「間違えて(誤って)〜をした」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「間違えて、誤って」という意味を持つ以下の副詞を使用して表します。

「accidentally」

「mistakenly」

尚、これらの副詞は一般的に主動詞の前に置かれ、動詞を修飾します。

従って、「Aさんは間違えて(誤って)〜をした」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ accidentally(副詞)+ したこと(動詞の過去形)」

※「accidentally」は「mistakenly」と入れ替えることも可能です

Adam accidentally slipped.

Adamは誤って滑ってしまった。

Adam accidentally deleted the data.

Adamは間違ってデータを削除した。

これらの副詞の代わりに副詞句「by accident」または「by mistake」を使用することも可能です。この場合、それらは節の終わりに置かれます。

Adam slipped by accident.

Adam deleted the data by mistake.

難易度:6/10
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「Who did you see?」と「Who saw you?」のどちらが、動詞「see」の過去形の疑問文として正しいですか?

両方とも動詞「see」の過去形の疑問文として正しいですが、主語目的語が逆になっています。

①「Who did you see?」の場合、主語は「you」であり、目的語は「who」となります 。

Who did you see?(あなたは誰を見かけましたか?)

I saw Mike.(私はMikeを見かけました)

※「who」が疑問文の目的語になる場合、文法的には「who」ではなく「whom」が正しいのですが、一般的には「whom」の代わりに「who」が使用されています。

②「Who saw you?」の場合は、主語は「who」であり、目的語は「you」となります。

Who saw you?(誰があなたを見かけましたか?)

Mike saw me.(Mikeが私を見かけました)

「who」が疑問文の主語になる場合、主語と動詞の順番は平叙文と変わりません。

難易度:6/10
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「(消耗品など)を使い切った」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「使い切る」という意味を持つ句動詞「use up」または「finish up」の過去形を使用して表します。

従って、「Aさんは〇〇を使い切った」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ used up + 〇〇(使い切った消耗品/目的語)」

※「used up」は「finished up」と入れ替えることも可能です

Adam used up the dressing.

Adam finished up the dressing.

Adamは、そのドレッシングを使い切った。

また、上記の目的語「the dressing」を「used/finished」と「up」の間に入れることも可能です。

Adam used the dressing up.

Adam finished the dressing up.

尚、目的語が「the dressing」ではなく「it」などの代名詞の場合、その代名詞は「used/finished」と「up」の間に入れる必要があります。

Adam used it up. ◯

Adam finished it up. ◯

Adam used up it. X

Adam finished up it. X

最後に、「Adamは、そのドレッシングを2ヶ月で使い切った」のように「2ヶ月で」という情報を追加したい場合、副詞句「in 2 months」を節の後に置きます。

Adam used up the dressing in 2 months. / Adam used the dressing up in 2 months.

Adam finished up the dressing in 2 months. / Adam finished the dressing up in 2 months.

難易度:6/10
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「〜をすることにした(〜をすることを決めた)」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に動詞「decide」の過去形を使用して表します。

主語 + decidedするのを決めたこと(to不定詞)

He decided to retire.

彼は引退することにした。

尚、「〜をすることを(まだ)決めていない」といいたい場合、一般的に動詞「decide」の現在完了形の否定を使用して表します。

主語 + hasn’t/haven’t decidedするのを決めてないこと(to不定詞)

He (still) hasn’t decided to retire.

He hasn’t decided to retire (yet).

彼は(まだ)引退することを決めていない。

※「still」または「yet」を使用すると「まだ」が強調されます。

難易度:6/10
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「たまたま(偶然)〜をした」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に以下のような形式で表すことが可能です。

例:「彼は、たまたま(偶然)私と同じ料理を注文した」

happened(動詞「happen」の過去形)を使用した場合:

He + happened + to不定詞(to + 動詞の原形

He happened to order the same dish as me.

副詞「coincidentally」を使用した場合:

He + coincidentally動詞の過去形

He coincidentally ordered the same dish as me.

副詞句「by chance」を使用した場合:

He + 動詞の過去形by chance

He ordered the same dish as me by chance.
※「by chance」を「by coincidence」に入れ替えることも可能です。

難易度:6/10
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「わざと〜をした」といいたい場合、どのようにいえば良いですか?

一般的に、「わざと」という意味を持つ以下の副詞を使用して表します。

「intentionally」

「deliberately」

「purposefully」

尚、これらの副詞は一般的に主動詞の前に置かれ、動詞を修飾します。

従って、「Aさんはわざと〜をした」といいたい場合は、以下のように表します。

Aさん(主語)+ intentionally(副詞)+ したこと(動詞の過去形)」

※「intentionally」は「deliberately」または「purposefully」と入れ替えることも可能です

Adam intentionally lied.

