稀に「because」の前に「,(コンマ)」がある文を見かけますが、どのような場合に必要になりますか?

一般的には「because」の前に「,(コンマ)」は必要ありません。但し、「,」がないことにより、文の意味が不明確な場合に必要となります。

例えば、以下の文だと二通りの解釈が可能です。

Tom didn’t run because he was afraid.

①Tomは怖かったので、走らなかった

または、

②Tomは、怖かったから走らなかった訳ではない
※Tomは怖かったから走らなかったのではなく、他の要因によって走らなかった

主に上記のような否定の文で、文に二つ以上の意味が発生して混乱を招く場合に「because」の前に「,(コンマ)」が必要とされます。

Tom didn’t run, because he was afraid.

「because」の前に「,」を入れることで、「Tom didn’t run」と「he was afraid」の因果関係が明確になります。つまり、「Tomは走らなかった」、その原因は「彼は怖かったからである」という意味になります。

難易度:8/10
関連リンク:文中に「but」を使用する場合、「but」の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

「Takahashi-Johnson」のように「-(ハイフン)」で二つの名字(姓)が構成されている名字を見かけることがありますが、順番にルールはありますか?

アメリカでは結婚後に自分の名字とパートナーの名字を複合する例があります。

法的に好きな名前(姓名問わず)に変えることも出来る為、どちらの名字が先に来なければいけないというルールはありません。一般的(伝統的)に旧姓が先に来ます。

※ほぼすべての州で、誤解を招くような名前(有名人の名前等)や意図的に混乱させたり、または暴力、人種差別、脅迫、わいせつな行為を誘発する名前に変更することは出来ません。

難易度:—
関連リンク:「Mrs.」、「Ms.」、「Miss」の違いは何ですか?

「長い期間」を表したい場合、「long term」と「long-term」、どちらが正しいですか?

両方とも正しいです。ただし、使い分ける必要があります。

「long term」と「-(ハイフン)」がなく二つの単語である場合、形容詞「long(長い)」が名詞「term(期間、時間)」を修飾して、「長い期間、長期」という意味になります。一方、「long-term」と「-(ハイフン)」で二つの単語が繋がっている場合は、「長期的な、長期の〜」という意味を持つ複合形容詞(2語からなる形容詞)になります。従って、名詞を修飾する場合に使用されます。

The company’s success will be evaluated in the long term.

会社の成功は長期にわたって評価される。

The company’s long-term goal is to open 100 stores nationwide.

その会社の長期の目標は、全国で100店舗をオープンさせることである。

難易度:7/10
関連リンク:「再」という意味を持つ接頭辞である「re」の後に、「-(ハイフン)」は必要ですか?

文中に「but」を使用する場合、「but」の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

一般的に、「but」が別の文として単独で成り立つ二つの節を繋ぐ場合、「but」の前に「,(コンマ)」が必要です。

I wanted to go to the concert, but the tickets were sold out.

「I wanted to go to the concert」と「The tickets were sold out」は両方とも完全な文である為、「but」の前に「,(コンマ)」が必要です。

尚、上記の例文のように、各節の主語が明確に表記されている場合、「but」の前に「,(コンマ)」が必要です。但し、例外として主語が明確な二つの節が両方とも短い場合、「,(コンマ)」を除外することができます。

I went home but no one was home.

一方、二つの節の主語が同じで、二つ目の節の主語が省略される場合は、「,(コンマ)」は必要ありません。

I wanted to go to the concert but decided to stay home.

尚、以下の等位接続詞にも同様のルールが適用されます。

-and
-so
-or
-for
-yet
-nor

難易度:8/10
関連リンク:文章の中で名詞を並べて表示する場合、「and」はどこに入れる?

「New Year’s」と「new year」に違いはありますか?

「New Year’s」は、「New Year’s Eve(大晦日)」と「New Year’s Day(元旦)」の省略であり、「’(アポストロフィ)」が必要になります。また、固有名詞(祝日名)である為、「N」と「Y」は大文字になります。尚、「new year」は、「新しい年」という意味を持つ一般名詞になります。

I’m going to visit my parents’ place for New Year’s.

私は、大晦日(または元旦)に実家へ帰ります。

I’m looking forward to the new year.

私は、新しい年が待ち遠しいです。

難易度:6/10
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「My brother, Joe」と「my brother Joe」に違いはありますか?

はい、あります。「My brother, Joe」のように「,(コンマ)」がある場合、「my brother」だけで誰のことか特定されるので、名前の「Joe」は追加情報になります。つまり、「私には一人の兄弟しかおらず、彼の名前は『Joe』」ということになります。

I gave my old smart phone to my brother, Joe.

私は、一人しかいない兄弟であるJoeに私の古いスマホをあげた。

尚、「my brother Joe」のように「,(コンマ)」がない場合、「my brotherだけでは誰のことか特定されておらず、特定する為に名前の「Joe」が必要です。つまり、「私の何人かいる兄弟の中のJoe」という意味になります。

I gave my old smart phone to my brother Joe.

