日本では、お店が閉まっている時、窓などに「close」や「closed」の表記がされているのを見かけます。どちらが正しいですか?

「そのお店が閉まっている(状態である)」ということを示している為、「The store is closed」の「The store is」が省略されている「closed」が正しです。この「closed」は「閉まっている(状態である)」という意味を持つ形容詞です。

「close」だと、以下の例文のように動詞「閉まる」或いは、形容詞「近い」という意味になってしまいます。

The store closes (at 8 p.m. every day).
※三人称単数形

そのお店は(毎日午後8時に)閉まる。

The store is close.

そのお店は近くにある。

尚、「閉まっている(状態である)」は「closed」のように語尾に「-ed」が付いている形容詞が正しいですが、「開いている(状態である)」の表記は「opened」ではなく「open」が正しいです。

従って、「そのお店が開いている(営業している)」といいたい場合は、以下のように表します。

The store is open. ◯

The store is opened. X

また、過去形の動詞「opened」の場合、「開いた」という意味になります。

The store opened (at 9 a.m. yesterday).

そのお店は(昨日午前9時に)開いた。

難易度:5/10
関連リンク:「近い」という意味を持つ「close」と「near」に違いはありますか?

「Toward」と「towards」の違いは何ですか?

両方とも「何かへの方向」または「(位置・時間)に近い」と言う意味を持つ前置詞です。また、使用方法に違いはありません。口語では同じぐらい使用されますが、文語の場合は違いがあります。アメリカ英語では「toward」がよく使用され、イギリス英語では「towards」がより使用されます。

The boy ran toward the ball. ◯(米)

The boy ran towards the ball.  ◯(英)

※「Afterward」、「backward」、「downward」、「upward」のように他に「ward」で終わる単語も同じです。

難易度:6/10
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