日本語では両方とも「回復」と訳され、一般的には英語でも同じように使用されます。ただし、 医学的には違う意味を持ちます。「Healing」は、「身体・肉体的な治癒、身体の細胞が再生して修復されることやその過程」を表します。
一方、「recovery」は、「病気や怪我の前の健康状態に戻ること」を意味し、これには肉体的なものだけではなく、機能や精神的な復帰も含まれます。
その為、「recovery」の重要な一段階が「healing」であると言えます。例えば、足の骨折の場合、骨が正常に戻っても、ギブスをしている間に骨の周りの筋肉が衰えたり、精神的に怪我の再発を恐れたりして、すぐに怪我をする前のように動けるとは限りません。その為、「recovery」には、精神的・肉体的なリハビリや周囲(家族や社会)の支援など「healing」の過程が必要とされる場合があります。
参考:Internet Scientific Publications
難易度:8/10
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