Adamはわざと嘘をついた。

Adam intentionally missed the shot.

Adamはわざとシュートを外した。

これらの副詞の代わりに副詞句「on purpose」を使用することも可能です。この場合、「on purpose」は節の終わりに置かれます。

Adam lied on purpose.

Adam missed the shot on purpose.

難易度:6/10
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「何とか〜することができた」といいたい場合、どのように表しますか?

一般的に動詞「manage」または副詞「somehow」を使用して表します。

動詞「manage」を使用した場合:

主語managed(動詞「manage」の過去形)+ to + 動詞の原形

He managed to acquire the contract.

彼はその契約を何とか獲得することができた。

副詞「somehow」を使用した場合:

主語somehow動詞の過去形
※「somehow」は節の終わりに置くことも可能です

He somehow acquired the contract.

He acquired the contract somehow.

彼はその契約を何とか獲得することができた。

尚、動詞「manage」または副詞「somehow」の片方のみを使用した場合と意味は変わりませんが、両方を使用する人もいます。

He somehow managed to acquire the deal.

He managed to acquire the deal somehow.

難易度:6/10
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「電車に乗った」といいたい場合、ride/take/catch/getのうち、どの動詞を使用して表すのが適切ですか?

いずれの動詞も使用可能ですが、意味合いが異なります。従って、文脈によって使い分ける必要があります。

動詞「ride」の過去形を使用した場合:

I rode the train = 電車に乗った/電車で移動した

I rode the bullet train from Nagoya to Hiroshima during my vacation.

私は休暇中に、名古屋から広島まで新幹線に乗った(で移動した)。

動詞「take」の過去形を使用した場合:

I took the train = 電車に乗った/電車を使用した

I took the train to go to my client’s office.

私は電車に乗って(を使用して)クライアントのオフィスに行った。

動詞「catch」の過去形を使用した場合:

I caught the train = 電車に乗った/電車に間に合った

I caught the last train, so I didn’t have to take a taxi.

私は終電に乗った(に間に合った)ので、タクシーを使用する必要がなかった。

動詞「get」の過去形を使用した場合:

I got on the train = 電車に乗った/電車に乗り込んだ

I got on the train before the doors closed.

私はドアが閉まる前に電車に乗った(に乗り込んだ)。
※「get」の場合は句動詞である為、目的語「the train」の前に前置詞「on」が必要です

難易度:8/10
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日本では、お店が閉まっている時、窓などに「close」や「closed」の表記がされているのを見かけます。どちらが正しいですか?

「そのお店が閉まっている(状態である)」ということを示している為、「The store is closed」の「The store is」が省略されている「closed」が正しです。この「closed」は「閉まっている(状態である)」という意味を持つ形容詞です。

「close」だと、以下の例文のように動詞「閉まる」或いは、形容詞「近い」という意味になってしまいます。

The store closes (at 8 p.m. every day).
※三人称単数形

そのお店は(毎日午後8時に)閉まる。

The store is close.

そのお店は近くにある。

尚、「閉まっている(状態である)」は「closed」のように語尾に「-ed」が付いている形容詞が正しいですが、「開いている(状態である)」の表記は「opened」ではなく「open」が正しいです。

従って、「そのお店が開いている(営業している)」といいたい場合は、以下のように表します。

The store is open. ◯

The store is opened. X

また、過去形の動詞「opened」の場合、「開いた」という意味になります。

The store opened (at 9 a.m. yesterday).

そのお店は(昨日午前9時に)開いた。

難易度:5/10
関連リンク:「近い」という意味を持つ「close」と「near」に違いはありますか?

「以前は〜であった、〜をしていた」を表す「used to」の否定形は、「didn’t use to」と「didn’t used to」のどちらが正しいですか?

どちらの表現も一般的に使用されています。

但し、「didn’t used to」は「didn’t」で既に過去形(の否定形)になっているので、動詞「use」も過去形「used」になるのは間違っていると考える人もいます。従って、試験などでは「didn’t use to」を使用する事が勧められています。

The river didn’t use to be that dirty.

The river didn’t used to be that dirty.(試験などでは使用しない方が良い)

その川は、以前はそれほど汚れていなかった。

He didn’t use to study.

He didn’t used to study.(試験などでは使用しない方が良い)

彼は、以前は勉強していなかった。

参考:Cambridge Dictionary

難易度:7/10
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