「Every time he goes there」と「He goes there every time」の違いは何ですか?

①「Every time he goes there」のように「every time」が「he goes there」の前に来る場合、「every time」は「〜する度に」という意味を持つ従属接続詞になります。従って、従属節「Every time he goes there」だけでは不完全な文になるので、従属節「Every time he goes there」の後に主節が続く必要があります。

Every time he goes there. X

彼は、そこへ行く度に。

Every time he goes there, he buys a souvenir.

彼は、そこへ行く度におみやげを買う。

He buys a souvenir every time he goes there.

主節従属節の前に持ってくる場合、従属節の前に「,」は必要ありません

②「He goes there every time」のように「every time」が「He goes there」の終わりに来る場合、「常に、いつも」という意味を持つ副詞になります。

He goes there every time.

彼は、いつもそこへ行く。

難易度:8/10
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文中の「as」の前に「,」は必要ですか?

文中での「as」の品詞により「,」の要否は異なります。

①「as」が副詞の場合、「,」は必要ありません。

He is not as big.

彼はそれほど大きくない.

②「as」が前置詞の場合、「,」は必要ありません。

He interpreted the comment as a compliment.

彼は、そのコメントを褒め言葉として解釈した。

③「as」が接続詞として使用される場合、一般的に理由(because)を表す場合Ⓐと理由以外(when、while、in the way that)を表す場合Ⓑがあります。

文中から、ⒶとⒷのどちらの意味で使用されているか判断できる場合、「,」は必要ありません。

The phone rang as he laid down.

彼が横になった瞬間、電話が鳴った。

*「as」は「when(〜の瞬間、〜のとき)」という意味を持ち、明らかに「because(〜なので)」という意味を持たないと判断できる

He ate dinner as he watched TV.

彼は、テレビを見ながら夕食を食べた。

*「as」は「while(〜しながら)」という意味を持ち、明らかに「because(〜なので)」という意味を持たないと判断できる

The stock price went up as he had predicted.

彼が予想した通り株価は上がった。

*「as」は「in the way that(〜の通り)」という意味を持ち、明らかに「because」という意味を持たないと判断できる

He will pass the test as he studied hard.

彼は一生懸命勉強したので、そのテストに合格するだろう。

*「as」は「because(〜なので )」という意味を持ち、明らかにそれ以外の意味を持たないと判断できる

④ 文中から、ⒶとⒷのどちらの意味とも解釈できてⒶの意味である場合、「,」は必要です。一方、Ⓑの意味である場合、「,」は必要ありません。

He stayed home, as it was raining.

彼は、雨が降っていたので家にいた。

He stayed home as it was raining.

彼は、雨が降っていたとき家にいた。

難易度:9/10
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「even if」と「even though」の違いは何ですか?

「even if」は「(仮定の話として)~だとしても」という意味で使用されます。一方、「even though」は「(実際の話として)~だけれども」という意味で使用されます。

He will buy the new smartphone even if it’s expensive.

彼は(仮に)高価だとしても、その新しいスマートフォンを買うだろう。

He will buy the new smartphone even though it’s expensive.

彼は(実際に)高価だけれども、その新しいスマートフォンを買うだろう。

難易度:6/10
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「しょうがない」はどのようにいえば良いですか?

一般的に「It is what it is」 といいます。

直訳すると「それはそれである」という意味になりますが、困難な状況などに直面した時に「しょうがない」という意味で使用されます。

Aさん:Today’s game will be canceled due to a thunderstorm.

Bさん:It is what it is.

別の言い方として、「It’s not like I can do anything (about it)」もあります。

直訳すると「別に私が(それに関して)何かできる訳じゃない」という意味になり、「お手上げだ」という意味で使用されます。

Aさん:Today’s game will be canceled due to a thunderstorm.

Bさん:It’s not like I can do anything (about it).

難易度:5/10
関連リンク:「それは無駄である」といいたい場合、どのように表しますか?

関係代名詞「that」と「which」は両方とも節を修飾できますか?

いいえ、「which」のみ「,(コンマ)」を伴ってを修飾することが可能です。

He walked out of the meeting, which surprised everyone. ◯

彼は会議を途中で退室し、みんなをびっくりさせた。

He walked out of the meeting that surprised everyone. X

上記の場合、関係代名詞「that」は先行詞「the meeting」のみを修飾する為、以下のような意味になってしまいます。

He walked out of the meeting that surprised everyone.