私は、何人かいる兄弟の中のJoeに私の古いスマホをあげた。

上記の文の「Joe」は、同格語(別の名詞の隣に来て、別の方法でその名詞を言い表す為の単語)の役割を果たします。尚、同格語が文の主語の後に来る場合は、以下のようになります。

Company A’s competitor, Company B, will introduce a new product.

A社の唯一の競合であるB社は新しい商品を発表する。

※ 追加情報である同格語の場合、「,(コンマ)」で囲む必要があります。

Company A’s competitor Company B will introduce a new product.

A社の複数の競合の一社であるB社は、新しい商品を発表する。

難易度:9/10
関連リンク:関係代名詞の「that」と「which」の違いは?

「.(ピリオド)」と「,(コンマ)」は、「“”(クォーテーションマーク)」の内側と外側のどちらに来ますか?

アメリカ英語では一般的に内側に来ます。一方、イギリス英語では一般的に外側に来ます。

※「クオーテーションマーク」は、作品の題名や直接引用をする場合に使用されます。

作品の題名で使用される場合の例:

Mike’s favorite book is “For Whom the Bell Tolls.” (米)

Mike’s favorite book is “For Whom the Bell Tolls”. (英)

直接引用で使用される場合の例:

“Welcome back,” said Sally. “It’s been a long time.” (米)

“Welcome back”, said Sally. “It’s been a long time”. (英)

尚、「?(クエスチョンマーク)」や「!(エクスクラメーションマーク)」が、作品の題名や直接引用文に含まれる場合は、アメリカ/イギリス英語関係なく、「“”」の内側に来ます。

以下のように、本の題名が「Where’s Waldo?(日本版タイトル:「ウォーリーをさがせ! 」)」のように「?」が題名に含まれる 場合、「?」は「“”」の内側に来ます。

Peter bought the last copy of “Where’s Waldo?” ◯

Peter bought the last copy of “Where’s Waldo”? ×

また、以下のように直接引用文が「This coffee is too hot!」のように「!」が直接引用文に含まれる場合、「!」は「“”」の内側に来ます。

Jennifer said, “This coffee is too hot!” ◯

Jennifer said, “This coffee is too hot”! ×

難易度:6/10
関連リンク:「Aah」と「ahh」の違いは?

「Oh, well」と「oh well,」に違いはありますか?

「,(コンマ)」は、息をおくことを示す役割を持ち、今回のように同じフレーズでも、「,」の位置が違うことにより意味が変わってしまいます。「Oh, well」と間に「,」を置く場合、「あ、じゃ」という意味になります。一方、「oh well,」とフレーズの後に「,」を置くと「まあいいや、仕方がない」という意味になります。

Oh, well how about this?

あ、じゃ、これは?

Oh well, it wasn’t important.

まあいいや、大したことじゃなかったし。

難易度:7/10
関連リンク:「Aah」と「ahh」の違いは、何ですか?

「ひいおじいちゃん」は「great grandfather」と表記しますか?

いいえ、「great grandfather」だと、「偉大なおじいちゃん」になってしまいます。「ひいおじいちゃん」と表記したい場合、「great-grandfather」と、「great」と「grandfather」の間に、「-(ハイフン)」を入れます。ハイフンがないことにより、「great」は「偉大な」という意味を持つ形容詞となり、「grandfather」を修飾します。

His great grandfather was the mayor of the city.

彼の偉大なおじいちゃんは、市長だった。

His great-grandfather was the mayor of the city.

彼のひいおじいちゃんは、市長だった。

難易度:5/10
関連リンク:「Elderly」と言う単語は形容詞?それとも名詞?

「So」と「very」の違いは何ですか?

両方とも「とても」という意味を持ち、形容詞を修飾する副詞ですが、使用される場面に違いがあります。文章を書く時に、文の形容詞に「とても」といいたい場合、「so」ではなく、「very」が一般的に使用されます。

He was so mad. △(口頭では、OKです)

He was very mad. ◯

「So」は、主に間投詞(苦しみや驚きなどの強い感情を表す品詞)に使用されます。

He was so mad!

※ 間投詞は、記事や論文など正式な文書では使用されませんが、小説の会話などで使用されます。最近では、友達間のメールなどのやりとりでもよく使用されます。

「So」を「とても」という意味で文章で使用したい場合、その「とても」の度合いを表現しなければいけません。従って、以下のような形式になります。

so 〇〇 that 〜.(とても〇〇過ぎて〜だ。)

〇〇 = 形容詞

〜だ = 形容詞の度合いを表現する節

上記の「he was so mad」の英文をこの形式に変えた場合、彼がどれくらい腹を立たせていたか(怒りの度合い)を表現する必要があります。

He was so mad that he wanted to punch a wall.

彼はとても腹が立ち過ぎて壁を殴りたかった。

難易度:7/10
関連リンク:「too」と「either」の違いは何ですか?