関係代名詞の「that」と「which」の違いは何ですか?

両方とも関係代名詞ですが、「that」は制限節(文全体に影響を与える必要な情報を挿入する節)を紹介する時に使用され、「which」は非制限節(文全体に影響を与えることのない追加情報を挿入する節)を紹介する時に使用されます。

① 「That」を使用する制限節の場合、「that」の後に来る情報があるかないかで、文章の意味が変わってしまいます。

All shirts that have special price tags are on sale.

特別な値札が付いている全シャツはセールになっている。

All shirts that have special price tags are on sale.

全シャツはセールになっている。

「That」の後に来る「特別な値札が付いている」と言う情報があるかないかで、本文章が伝えたい意味が変わってしまいます。

② 「Which」を使用する非制限節の場合、「which」の後に来る情報は追加情報であり、あってもなくても、別に文章の意味は変わりません。

Apple, which is a global company, has stores in 20 countries.

グローバルな会社であるAppleは、20ヶ国に店を持つ。

Apple, which is a global brand, has stores in 20 countries.

Appleは、20ヶ国に店を持つ。

「Which」の後に来る「グローバルな会社である」と言う情報があってもなくても、別に本文章が伝えたい意味が変わりません。

※「Which」の非制限節の場合、「which」から始まる節の前後に「,」が必要となります。

難易度:6/10
関連リンク:関係代名詞の「that」と「who」の違いは?