彼は、みんなをびっくりさせた会議を途中で退室した。

難易度:8/10
関連リンク:関係代名詞の「that」と「which」の違いは何ですか?

「Aさんは〜しているフリをした」といいたい場合、どのようにいいますか?

一般的に以下のように表します。

Aさん(主語)+ acted(動詞「act」の過去形)+ like + (主語 + 動詞)」

※この場合、「like」の後には節が続く為、「like」は接続詞になります

Adam acted like he was sleeping.

Adamは寝ているフリをした。

※初めの節の主語と「like」の後に続く節の主語は同じ人物である必要があります。つまり「Adam」=「he」である必要があります

Angela acted like she knew (the answer).

Angelaは(その答えを)知っているフリをした。

※「act」を「pretend」に入れ替えて使用することも可能です。

難易度:6/10
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「as tall as me」と「as tall as I」、どちらが正しいですか?

どちらも正しいです。二つ目の「as」の品詞(前置詞接続詞)により続く単語が決まります。

二つ目のas」が前置詞の場合:

前置詞の後には名詞(句)のみを続けることができるので、「me」が続きます。

He is as tall as me.

二つ目のas」が接続詞場合

接続詞の後には節(主語 + 動詞)のみを続けることができるので、「I am」が続きます。尚、動詞「am」は口語では省略されることが多いです。

He is as tall as I (am).

口語では、「as me」の方が「as I」よりよく使用されます。

難易度:7/10
関連リンク:「taller than me」と「taller than I」、どちらが正しいですか?

「(消耗品など)が切れた」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「切れる」という意味を持つ句動詞「run out」の過去形を使用して表します。

従って、「〇〇が切れた」といいたい場合は、以下のように表します。

〇〇(切れた消耗品/主語)+ ran out

The dressing ran out.

そのドレッシングが切れた。

また、「そのドレッシングは2ヶ月で切れた」のように「2ヶ月で」という情報を追加したい場合、副詞句「in 2 months」を節の後に置きます。

The dressing ran out in 2 months.

尚、「そのドレッシングは(通常)2ヶ月で切れる」といいたい場合は、

句動詞「run out」の現在形を使用して表します。

The dressing runs out in 2 months.

難易度:6/10
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関係代名詞「who(m)」の前に「,」は必要ですか?

関係代名詞「who(m)」の後に続く形容詞節制限用法非制限用法かによって「,」の必要有無が異なります。

① 関係代名詞「who(m)」の後に続く形容詞節制限用法(修飾する先行詞を特定する)の場合、「,」は必要ありません。

The man who we just met used to be my colleague.

※アメリカ英語では一般的に「whom」ではなく「who」が使用されます

この文脈の場合、名詞「the man」だけでは、「どの男性」なのか特定することができず、形容詞節「we met」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

② 関係代名詞「who(m)」の後に続く形容詞節非制限用法先行詞を特定しない)の場合、つまり、先行詞が一般名詞ではなく固有名詞や特定された名詞の場合、形容詞節非制限用法になり、「,」は必要になります。

Mikewho we just met, used to be my colleague.

※アメリカ英語では一般的に「whom」ではなく「who」が使用されます

「the man」の場合と違い、「Mike」のように「どの男性」なのか特定されている為、形容詞節「we just met」が「どの男性」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

難易度:8/10
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「despite」と「in spite of」に違いはありますか?

「 despite」の方が「in spite of」よりフォーマルな表現です。 両方とも「〜にも関わらず」という意味を持ち、一般的に口頭より書面で使用されます。尚、一般的に名詞(句)が続きます。

The game continued despite the heavy rain.

The game continued in spite of the heavy rain.

その試合は、激しい雨にも関わらず続いた。

名詞(句)の代わりに動名詞が使用されることもあります。

Despite achieving his goals, he wasn’t promoted.

In spite of achieving his goals, he wasn’t promoted.

彼は目標を達成したにも関わらず、昇進しなかった。

また、「despite」と「in spite of」の後にthat節を続ける場合、that節の前に「the fact」が必要になります。

He was late to work despite the fact that he woke up early.

He was late to work in spite of the fact that he woke up early.

彼は早く起きたにも関わらず、仕事に遅刻した。

因みに、「out of spite」は「腹いせに、悪意で」という意味になります。

He broke the car window out of spite.

彼は悪意で車の窓を割った。

参考:Cambridge Dictionary

難易度:7/10
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