関係副詞「where」と「when」の代わりに「in which」を使用した場合、「in which」の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

in which」の後に続く形容詞節制限用法非制限用法かによって「,」の必要有無が異なります。

①「in which」の後に続く形容詞節制限用法(修飾する先行詞を特定する)の場合、「,」は必要ありません。

The city in which he was born will host the Olympics.

名詞「the city」だけでは、「どの都市」なのか特定することができず、形容詞節「he was born」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

The time in which we went to Kyoto together remains a good memory for me.

「the time」だけでは、「どの時」なのか特定することができず、形容詞節「we went to Kyoto together」が特定するのに必要な情報である為、「制限用法」になります。

②「in which」の後に続く形容詞節非制限用法先行詞を特定しない)の場合、つまり、先行詞が一般名詞ではなく固有名詞や特定された名詞の場合、形容詞節非制限用法になり、「,」は必要になります。

Tokyoin which he was born, will host the Olympics.

「the city」の場合と違い、「Tokyo」のように「どの都市」なのか特定されている為、形容詞節「he was born」が「どの都市」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

Summer of 2010in which we went to Kyoto together, remains a good memory for me.

「the time」の場合と違い、「Summer of 2010」のように「どの時期」なのか特定されている為、形容詞節「we went to Kyoto together」が「どの時期」なのか特定するのに必要な情報でない為、「非制限用法」になります。

※形容詞節の後にも「,」が必要です。

因みに関係副詞には「where」、「when」、「why」があります。

難易度:8/10
関連リンク:関係副詞の前に「,(コンマ)」は必要ですか?

「into」と「in to」は、どのように区別して使用されますか?

以下のように区別して使用されます。

①「into」の場合:

一般的に「〜の中に(入れる)」、「〜に(変化する)」、「〜に(ぶつかる)」と、表したい時に使用される前置詞です。

He poured water into the bottle.

彼はボトル(の中)に水を入れた。

The ice changed into water.

氷は水に変化した。

He bumped into the wall.

彼は壁にぶつかった。

②「in to」の場合:

「in」と「to」は一般的に前置詞として使用されますが、「in to」の場合は、「in」は句動詞の一部である副詞であり、「to」は前置詞またはto不定詞の「to」になります。

※前置詞は名詞(句)を修飾します。従って、前置詞「in」が前置詞「to」を修飾することはありません。

He checked in to the hotel. ※句動詞「check in」の副詞「in」と前置詞「to」

彼はホテルにチェックインした。

He often drops in to say hi. ※句動詞「drop in」の副詞「in」とto不定詞の「to」

彼は、よく挨拶をしに立ち寄る。

難易度:8/10
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「間違えて(誤って)〜をした」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「間違えて、誤って」という意味を持つ以下の副詞を使用して表します。

「accidentally」

「mistakenly」

尚、これらの副詞は一般的に主動詞の前に置かれ、動詞を修飾します。

従って、「Aさんは間違えて(誤って)〜をした」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ accidentally(副詞)+ したこと(動詞の過去形)」

※「accidentally」は「mistakenly」と入れ替えることも可能です

Adam accidentally slipped.

Adamは誤って滑ってしまった。

Adam accidentally deleted the data.

Adamは間違ってデータを削除した。

これらの副詞の代わりに副詞句「by accident」または「by mistake」を使用することも可能です。この場合、それらは節の終わりに置かれます。

Adam slipped by accident.

Adam deleted the data by mistake.

難易度:6/10
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「十分にある」といいたい場合、「there is enough」と「there are enough」、どちらが正しいですか?

「enough」が修飾する名詞が可算名詞不可算名詞かにより、どちらが正しいか異なります。

①「enough」が可算名詞を修飾する場合、その修飾される名詞は複数形になります。従って、be動詞は複数形「are」になります。

There are enough (cups).

(コップは)十分にある。

②「enough」が不可算名詞を修飾する場合は、be動詞は単数形「is」になります。

There is enough (water).

(水は)十分にある。

難易度:7/10
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「Who did you see?」と「Who saw you?」のどちらが、動詞「see」の過去形の疑問文として正しいですか?

両方とも動詞「see」の過去形の疑問文として正しいですが、主語目的語が逆になっています。

①「Who did you see?」の場合、主語は「you」であり、目的語は「who」となります 。

Who did you see?(あなたは誰を見かけましたか?)

