う」という意味の動詞「discuss」には、前置詞「about」は必要ですか?

いいえ、動詞「discuss」は他動詞なので、前置詞「about」は不要です。

We discuss our progress on Fridays. ◯

We discuss about our progress on Fridays. X

私たちは、毎週金曜日に進捗について話し合う。

尚、「私たちは、毎週金曜日に進捗について上司と話し合う」といいたい場合は、直接目的語「our progress」の後に前置詞「with」間接目的語「our boss」が続きます。

We discuss our progress with our boss on Fridays.

難易度:7/10
関連リンク:「I don’t know what you’re talking about」の様に文の最後に前置詞を使用することは可能ですか?

「〜を育てる」という意味を持つ他動詞「grow」と「raise」に違いはありますか?

「人を育てる」のように目的語が「」の場合、他動詞「raise」が使用されます。一方、「植物を育てる」のように目的語が「植物」の場合は、他動詞「grow」が使用されます。

He grows his kids by himself. X

He raises his kids by himself. ◯

彼は、一人で子供達を育てている。

He raises flowers in his yard. X

He grows flowers in his yard. ◯

彼は、庭で花を育てている。

また、「〜が育つ」といいたい場合、主語が「植物」の場合は自動詞「grow」が使用され、「」の場合は自動詞の句動詞「grow up」が使用されます。

The flowers grow without fertilizers.

その花々は肥料無しで育つ。

Most American kids grow up learning only English.

殆どのアメリカ人の子供たちは、英語だけを学びながら育つ。

難易度:7/10
関連リンク:年齢を表す際に、「-(ハイフン)」が入っている場合と入ってない場合を見かけるのですが、それらの違いはなんですか?

句動詞「turn on」を使用して「電気をつける」といいたい場合、「turn the light on」と「turn on the light」のどちらが正しいですか?

どちらも正しいです。「turn on」の目的語が「the light」のように一般名詞(句)である場合、目的語は「turn」と「on」の間、「turn on」の後、どちらでも大丈夫です。

turn the light on ◯

turn on the light ◯

但し、目的語「the light」を「it」のような代名詞と入れ替えた場合、「it」は「turn」と「on」の間に置かれる必要があります。

turn it on ◯

turn on it X

難易度:7/10
関連リンク:句動詞「turn down」を使用して「音量を下げる」といいたい場合、「turn the volume down」と「turn down the volume」のどちらが正しいですか?

句動詞「turn down」を使用して「音量を下げる」といいたい場合、「turn the volume down」と「turn down the volume」のどちらが正しいですか?

どちらも正しいです。「turn down」の目的語が「the volume」のように一般名詞である場合、目的語は「turn」と「down」の間、「turn down」の後、どちらでも大丈夫です。

turn the volume down ◯

turn down the volume ◯

但し、目的語「the volume」を「it」のような代名詞と入れ替えた場合、「it」は「turn」と「down」の間に挿入される必要があります。

turn it down ◯

turn down it X

難易度:7/10
関連リンク:「取り組む」という意味を持つ句動詞「work on」ですが、目的語は「work」と「on」の間に来ますか?それとも「work on」の後に来ますか?

「a little bit」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。尚、どの場合でも「bit」は省略することが可能です。

①「a little bit」が形容詞を修飾する場合:

形容詞の前にきます。

It’s a little (bit) expensive.

それは少し高価である。

a little bit」がを修飾する場合:

副詞の前にきます。

He finished his job a little (bit) early.

彼は仕事を少し早く終わらせた。

a little bit」が目的語を持たない自動詞の節を修飾する場合:

自動詞の後にきます。

He exercises a little (bit).

彼は少し運動をする。

④「a little bit」が目的語を持つ自動詞の節を修飾する場合:

自動詞または目的語の後にきます。

He exercises in the morning a little (bit).

He exercises a little (bit) in the morning.

彼は朝少し運動をする。

⑤「a little bit」が他動詞の節を修飾する場合:

目的語の後にきます。

He studied English a little (bit).

彼は英語を少し勉強した。

⑥「a little bit」が「of」を伴って不可算名詞を修飾する場合:

不可算名詞の前にきます。

※加算名詞を修飾することはできません

He needs a little bit of help to finish the project.

彼はそのプロジェクトを終わらせるのに少しの助けが必要である。

上記の場合、「a little bit of」の「bit of」を省略することも可能です。

He needs a little bit of help to finish the project.

難易度:7/10
関連リンク:「a lot」は文のどこに位置されますか?

句動詞「put on」は「(衣服などを)身につける、着る」という意味を持ちますが、「(衣服などを)外す、脱ぐ」という意味で「put off」は使用されますか?

いいえ、一般的に句動詞「put off」は「(衣服などを)外す、脱ぐ」という意味で使用されません。「put off」は、一般的に「予定を延期する、後回しにする」という意味で使用されます。

He put off studying for the test.

彼はテスト勉強を後回しにした。

尚、「(衣服などを)外す、脱ぐ」といいたい場合、一般的に句動詞「take off」が使用されます。

Boxers have to take off their jewelry before entering the ring.

ボクサーはリングに上がる前にアクセサリーを外さなければいけない。

難易度:7/10
関連リンク:現在形の「he wears」と現在進行形の「he is wearing」に意味の違いはありますか?

「a lot」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。

a lot」が副詞句の場合:

自動詞の節を修飾する場合、自動詞の後にきます。

He talks a lot.

彼はたくさん話す。

他動詞の節を修飾する場合、目的語の後にきます。

She studies math a lot.

彼女は数学をたくさん勉強する。

a lot」が名詞句の場合:

他動詞目的語の場合、その他動詞の後にきます。

He drinks a lot (of alcohol).

彼はたくさん(のお酒を)飲む。

主語の場合、動詞の前にきます。

A lot (of information) isn’t necessarily good.

たくさん(の情報)は良いとは限らない。

a lotが「of」を伴った限量詞句の場合:

名詞の前にきます。

The drink contains a lot of sugar.

その飲み物は、たくさんの砂糖を含んでいる。

難易度:6/10
関連リンク:「a lot of」と「lots of」の違いは何ですか?

「too much」は文のどこに位置されますか?

文での役割によって位置が異なります。以下をご参照ください。

①「too much」が副詞句の場合:

自動詞の節を修飾する場合、自動詞の後にきます。

He talks too much.

彼は話しすぎる。

他動詞の節を修飾する場合、目的語の後にきます。

She plays games too much.

彼女はゲームをしすぎる。

②「too much」が名詞句の場合:

目的語の場合、他動詞の後にきます。

He drinks too much (alcohol).

彼は(お酒を)飲みすぎる。

主語の場合、動詞の前にきます。

Too much (confidence) isn’t good.

過剰(な自信)は良くない。

③「too much」が限量詞句の場合:

名詞の前にきます。

The drink contains too much sugar.

※「too much」は不可算名詞の修飾にのみ使用されます

その飲み物は、過剰の砂糖を含んでいる。

④「too much」が形容詞句の場合:

動詞の後にきます。

He is too much (to handle).

彼は手に負えない。

難易度:7/10
関連リンク:「a lot of」と「lots of」の違いは何ですか?