I saw Mike.(私はMikeを見かけました)

※「who」が疑問文の目的語になる場合、文法的には「who」ではなく「whom」が正しいのですが、一般的には「whom」の代わりに「who」が使用されています。

②「Who saw you?」の場合は、主語は「who」であり、目的語は「you」となります。

Who saw you?(誰があなたを見かけましたか?)

Mike saw me.(Mikeが私を見かけました)

「who」が疑問文の主語になる場合、主語と動詞の順番は平叙文と変わりません。

難易度:6/10
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「(消耗品など)を使い切った」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「使い切る」という意味を持つ句動詞「use up」または「finish up」の過去形を使用して表します。

従って、「Aさんは〇〇を使い切った」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ used up + 〇〇(使い切った消耗品/目的語)」

※「used up」は「finished up」と入れ替えることも可能です

Adam used up the dressing.

Adam finished up the dressing.

Adamは、そのドレッシングを使い切った。

また、上記の目的語「the dressing」を「used/finished」と「up」の間に入れることも可能です。

Adam used the dressing up.

Adam finished the dressing up.

尚、目的語が「the dressing」ではなく「it」などの代名詞の場合、その代名詞は「used/finished」と「up」の間に入れる必要があります。

Adam used it up. ◯

Adam finished it up. ◯

Adam used up it. X

Adam finished up it. X

最後に、「Adamは、そのドレッシングを2ヶ月で使い切った」のように「2ヶ月で」という情報を追加したい場合、副詞句「in 2 months」を節の後に置きます。

Adam used up the dressing in 2 months. / Adam used the dressing up in 2 months.

Adam finished up the dressing in 2 months. / Adam finished the dressing up in 2 months.

難易度:6/10
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「〜をすることにした(〜をすることを決めた)」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に動詞「decide」の過去形を使用して表します。

主語 + decidedするのを決めたこと(to不定詞)

He decided to retire.

彼は引退することにした。

尚、「〜をすることを(まだ)決めていない」といいたい場合、一般的に動詞「decide」の現在完了形の否定を使用して表します。

主語 + hasn’t/haven’t decidedするのを決めてないこと(to不定詞)

He (still) hasn’t decided to retire.

He hasn’t decided to retire (yet).

彼は(まだ)引退することを決めていない。

※「still」または「yet」を使用すると「まだ」が強調されます。

難易度:6/10
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「He forgets to lock the door」と「He forgets locking the door」に意味の違いはありますか?

はい、あります。動詞の中には、続く動詞がto不定詞動名詞かによって意味が異なる場合があり、「forget」の場合は異なります。

①「He(主語)+ forgets(現在形)+ to不定詞(to + 動詞の原形)」の場合、

「彼は〜することを忘れる」という意味になります。

He (always) forgets to lock the door.

彼は(いつも)ドアの鍵をかけ忘れる。

②「He(主語)+ forgets(現在形)+ 動名詞」の場合、

「彼は〜したことを忘れる」という意味になります。

He (always) forgets locking the door.

彼は(いつも)ドアの鍵をかけたことを忘れる。

難易度:5/10
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「たまたま(偶然)〜をした」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に以下のような形式で表すことが可能です。

例:「彼は、たまたま(偶然)私と同じ料理を注文した」

happened(動詞「happen」の過去形)を使用した場合:

He + happened + to不定詞(to + 動詞の原形

He happened to order the same dish as me.

副詞「coincidentally」を使用した場合:

He + coincidentally動詞の過去形

He coincidentally ordered the same dish as me.

副詞句「by chance」を使用した場合:

He + 動詞の過去形by chance

He ordered the same dish as me by chance.
※「by chance」を「by coincidence」に入れ替えることも可能です。

難易度:6/10
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「one of my friends who live in Osaka」と「one of my friends who lives in Osaka」はどちらが正しいですか?

「one of my friends who live in Osaka」が正しいです。関係代名詞「who」に続く説明「live(s) in Osaka(大阪に住んでいる)」は名詞「one」ではなく「my friends」を修飾する為、動詞「live」は三人称複数形になります。

one of my friends who lives in Osaka X

one of my friends who live in Osaka 〇

大阪に住んでいる、私の(何人かの)友人の一人

尚、「one of my friends who live in Osaka」は文ではなく名詞句になります。従って、こちらを使用して文を作成する場合、主語は「one」である為、続く動詞は三人称単数形になります。

One of my friends who live in Osaka has a car.

大阪に住んでいる、私の(何人かの)友人の一人は車を持っている。

難易度:7/10
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